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20230630:ヴェニシア.S.スミスさん逝く(ハーブ料理家等) [故人を悼む]

 6月21日に逝去。 享年72歳。

 大原@京都で自家栽培中心のハーブを駆使した様々な料理を紹介されていた。
 タイトルに惹かれて観た
   "猫のしっぽ カエルの手"(NHK’ET)

で想わずに引き込まれた "手作り" の日常的生活風景。
 最初から感じていたのは "品の良い" 振る舞いだった。
 羨ましかったですねぇ。
 私等日本人の多くよりも綺麗な日本語をお話になる方だった上に、鷹揚な性格を滲ませる方だったが、それもその筈だった。 英国貴族階級出自で、1971年に来日されたと言うから半世紀を超える滞日だ。
 ご主人って言い方は今は避けられるべき用語の様だが、その方は日本人山岳写真家で、この方もSNSを発信しておられていて、これも穏やかな印象で好感を抱いていた。
 自分は歳だけは経った一老生に過ぎないが、少なくとも自分よりも日本人の心情を理解されているご夫婦の様に想え、チコッと恥ずかしい。
 素直に黙祷です。

20230629:読書感想文 [雑感]

 一週間程も前の報道だっただろうか、文科省が "中学校等夏休みの宿題" とした "読書感想文" を対話生成AIに書かせる様な使い方を禁止する旨の指導要綱を作成中とあった。
 成る程・・・あと3週間程もすれば夏休みだもんねぇ。 "先手" を打ってきたか。

 そんな感じを受けた老生が、試しに
  *あなた(=生成AI)は経験豊かな読書家だ。
  *既に古今東西の多くの書等を読み取っている。
  *そこで以下の読後感想を日本の中学生レベルの学識でまとめて欲しい:
   -W.ゲーテ:"ファウスト"
   -M.トウェイン:"トムソーヤーの冒険"
   -夏目漱石:"吾輩は猫である"
   -松本清張:"日本の黒い霧"

と "思い付き" で問いかけたら、とても老生では "思いも付かない" 立派な感想文が返ってきた。
 そこで
   もう少しレベルを落とし、かつ箇条書きした作文で願いたい

と問いかけたら、これにも見事に対応してくれた。

 気の利いた中学生なら、これを "下敷き" に脚色して、自らの感想文を簡単に書き下せそうだ。 正に "時短" だ。 "タイパ" だ。
 来年にでもなれば殆どの中学生が生成AIを使いこなせる様になっているだろうから、読書感想文の様な古色蒼然とした宿題なんぞ止めて、"どんな宿題なら良いのか"、教師の方がAIに相談したらどうか・・・なんて想いましたデス。

ついでに:
 チャットGPTも、GPT基チャットBingも、BARDも基本は英語圏ベースの大規模言語モデルによっているので我が国の小説なんぞは学習していないのだろう・・・て想っていましたが、意外とそうでも無さそうでしたよ。 あはっ!

但し:
 ミステリ小説の解説は得意だが、
   犯人は誰?

って聴いても、
   それにはお答え出来ません

って返ってくるからその程度の "良識" はお持ちだ。
 "良く学習" してる様デス。

20230628:”冒険者” に弔意(タイタニック号観光潜水艇事故) [故人を悼む]

 4Km程の深海に横たわっているタイタニック号を間近で観光する潜水艇・・・水圧に耐えきれず圧縮破壊して乗船5名が犠牲になった・・・との報道だ(23日AM)。

 "4Km・・・も、無謀だなぁ" ・・・ と想っていたら、既にルーチン化した "観光業" との事で、加えて驚いた事に日本人でも乗船経験者がいて、間近に観たタイタニック号の模様を紹介していた事だった。

 老生の様な臆病者には "民間宇宙飛行" を含めてとても考えられない "冒険" だが、人によっては金持ちの "気まぐれ" とか "蛮勇" って言うかもしれない。
 が、老生は同時に新型コロナのパンデミック初期の頃、"ヒューマン・チャレンジ" と称する試みが米欧で開始され、それに参加する若者等が結構大勢いたとの報道に大袈裟に言えば驚愕してしまった事を何故か想い出す。
 これを報道したTVニュース番組のMCは
   とても日本では考えられない

って言ってましたよ。

 彼等彼女等には未知なるものへ挑戦せずにはいられないDNAを持っているとすれば、結局とどのつまりは、深層心理の底には彼我の絶対的な "違い" を感じずにはいられない。 その根源は狩猟民族と農耕民族の決定的な違いに由来していると老生は信じている(が、根拠の無い妄想かもだ)。
 まぁ、そんな訳で、縁もゆかりも無い5名の方々だが、彼等の "冒険+勇気" に弔意を感じずにはいられない。

付記:
 最近、NHKBSで "アポロ13号" が再放されていて、その録画していたのを観ていた時期とこの事故報道が重なっていた事もあって "劇的な救出" になるのでは・・・なんて想っていた老生は余りにも幼稚でかつ愚かでした。

もう一つの付記:
 その後の報道で、事故を起こした潜水艇運営会社には深海観光を継続するには危険が多過ぎるとの警告が何回も出されていた事を知った。
 とすれば、タイタニック号の氷山との激突による沈没も事前に警告が出されていた様だったから、偶然が重なった悲劇と言えるのかも。
 それでも老生は彼等には弔意を示したい。

更に加えて:
 ICTを巧みに活用して若くして超金持ちになっただけで無く、ロシアから打ち上げて貰って宇宙ステーションへ辿り着き、しばらくの間にそこでの滞在を "楽しみ"、やはりロシアのロケットで帰還した前澤某氏の様な "挑戦魂満載(?)" の日本人もいる。
 彼は "正月にカネをばらまく" ・・・ って様な、老生には訳の解らん事ばかりする変人では無い様で、次なる冒険は "マリアナ海溝" を間近に観る事だそうだし、更にその次は "月周回旅行" も考えているそうだ。
 こう言う日本人がいる事にチコッと "ホッと" する老生は、自分自身を理解出来ないでおりまする。

20230627:優先と占有(電車内座席) [雑感]

 10日程も前だろうか、駐日ジョージア大使のSNSが発端になって空いた電車内 "優先席" に座る事の "是非論争" が繰り広げられた様だ。 空いた車内の空いている優先席。 そこに座る事の是非だ。
 駐日大使の弁は、
   空いている時は優先席を利用しても良い
   そこを利用すべき人が来れば譲る

だった。
 至極尤もで、反論の余地が無い・・・と想っていたら、
   そこは優先席だから空いている時でも利用すべきでは無い

との反論があったそうだ。

 はて・・・この反論は "優先席" と "占有席" をごっちゃにしていて、論理が破綻と老生は想う。
 "占有席" であれば、何時いかなる時でも必要とする乗客の有無にかかわらず利用するのは遠慮すべきとする論理も成り立つだろうが、 "優先席" は席を設けたコンセプトが全く違う。

 大使の論理の方が勝っていると迄は言わないが、的を射ている。
 それもその筈だろう。 何故なら、外交上は国を代表する立場にあり、ディベートを勝ち抜いて来られた外交官エリートだろうから、論理構成は得意だろうからだ。
 脇から眺めているとどちらが有利か、直ぐに解る。

20230626:石油タンカー運航を阻止して未来を取り戻すだとぉ? [雑感]

 スウェーデン南部の都市マルメと言えば、あの有名な世界的ベストセラーになった警察小説シリーズ( 原著作者=ペール・ヴァールー&マイ・シューヴァル共著:”刑事マルティン・ベック” )でもたびたび事件の舞台になった所だ(残念ながら訪ねた事はありませんが)。

 あの環境活動家として名をなしているグレタ嬢が同士と共にこの港に入港しようとする石油タンカーの運航を物理的に阻止したとして警察に逮捕されたとの報道(2023年6月20日付けエクスプレス紙@英国)だ。

 同嬢は
  3日連続でマルメ石油港の石油タンカーを阻止した。
  気候危機は人々にとって生死に関わる問題だ。
  私たちは化石燃料インフラを物理的に停止する事を選択した。
  私たちは未来を取り戻している。

と呟いているそうだ。

 どう考えようと勝手だが、この方は "LCA"( "ライフ・サイクル・アセスメント" )をご存じないか、理解出来ていない事を自ら表明している・・・としか、老生には想えない。
 タンカーを物理的に止めても気候変動は止まらない。 停泊させられたタンカーは、むしろ本来は使用しないで済んだ燃料を余計に使い込んでいた筈だし、それは余計な枯渇性資源消費量&二酸化炭素排出量をもたらすだけで、気候変動阻止の趣旨とは噛み合わない行動だ。
 民衆の力を掻き集めたいのであれば、民衆の心を掴み取る合理的行動が必要なのに、想いに任せたタンカー停止では同意する原動力になるとは到底想えない。

一歩引き下がって言うとすれば・・・:
 問題は現役世代や老生の様な世代の共感では無く、Z-世代がどう捉えているか・・・の方がポイントだ。
 つい最近の事だったと想うが、
   既に地球環境は "限界" に達している

と世界の学識者が集まって警告していたが、それを真摯に受け止めざるを得ないのはその影響をモロに被るZ-世代だろうから、彼等彼女等が社会の主役になる時代には何かが変わるかも知れない・・・僅かな "希望" だ。
 つまりは、Z-世代はグレタ嬢の様な感情の起伏で行動するのでは無く、LCAを正しく理解して合理的に行動してくれるだろう・・・と老生は期待するのだが、果たしてどうか。
 それ迄は気候変動が収まる事は無かろうし、それどころか悪化の一途を辿っているに違い無い・・・そう老生は考えている。
 残念です。

20230625:”オータニ漬け” [自分の事]

 自分は漬け物を余り好まないが、これは例外だ。
 L.エンゼルス@MLBがたとえ "なおエ" であっても午前中はその実況中継若しくはその録画を、お昼から寝る迄のニュース番組ではその "おさらい" を何回も*2も観聴きするのが実に楽しい。 特に彼のホームランの時は・・・
 NHKと民放各局が流す時刻が微妙にズレているのでザッピングしていると続けて観て取れ、そんな時は一日に少なくとも10回は観ている勘定だ・・・勿論、6月に入ってから打撃絶好調のオータニ選手の事であります。

 我がワイフ殿から
   良く飽きないわねぇ・・・何回観ているの?

ってからかわれる毎日だ。
 まるで
   オータニ "漬け"

だ。
 でも苦にならないから不思議だ。
 今の政治に不満だらけなのでこの "漬け物" が無くなる事はなかろうて。

ついでに:
 あのイチローさんがヒットをジャン*2打って "安打製造機" だった時は "こんな楽しさもあるんだ" ・・・ って想っていたが、ベースボールの打撃の花はやっぱ豪快なホームラン・・・単純&無節操な老生はMLBのTV中継観ていて、つくづくそう想ってしまう。
 強いて表現すれば、かっての松井選手のホームランは、古い言葉で恥ずかしいが "弾丸ライナー" 型に対して、オータニ選手のそれはトラウト選手とかジャッジ選手と同じ様にバットで杓い揚げる "アーチ" 型だ。 オータニ選手はMLB流儀に "完全同化" しているとしか想えない。
 時々アナが "すッげ~アーチ!" ・・・って叫ぶのを聴いているんだが、成る程・・・って想うのです。
 絶好調・・・何時までも続いて欲しい。

20230624:名投手二人逝く(杉下氏&北別府氏@ニッポン・プロ野球) [故人を悼む]

 期せずして元・中日ドラゴンズと元・広島カープの伝説的名投手の訃報がほぼ同時に伝えられた(6月17日):
   杉下 茂氏:6月12日に逝去。享年97歳。
   北別府 学氏:6月16日に逝去。享年65歳。

 杉下さんは "フォーク・ボールの神様" と称される程、まか不思議な "くせ球" で他チームを翻弄してセリーグ優勝と日本シリーズを制覇している。
 6年連続で20勝以上、一シーズンで32勝した事もあり、通算215勝を記録していて、投手分業制が確立した今ではこれを越える投手は現れないのではなかろうか。

 北別府さんは黄金時だった広島カープのエース。 精密な制球力の持ち主で通算213勝をあげている。 やはり不世出の名投手と言える。

 今のNPBを知らない老生であっても、こう言う別格の投手が活躍された時期もあった事は覚えているのだ。
 お二人のご冥福を祈る次第です。
 黙祷。

20230623:”森” 違い(日の本の国の ”森” & 森に住む人々の国の ”森” ) [雑感]

 気になる記事が眼についた:
   ドイツの森林官 - 医師並みの人気
    -多様な色彩、明治神宮の森のモデル
   (日経紙:2023年6月14日付け朝刊国際紙面)

 ドイツの森林が持続可能な形で維持管理され、見守られているのに対して、日本では・・・って調子の "外国礼賛" 内容になっている事が気になった。

 チコッと待ってくれ。
 ドイツは基本的に一部の旧東独/旧西独境界線に沿った低い山並みとライン河等沿いの一部岸壁、それにアルプス山脈裾野である南部を除けばその大部が平坦で、運河が国中を縦横に走っている位だし、自転車で全国を走り回る事が出来る程の欧州における自転車王国の一つだ。 有名な "黒い森" では自動車進入が禁止され、自転車道路が整備されているなんぞは、逆立ちしても我が国にはそんな地理的環境そのものが無い。

 我が国は急峻な山岳地域が殆どで、海岸沿いの僅かな平坦地域(: その殆どが "ブラタモリ" で知った "扇状地帯" と言う奴だ)に "しがみついて" 暮らしているのが私等の基本で、山岳地域にはチコッと拡がる盆地とかに住み着いているに過ぎない・・・自虐的な言い方で m(_ _)m だけど、ドイツ文学者で多面的展望からドイツと言う国とドイツ人を考察して来られた故・小塩節氏(おしおたかし;2022年5月12日に逝去。享年91歳)の言でもあります。
 そんな急峻な山岳地域の森林管理の難度はドイツの比では無い事を無視してはならない。
 
加えて:
 ドイツ国土を表すドイツ語:"Deutschland" は、
   森に住む人々の土地

の意から来ている程に、国の成り立ち自体が森林と縁の深い事を知っておく必要がある。 "だからこその森林官" なのだ。

 この様な歴史的かつ地形的な背景を無視した礼賛記事が今の時代に全国紙に掲載される事自体に驚いた次第デス。

付記:
 "明治神宮の森" は天然ではなく、明治/大正/昭和の時代の人々が1K年続く設計に基づいた人工森林で、その維持管理を含めた詳細が今は昔NHKTVで紹介されていた。
 一方の神宮外苑は明治神宮の内苑に対する外苑であって、その基盤を明治神宮が管理する地域であり、あの有名な銀杏並木も遠近法を意識した人工設計物だ。
 内苑も外苑も持ち主は宗教法人たる明治神宮であって、東京都が管理/干渉出来る部分は限られている筈だが、内苑&外苑の "森林" を愛でる人達が再開発計画に "待った" をかけるのは良く理解出来る。
 税金で保護されている神宮内苑/外苑であれば国か自治体へ抗議するのは当然だが、現実はこれら内苑&外苑の維持管理は所有者である神宮側にある。 その負担額がどのくらいか想像も出来ないが、宗教法人とは言え、恐らくは耐え切れ無くなっての再開発計画が民間デベロッパーによって具体化されてきたのだろう。
 抗議の宛先は国や自治体では無くて明治神宮なのでは・・・そんな感じを抱いていた折も折に冒頭記事が眼に付いたのでした。
 愛でる側も、愛でるだけでは無く、維持管理にも責任を持たなくては・・・と老生は考える。

20230622:無理も無い(キャリア組東大卒10年で半減) [ただの私見]

 本年春に実施した国家公務員総合職(即ち、所謂 "キャリア官僚" )試験結果が公表されていて(6月8日:人事院)、それに依れば "本流" とされる東大卒合格者数が激減し、ここ10年で半減しているそうだ:
   霞ヶ関「東大卒」10年で半減
    - キャリア官僚合格200人割れ
    - 働き方改革の遅れ響く
   (日経紙:2023年6月9日付け朝刊政治・外交紙面)

 勿論の事だが、これは東大卒の学力が低下した訳では無く、そも*2が国家公務員職を就職先に選ばなくなったと言う事に過ぎない。 はっきり言ってしまえば、中央省庁は職場として観れば完全な "ブラック" で、ほぼ連日深夜迄の "資料作り" の連続・・・とのイメージしか無いから無理も無い。

 国会開催中は議員からの問い合わせ資料の作成に追われ、本来は国家のあり方を計る為に・・・と意気込んで入省入庁したのに
   気の滅入る雑用ばかりだ

・・・とは、老生がかってお付き合いした某省某課の某課長補佐氏の言だった(この方は見切りをつけて某大手民間シンクタンクへ勤務先を変え、今は活躍の真っ盛りで、再会すると実に若々しい)。 今は昔の事だったが、"霞ヶ関の実態" は未だに変わっていない様だ。

とどのつまりは:
 明らかに自らに比べて "学識の劣る" 国会先生方から指図される馬鹿*2しさに "不快さ"、更には "憤り" さえ感ずる様になってしまうのだろう・・・そう推察する。
 妄想を逞しくすれば、これも国家大系を計るべき政治家が劣化してしまった事と連動しているのだろう・・・そう想わざるを得ない。

加えて・・・:
 気の利いた大手民間企業では良質人材を好条件で掻き集めているから、東大卒に限らず "大卒の霞ヶ関離れ" の加速化は避けられないと推察するのは容易だ。
 引用記事では "働き方改革" が遅れていると指摘していたが、老生の見方はチコッと違っていて、現状改革は国会の先生方の "放漫さ" を改革する事無くして成し遂げられる筈は無い・・・そう確信している。
 "身を切る事は絶対にしない" 国会の先生方の現状が変わるとは想え無いから、結局は霞ヶ関における働き方改革は残念ながら "永遠に成し遂げられない" ・・・ のが老生の結論だ。
 昨日投稿ブログに引き続いての "残念" と言うしか無い。

ついでに:
 そう言えば、身を切る改革・・・って主張する躍進政党があったっけ。
 国会で質問する時のパワポやエクセル資料、自前でしたか?

20230621:”国産” 生成AI・・・開発成功を期待するけど [ただの私見]

 "対話生成AI" の基盤技術は、ほぼ全てがGoogle社での研究開発チームのものに端を発していると聴いている。 "大規模言語モデル" と呼称された "GPT"( "Generative Pretrained Transformer" ) が大元になって、G-社開発者が独立して現在の多種多様対話生成AIになり、今現在尚も "高度化発展中" と理解している。

 現時点で極く*2一般市民にとって最も身近なのは "無料" で公開されている
   チャットGPT(@オープンAI社)・・・①
   GPT-基チャットモードBing(@MS社)・・・②

   試作版BARD(@Google社)・・・③

だろう。
 ①と②の違いは、
   GPTの版違い:②の方が新版
   参照DBの規模:①<②)

と伝えられている。 とすれば無料公開版としては①よりも②がお徳(?)かもだ。

ところで:
 日経紙が①と③の優劣って言うか、使い勝手を比較検証していた記事(2023年6月3日)があったが、老生の拙い経験では何となく③の方が親切丁寧&より的確な応答の様な印象を持っているものの、勿論これが絶対である筈は無い。 何故なら質問の内容&仕方で応答内容が可成り変動するからだ(実際、冒頭引用記事では①の方が一歩先んじているとの評価だった)。

 間違いが多く、尤もらしいだけで "使い物" にならないとか、見かけだけで "新しい知見" は出て来ていない・・・何て "腐す" 人が多いけど、自分はそうは想わない。
 間違いは人間につきものだし、使い物にならない人間様も超多いし、画期的な新たな発明若しくは発見は過去経験智の脈絡の無い組み合わせから突然変異的に発生するのが実態だからだ( "無" から "有" は生じない )。
 今後、①、②&③ともに改良+有料版では特定分野の強化学習で回答の "完成度" が飛躍的に改善されていくに違い無い筈だ。

こんな外部環境下で・・・:
 国は "AI戦略会議" なるもんを立ち上げて "国産生成AI" を開発すべく論点整理を始めている。 会議座長を務める著名な学識者の方がいつだったか、
   我が国には先端半導体技術があるから・・・

と言って自信(?)の程を示されていた。
 が、これは我が国半導体産業の裏表を知り尽くした専門家からは
   そう言う時代はあったが、今は全く違う

と指摘されるに違いない・・・残念だが。

ところが、そんな折も折に・・・:
 NTT社が "国産生成AI" を開発して、特に金融&医療分野での顧客毎に特化し最適化していくとの事だ:
   NTT、生成AI開発
    -金融・医療 顧客毎に最適化
   (日経紙:2023年6月10日付け朝刊第一面トップ記事)

 大いに結構な取り組みだと想うけど、何処の業態でも有意な革新的技術に敏感なところでは既に①の有料版で契約を済ませ、生き残りをかけて自社事業に特化し、強化学習させた上で実用に供しているのではなかろうか。
 とすれば、その様な既に走り始めている所でのNTT-版への切り替えはそう簡単な話では無い。 大きな困難を伴う・・・と自分は想う。
 つまりは、はっきり言って "遅過ぎ" と言う事だ。

 今一つの懸念は、我が国のICTの先端部門では、例の国家プロジェクト「東大くん」で見られた様に大規模言語モデル開発に失敗している。 最先端を切り開いている米国勢を今更になって追い越すのは我が国ICT先端部門を以てしても至難だ・・・とだけは言わせて貰おう。

 加えて言えば、国産ソフトウェアはどうでもいいレベルの機能が盛りだくさん過ぎて "切れ" に乏しい・・・長い間の経験からそう想わざるを得ない。 まるで我が国の家電製品が使いもしない機能を満載して高価格にして市場で主役を演じ切れていないかの様にだ。

でも・・・:
 懸念材料は沢山あるのだが、とにあれNTT社の奮迅を期待する・・・しっきゃ無い。 でもオッズは相当高い。
 NTT社は "i-mode メール" の失敗を学習しておいて欲しい。
 ガラケーを再現する様な生成AIでは貴重な資の無駄遣いに終わってしまう。

20230620:ご対面! アライグマ [自分の事]

 チコッと前の晩の事だ。
 ちっぽけな庭とも言えない庭に面した、これもちっぽけな縁側みたいなデッキみたいな所でなにやらゴソゴソの音がしていた。
 ナンだと怪しんで戸を開けて覗くと、
 何とっ! 可愛らしいちっこけなタヌキが!

と想ったが、良く観ると眼の周りが隈取りされていて、
 アライグマ

の様だ。
 人間様にチコッとは見慣れているのか、逃げもせずに老生としばらくは "にらめっこ" していたが、やがて食べ物を貰えそうに無いと想ったのか、逃げていった。
 里山にタヌキの家族が住み着いているとは知っていたけどなぁ、アライグマとは驚いた。
 小さいと言ってもありゃぁニャンよりは二回りも三回り程も大きい。 出会ったらニャンがとても戦える敵ではあるまい。

 翌日近所の方に聴いたところ、最近、里山奥の方に住み着いているらしい・・・だと。
 どこからやっていたのか、誰も知らない様だ。
 想いたくは無いが、飼いきれなくなった何処かのケシカラン奴が夜陰に紛れて・・・か?
 でも、アライグマは特別な事情が無い限りは一般家庭で飼育は出来ない筈だがなぁ。

 自然が残っているのは大歓迎なんだが・・・時にこんな事が起こると複雑な心境ではありまする。

20230619:$500万- [雑感]

 2週間程前の事だったが、未だに大きな話題にはなっていないので敢えての投稿です。

 たったの$500万- かよっ!・・・の感じしかしない。
 あのダム決壊@ウクライナで洪水の被害に遭われた住民への緊急人道支援額だ。 岸田総理大臣が9日午後のゼ-大統領との電話会談で伝えたと言う。

 今のレイトで凡そ¥7億円- だ。
 一等+前後賞併せて¥12億円- のジャンボ宝くじがあるこの日本での¥7億円- だ。 開催期間中の国会運営経費は凡そ¥3億円-/日のこの日本での¥7億円- だ。

 たったの¥7億円- かよ。
 これが専制国家から軍事侵略を受けて国土&国民を焦土化され、日常生活を破壊され続けている民主国家を支援する額かよ。
 ウ-国が疲弊して侵略国家に負けでもしたら、それに勢いづいて沖縄や北海道を侵略せんとする専制独裁国家がすぐ傍にあるって言うのに・・・なんて言う危機感の欠如だ。

第一:
 2023年度国家予算によれば、計上されている予備費の中には "ウクライナ情勢経済緊急対応予備費" として "¥1兆円-" があるじゃないか。
 軍事面では貢献出来ない我が国がこの程度の人道支援では情けなさ過ぎないか。
 あの湾岸戦争で国連側支援をカネだけで済まそうとして被災国からは感謝リストから外され、世界の嗤いモノになった事を忘れちまったのか。
 "二の舞" になったらどうする。

20230618:¥6.7K万円 [雑感]

 今年1月3日に大手回転寿司店の岐阜県内店舗で湯飲みとか醤油差しを "舐め回す" 様を撮影した動画をSNS上に投稿し、拡散させた迷惑行為。 これを起こした少年へ寿司店側が民事裁判で提訴(3月)した損害賠償額だ。
 えっ! 株価も下がったんだろう? 店舗設備も更新したんだと伝えられていたが、たったこれぽっちの損害で済んでいたのか?・・・このニュースを見聞きした瞬間の感想だった。
 この額がどの程度に認められるか自分には解らないが、この少年の家庭で楽々負担出来る額とは想えない。
 少年側は
   -反省している
   -売り上げが↓なのは競争が激しいから

云々を理由に提訴棄却を要請しているそうだ。

 馬鹿なっ!
 当事者でない自分が観聞きしても、この事件は極めて不快で、憤りさえ覚える程の厭な下劣極まる事件だ。
 回転寿司は、"高過ぎる回らない寿司店" をそう*2に利用出来ない一般庶民が安心して楽しむ事が出来る数少ない味方だ。 ネタとシャリの一体感だって、今は昔の回転寿司とは随分と違って出来上がってきている筈だ。

 この基本コンセプトを壊した罪はそう簡単には帳消しにしてはならない。
 "反省すれば損害賠償しないでいい" なんて事になれば "司法は要らない"。
 "噴飯" ものだし、競争が激しい業界だからこそこの種の迷惑行為を受けた打撃は深刻だろう。

 例え少年が起こした事件であっても甘えは許されないし、許してはならない。 老生はこの少年とは面識も何も無いが、厳罰を望む。 裁判の結果を注視したい。

ついでに:
 某タレントさんが
   裏方で働かせて苦労を知らしめる

罰を与えたら・・・ってコメントしたとのネットニュースを観たが、これは"刑事" 裁判の判決としてなら実社会の経験をさせて自らが起こした犯罪の罪を理解する意味で可能性を否定しないが、本件は "民事" 裁判だ。 純粋に経済的損害の賠償を求めているに過ぎない。
 このタレントさんはそこが解っていない。

しかし・・・:
 その程度の知識でマネーが稼げるタレント稼業って、正直羨ましい。

20230617:DXは進まない/進めない&AI判事早期期待説 [ただの私見]

 マイナカード・トラブルを観聴きする度に、我が国ではDX(デジタル・トランスフォーメーション)が遅々として進まない・・・って言うよりも "進めない"。
 仕掛ける方にも仕掛けられる方にも論点過多だ。

 我が国のICT(情報通信技術)を牛耳る大手企業は限られていて、それぞれが中央省庁に入り込み、自社システムを導入して相互侵入させない様にしているから、政府全体の統一的な、かつシームレスなシステムが構築されちまっては旨みが無くなってしまう。
 だから国が進めるDXには初めっからハードルの数が多く、かつ高い。

 一方の役人や、果ては一般市民等の利用者の多くは依然として "紙信仰" が強く、社会全体がDXをすんなり受け止められるのは巷間伝えられている "Z世代" が現役主役になる頃だろう・・・とは老生の印象だ。 早くて10年、遅くて20~30年・・・ってところか。
 つまりは、DX化された我が国を老生が観る事は無いだろうて。 へっ!

特に:
 裁判所が貴重な裁判記録を廃棄して、最高裁事務方が謝罪したが、単にそれだけで責任は取らないし、また記録のデジタル化保存には完璧な迄に全く以て後ろ向きだ。
 これではマイナカードで今起きているトラブルの本質を見逃してDXを否定的に捉える風潮を後押ししている様なもんだ・・・って想っていたら、珍しくも老生と同じ、あるいは近い論旨を観た:
   マイナカード騒動の教訓(執筆名:大愚)
   (日経紙:2023年6月7日付け朝刊マーケット情報)

 さすがにこの記事には無かったけど、先例主義に縛られている裁判の世界では、判事の多くはAIで代替出来るのでは無かろうか・・・とさえ想ってしまう最近の判例だ。
 そうしてはならじ・・・って裏事情があるが故の裁判記録DX化を拒む真の理由ではなかろうかとさえ邪推してしまう。 DX化されれば先例なんぞ即座にわかるからねぇ。
 早急なDXが求められてしかるべくは司法の世界かもだ。

20230616:スポーツマン・シップ&スポーツパーソン・シップ [雑感]

 全仏テニス・女子ダブルス3回戦での "事故" が "事件" になった。
 例の意図しない返却ボールが "ボールパーソン" の頭に当たった事故の事だ。
 相手側の執拗な審判への抗議が基でボール返却組が失格となってしまったが、抗議組が "スポーツマン・シップ" にかけるとの批判が巻き起こり、"大惨事"(?) となっている。

 自分は事の是非を論ずるのではないが、全く別の視点から "疑問" になっている事があった。

 被害に遭ったのは女子だったが、TVニュース映像では "ボールパーソン" と呼ばれていた(勿論、"ボールガール" と呼んでいた報道もあった)。
 一方で "スポーツマン・シップ" が叫ばれ、"スポーツパーソン・シップ" なる用語が使われた形跡は見当たらない。

 何故だか解らない。
 違いがあるのか、別の概念なのか、まだ一般的に流布されていないだけなのか、英語情報ネットで探っても解らなかった。
 不思議だ。

ついでに:
 抗議組選手のイメージ↓は彼女等の母国のそれさえも↓しかねない・・・とのネットニュースを観た。
 つまりは、WBC2023では日本代表と闘ったチェコ代表の邪念が見えない挙動が急速なチェコ国への親近感を醸成したかと想ったら、今度は抗議組の一人がチェコ人だったことから "なんてこったっ!" ・・・ って、不満が湧き上がったと聴いたのだった。
 成る程、当人とは関係なく、"国旗" を背負っている・・・って事の意味はこう言う事なんだ・・・背負った事の無い老生はこの歳にして初めて知った事でした・・・ワイ。

20230615:同根?(公私混同&著作権無視) [雑感]

 最近の事だが、共通語として "若者" があった。

1.一つは、岸田総理大臣ご子息の公邸での "公私混同どんちゃん忘年会" に関して、新聞だったかネットニュースだったか、"若者" の多くが
   そんなに問題にする事か
   たいした事では無い

と感じているとの記事だった。
 公私混同に対する受け取り方の基本が老生とは途轍もなく大きく違う。

2.今一つは、マンガやアニメを著作権無視の海賊版をネットで無料公開しているサイトがあって、"若者" 中心で利用者が拡がっているって記事だった:
   「海賊版」ダメ 若者知って
    - 国や民間、中高生向け動画教材
    - 権利侵害の意識高める
   (日経紙:2023年6月1日付け夕刊社会面トップ)

 この二つに登場している "若者" がどれだけ重なっているのか、老生には解り様が無いが、ざっくり言って背景は "同根" だ・・・との受け取りだ。
 だが、これだけで
   今の若者の多くは自律基準が低い

・・・とは言いたくは無いものの、昭和世代生き残りの老生から観ると随分と心構えが "ゆる過ぎて" 老獪な年配者の "餌食" になりやしないかと "いらぬ心配" さえしてしまう。
 まぁ、どうせ赤の他人だからどうでも良いけど・・・って想ったら、こっとらが人間お終いになっちまうのだが・・・

ところがこんな事が発覚:
 著作権を無視した違法な "科学論文無料掲載サイト" があって、中国&米国を筆頭に、残念ながら我が国を含めた世界中の科学者がダウンロードしているとの毎日新聞ネット記事を見つけた(6月6日)。
 掲載学術雑誌購読料の高騰が背景にある・・・って、こりゃぁマンガやアニメの海賊サイトがあって、それを無料閲覧していると呼びかけられた "若者" と同じじゃぁ無いかえ?
 科学技術をもってこの国を何とかしようとの高い志しを持っている筈の学識者様らがこれじゃ、"今の若いもんは" ・・・ なんて、金輪際言えんぞなもし。

因みに:
 老生は人生最後とした論文を書き上げたけど、それなりの認められている学術雑誌掲載料金が余りに高過ぎて投稿を諦めました・・・ガッカリです。

20230614:共有する [雑感]

 会話時に使う・・・これは明らかに "令和" であって "昭和" では無いと感じている( "平成" がどうか、老生には解らない)。
 老生の様な昭和世代生き残り同士の会話では言った覚えが無いし、聞いた事も無い。
 が、最近のTVドラマで、スマホを受ける時に "音声出し" で同席の人に会話を聞かせる時など
   誰それさんと "共有" します

なんて言ったりしている。
 初めて耳にした時、
   キョウユウ・・・? はて何の事じゃ

って想ったりしていたが、今ではきちんと "共有" と瞬時に理解出来る様になりましたよ。

 言い訳じみているけど、NEAC機械語やFortranから習い始めてコンピューターに馴染んできた自分の様な世代では、そも*2の訳語が不足していて解説書の英単語を無批判的にそのまま使わざる得なかった事が多かったから、プログラムとかデーター等を仲間と一緒に持ち合わせる場合には "シェアする" って言って来ていた。

 でも "共有" は立派かつ正当な日本語だし、どうして使われなかったのか、今になって想う。
 消耗されずに今後永らく使われれば・・・とも想う。
 折角ご訪問戴いたのに "たわいない話" で申し訳ありません。

20230613:中央分離帯樹木 [雑感]

 見事なクスノキが写真付きで紹介されていた:
   国道真ん中、名古屋見守る「名木」
   (日経紙:2023年6月1日付け夕刊くらしナビ紙面)

 名古屋市営地下鉄桜通線「高岳」駅徒歩10分程の所とあった。
 現役の頃は頻繁に名古屋市へ出向いていたし、この地下鉄も乗車経験あった筈だが、この名木を観た記憶は無い。

 今では環境整備の一環として道路中央分離帯へ樹木を植裁する事は極く*2普通になったが、何か昔からの曰くがあって道路整備区域内であっても伐採できずに残された樹木も少なからずある筈だ。 その場合の多くは道路の方が "遠慮" して囲む様にして迂回している訳で、冒頭の引用はその一例なんだろうな。

 自分の記憶では板橋区@東京都を走る川越街道にも見事な複数のケヤキがあった様に想う。
 念の為にネットで探したら、関東大震災復興事業の一環として植裁された "5本ケヤキ" を大事に保存している為の道路迂回だったと知った・・・エラいっ!

 残念ながら老生の住むここ横浜市北部丘陵地域では里山風景がギリ*2残ってはいるが、一般道路は狭いままだし、拡幅された基幹道路でも植栽する程の広めの中央分離帯は設けられていない。 つまりは車道優先の考えに他ならない。 低木であっても道路中央にたっぷりとした緑があると対向車照明を和らげて貰えるし、何となく落ち着くのだが・・・

おまけにチコッと "しゃく" なのは・・・:
 横浜市では、緑を守り、つくり、そして育む "横浜みどりアップ計画" なるもんの下で "横浜みどり税" を市民税に紛れ込ませているんだが、ここにはチコッとも還元されておらん様だ。
 今も含めてこれ迄の市長はご自身で運転されないから解らんのだろうなぁ・・・何もせんのなら、せめて "里山の乱発" だけは許さないで貰いたい。

20230618:¥6.7K万円 [雑感]

 今年1月3日に大手回転寿司店の岐阜県内店舗で湯飲みとか醤油差しを "舐め回す" 様を撮影した動画をSNS上に投稿し、拡散させた迷惑行為。 これを起こした少年へ寿司店側が民事裁判で提訴(3月)した損害賠償額だ。
 えっ! 株価も下がったんだろう? 店舗設備も更新したんだと伝えられていたが、たったこれぽっちの損害で済んでいたのか?・・・このニュースを見聞きした瞬間の感想だった。
 この額がどの程度に認められるか自分には解らないが、この少年の家庭で楽々負担出来る額とは想えない。
 少年側は
   -反省している
   -売り上げが↓なのは競争が激しいから

云々を理由に提訴棄却を要請しているそうだ。

 馬鹿なっ!
 当事者でない自分が観聞きしても、この事件は極めて不快で、憤りさえ覚える程の厭な下劣極まる事件だ。
 回転寿司は、"高過ぎる回らない寿司店" をそう*2に利用出来ない一般庶民が安心して楽しむ事が出来る数少ない味方だ。 ネタとシャリの一体感だって、今は昔の回転寿司とは随分と違って出来上がってきている筈だ。

 この庶民のささやかな楽しみを壊した罪はそう簡単には帳消しにしてはならない。
 "反省すれば損害賠償しないでいい" なんて事になれば "司法は要らない"
 "噴飯" ものだし、競争が激しい業界だからこそこの種の迷惑行為を受けた打撃は深刻だろう。

 例え少年が起こした事件であっても甘えは許されないし、許してはならない。 老生はこの少年とは面識も何も無いが、厳罰を望む。 裁判の結果を注視したい。

ついでに:
 某タレントさんが
   裏方で働かせて苦労を知らしめる

罰を与えたら・・・ってコメントしたとのネットニュースを観たが、これは"刑事" 裁判の判決としてなら実社会の経験をさせて自らが起こした犯罪の罪を理解する意味で可能性を否定しないが、本件は "民事" 裁判だ。 純粋に経済的損害の賠償を求めているに過ぎない。
 このタレントさんはそこが解っていない。

しかし・・・:
 その程度の知識でマネーが稼げるタレント稼業って、正直羨ましい。

20230612:私のブログは ”知性” 無用ノ介 [自分の事]

 某若手お笑い芸人の方が
   俺を笑うには知性が必要

の様な意味の事を仰ったらしい・・・って、ネットニュースで知った。
 この方の言わんとする知性では、モーツアルトやドストエフスキーの作品が何たるかを理解ていなければならんらしい。
 うぅ~ん・・・自分はよく聴くし、今は昔だが代表作は読破しているものの、理解に達していたかどうかは今以て我ながら疑問だ。 このお笑い芸人には嗤われるだろうが、あの "罪と罰" なんか、原作より故・手塚治虫氏のマンガ化作品の方が原作者の言わんとしている事が良く理解出来ましたよ、自分には・・・まぁ、そのつもりに過ぎないんだが。

それにしても:
 知性・・・ねぇ。
 自分は、常識と教養の違いも良く解らないし、知性の定義も理解出来かねる存在に過ぎないから、このブログは
   素養に乏しい後期高齢者の戯言

に過ぎません。
 どんな定義でもかまいませんが、知性の類いは一切不要で、毎度のご訪問を戴き、
   こいつはアホな事ばかり言いよる

なんて楽しんで戴ければ、今、正に進行中の老後の "この上なき喜び" であります。

そう言えば:
 今は昔、故さいとう・たかお氏の名作の一つに
   無用ノ介
ってのがありましたなぁ・・・全く類型の無い程に凄腕素浪人の物語でした。
 現役引退の素浪人・・・ってとこだけが同じで、痩せ腕の持ち主に過ぎない存在ですが(但し、腹はチョコ出ている)。