SSブログ

20230228:松本零士さん逝く(マンガ家) [故人を悼む]

 2月13日に逝去(訃報:2月20日)。 享年85歳。

 多くのファンの方々は雄大なスペース・ロマン:
   -宇宙戦艦ヤマト(船を宇宙に浮かべる比類の無い意外さ)
   -銀河鉄道999(鉄道を宇宙に敷き延べるアイデア)
   -宇宙海賊キャプテン・ハーロック(桁違いに重層的な楽曲)

等を引用されながらの悲しみを伝えていました(:"カッコ内" は老生の印象)。
 確かに、これ等によってスペース・ロマン・アニメの一大ブームが巻き起こされたし、宇宙を舞台として果てし無く拡がる絵柄とストーリーは独特で抜きんでていた。 その証拠と言って良いのかどうか、美術/芸術に関しては独自の感性を持つフランスから栄えある賞を受けている程だ。

が・・・:
 勿論、これを否定する訳では無いけど、自分にはこれ等の代表作品に先んじて週刊少年マガジン誌に連載されていた
   男おいどん

が忘れがたい。
 絵柄もストーリーも宇宙モノとは(それこそ今流行の言葉で言えば) "異次元" のものだ。
 上京した若者のせつない青春 "下宿ぐらし" を描いたもので、何と言っても押し入れに映えてくる "サルマタケ" と言うナゾノ茸(?)がやるせない嗤いを誘うのだった。
 こんな想いは自分だけだろうと想っていたら、何とNHKR1ラジオ深夜便の某男性アナが同じ想いを語っていたのを聞いて驚いた程でした。

そう言えば・・・:
 隅田川観光船のデザイン・・・洒落ていましたねぇ。 残念ながら老生は乗船機会を逃していますが・・・
 マンガ&アニメに新たな世界を切り開いたお方でした。
 黙礼。

共通テーマ:日記・雑感