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20231130:任命責任 [雑感]

 内閣改造する度に過去の不祥事がバレて辞任に追い込まれる新高官が出た時、総理大臣はどの様な "任命責任" を取ってきたのか、対話生成AIに聴いてみた:
  Q:日本の歴代総理大臣の中で、
   自らが任命した大臣等が不祥事を起こした時に
   任命責任を取った方はいますか?

 この質問に対して "某AI" は ”はい、います。” と答え、現総理大臣に始まって、安倍晋三氏、海部俊樹氏、佐藤栄作氏、池田勇人氏、吉田茂氏等が総理大臣の時の任命責任を認めた上で "陳謝" した事例を教えてくれた。
 さすがAIだ。
 想い出させてくれたのもあったが、ホントを言うと大方は忘れていたので真偽迄は老生には解らない。
 但し、任命責任を認めたとしても、"総辞職" に至った例は多くは無く、"内閣改造"、平たく言えば "首の据え替え" を行った過ぎない。 加えて "任命責任とは"
   総理大臣が自らが任命した大臣等の不祥事について、
   "政治的責任" を負う事

を指すのであって、法律上の責任を負う訳では無いと駄目出ししていた。
 どうやらここで言う "政治的責任" とは "陳謝" の事らしい。
 因みに、総理大臣の任命責任に関わる "陳謝" とは
   "任命権者としての責任を重く受け止めている"

と述べるだけで、歴代揃って同じ文言だ。
 多分だが、総理大臣原稿担当内閣府のワープロFEPには短文登録されていて、"ちん" とでも入力すればこう出てくるんだろうな。
 "陳謝" とは、それ程に "軽い" 事の様デス。
 いくつかある大辞典には改版の時に改定(若しくは改悪)して欲しい。

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20231129:受給真っ盛り者が考える ”年金受給開始年齢” [ただの私見]

 年金 "繰り下げ" 受給を勧める様な19日付け全国紙全面広告を観た。
 現行の年金制度では65歳からの受給が可能だが、
   - 減額覚悟の60歳からの "繰り上げ" 受給も、

また希望するなら
   - 増額期待の75歳からの "繰り下げ" 受給も

可能な仕組みになっている。

 国は何としても避けたい(?)年金制度崩壊対策の一つとしてお得意の "先延ばし戦術" で "繰り下げ" をお勧めしている・・・とは、現在受給真っ盛りの老生の印象だ。

その1:
 繰り上げの場合の減額率計算式=
   0.4%×繰上げ請求月から65歳に達する日の前月迄の月数

で、標準額の1ヶ月につき▲0.4%、最大となる60歳からだと0.4*12*5=24%の減額になる。
 が、どっこい、5年間の先取り効果は無視出来ない。
 何処のネットニュースでも指摘されている様に
   -"80歳11ヶ月" 迄は標準受給総額よりも多く、
   -以降は少なくなる。

 つまりは、"21年間近く" は "先取り恩恵" があるとも解釈出来るのだ。
 自分が81歳以上長生き出来ると自信を持てれば繰り上げ受給は総額で損する事になるが、男性高齢者平均余命は大凡81.1歳なので、多少の減は我慢する事にすれば繰り上げ受給もあり得る・・・と老生は考える。

その2:
 繰り下げ受給の場合の増額率計算式=
   0.7%×65歳に達した月から繰下げ申出月の前月までの月数

で、標準額の一ヶ月につき0.7%、最大となる75歳繰り下げで84%の増額率となるので、
   -"11年10ヶ月" 以上長生きして年金を受け取らないと損

をしてしまう。

さて:
 "人生100年" 時代なんて囃し立てる話があるけど、60歳代の人間が高齢者、そして後期高齢者層になった時の健康状態なんぞ解りゃしない。
 大多数の高齢者世帯の最大出費は医療関係費・・・そんな覚悟が必要だと、老生は経験上から申し上げる次第だ。

そんな訳で:
 老生は標準受給で、運が良い事に単純計算の上では既に現役時代から支払ってきた社会保険料総額を "回収" しているとも言えるが、これからの受給資格者へは繰り下げ受給は余り勧められないなぁ。
 一寸先は闇・・・赤字国債を大量に刷って膨大な借金を背負っている国のお勧めを素直に受け取る事は老生にはとても*2・・・

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20231128:シスコ大変 [雑感]

 最初はCNN、3ヶ月程前にはNHK、以降いろんな媒体で報じられているが、最近のサンフランシスコ市では先端情報企業や金融企業が多く集まっているにもかかわらず
   - 急激な物価高騰
   - それによるホームレスの増加
   - 薬物依存や精神疾患の蔓延
   - 空洞化に向かう下町界隈

等々で、急速な荒廃が懸念されている・・・ってらしい(当初のCNN報道はこの6月に)。
 同市のホームレス・精神疾患・薬物問題は、開発途上国よりも悲惨で、犯罪数の増加に警察の対応が追いつかず、治安も悪化の一途とはネットニュースによる言だ。
 老生はあの風光明媚な観光スポットしか知らないが、毎日営まれている生活場面の裏側では全く別の様相を示しているとすればチコッとの驚きだ。

ところで:
 同市を舞台とした映画及びTVドラマは数知れない程だが、老生の想うところでは、
   めまい:
    -監督:A.ヒッチコック
    -主演:J.ステュアート&K.ノヴァク
    -公開:1958年

が最高の出来の作品ではなかろうか。 衝撃的な最期の場面・・・全てのヒッチものの中でも秀逸だと想う。 既に半世紀を超えて65年余も前の映画なのに、その筋書きは未だに色褪せない・・・って気がしている。

勿論:
 C.イーストウッドの "ダーティハリー"、R.ハドソンの "署長マクミラン" 、R.バーの "鬼警部アイアンサイド"、D.ジョンソンの "刑事ナッシュ・ブリッジス" 等々の映画&TVドラマもこぞって面白い同市を舞台とした刑事ものだった(多分・・・)。 何と、刑事ナッシュ・ブリッジスのシリーズでは、父親の "介護問題" さえもサイド・ストーリーとして含まれていましたよ。
 彼等名刑事を以てしても今の同市は救えないか。

ついでに:
 折角でしたので、T.ベネットの持ち歌で、かつ数多くのカバー版がある中からお気に入りのB.リーによる
   サンフランシスコの想い出
   (普通は、"想い出のサンフランシスコ" ですが・・・)

を久しぶりに聴きました。
 こんな時こそ YouTube が手軽でとても便利ですねぇ。 ツクヅクそう想いました。

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20231127:”即テッカイ” なので ”ホント” だ(五輪東京大会招致贈答品問題) [雑感]

 馳浩石川県知事が17日に開催された講演会で
   当時は自民党’招致推進本部長を務めていて、
   東京オリンピックの招致をめぐり、
   国際オリンピック委員会委員に
   官房機密費を使って贈答品を渡した

等と発言したが、全国報道されるや直ちに
   事実誤認があり、発言を撤回する

と "テッカイ"&謝罪に追い込まれた(同日夜半)。 しかしその誤認事実の詳細は示しておらず、真偽の程は "闇の中" だ。
 尤も政府の機密費用途が明かされたら "機密" の意味が無い。

が・・・:
 老生は、政治家の発言については、特に講演会とか仲間内の懇談会等でのそれは "ホント" の事だと想っていて、今回の "贈答事件" も大いにあり得た事だと "信じている"。
 ましてや渦中の石川県知事はプロレスラーご出身だ。 観客を喜ばせるサービス精神は誰よりも旺盛だろうから、チコッとした軽い気持ちで機密話を漏らした・・・そんな "後先考えない" 出来心だったと推察する。
 それが、発言した途端に何処かから "お叱りの矢" が放たれ、急遽の "テッカイ発言" となった・・・と理解するのがこれ迄の "何時もの見慣れた政治" の姿だ。

 因みに、いつもは政府側に立ったコメントしか発しない某政治評論家が
   (こんなだから)私はこの方は "賢くない" 方だと想っている

と、これまたホントの事を明かしたのをネットニュースで知って
   "たまには批判もするんだ"

と驚きもした。
 とすれば、多くの石川県民が賢くない方を県知事に選んだ・・・って事になりやしないかえ?

それに・・・:
 確か来年開催の仏大会招致に関わっても同じ様な疑惑が報道されていたと記憶しているが・・・この種の事件に洋の東西は無いとは老生の確信だ。
 巨額のマネーが蠢くイベントに付き物・・・って事になれば、大阪万博もそうだったか・・・にはならない様に願いたい。



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20231126:第三者としての紛争解説者 [雑感]

 露国のウクライナ国への軍事侵略以降、また最近ではイスラエル/ハマス戦争以降、TVやラジオのニュース番組では、それぞれ地域に起こっている事象の "深掘り" をする時、所謂 "専門家" と称する方々を呼んで、事細かく解説する事を常とする。
 呼ばれる専門家は圧倒的に大学関係者と防衛研究所員(@防衛省)が多い。 TV/ラジオ放送局にはそれぞれの専門家を "解説員" として抱えているにもかかわらずにだ・・・そこが不思議だ。

今一つ何時も違和感を抱いているのは・・・:
 紛争地の "悲惨さ" を映像等で流しながら大学関係筋の解説者は立派な服装で身を固めて
   人権が無視されている
   直ちに停戦しなければならん・・・

なんて、私等素人だって言える事を "涼しい" 顔して言う。

 老生はこれを観聞きして、これが "解説" なのか・・・って、違和感しか抱けない。
 勿論、彼等彼女等の名誉の為に認めなければならない事はあって、それは政治的な背景とか人物像に関しての "造詣の深さ" で、それはそれで立派なんだが・・・

 専門家であれば解決の手立てをも示して欲しいと老生は想う。
 非難だけ、加えて正論だけでは素人と変わらないし、紛争の解決には決してならない。 何故なら紛争当事者はそれぞれに自らの正当性を信じて背負っているからだ。
 専門家だからこその学識&経験識を背景にした解決提案を期待したい。

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20231125:オータニ選手6万個グラブ寄贈 [雑感]

 既に一週間以上も前の事だけど、16日の午前中に届いたア・リーグMVP受賞は予想されていたが、嬉しいニュースだった。 しかも全米野球記者協会30名からの "満票" で、一昨年と合わせて2度目って言うから素晴らしい。
 大袈裟に言えばだが、今や多人種から成り立っているMLBとは言え、陰険な差別は根強く残っているとのニュースを聴いた事があったが、そんな事を吹き飛ばす程の超大活躍だった訳だ。

ところで・・・:
 このニュースに遡ることほぼ一週間前の話題になっているが、9日夜のニュース&10日付け新聞では、彼が日本国内全小学校(≒20K校)に各3個の子供用グラブを寄贈する事が好意を持って紹介されていた。
 凡そ¥2億円相当との見積もりも報じられていた。

 勿論、彼の人柄の表れで、暖かい話だ・・・と想うけど、老生はチコッと "違和感" らしきを抱いた。
 彼が出場する試合のTV中継は殆ど観ていたし、子供ファンへの真面目な対応も頻繁に報道されていたから想うのだが、同じ寄贈なら先ずは "地元"、次いで "対戦チーム" の子供ファン等々へが先だったのでは・・・と感じた訳なのです。 二刀流の完成度を高めるのを応援した現地子供ファンを優先して欲しかったなぁ・・・なんて想いました。
 今や昔と違って全米では、ベースボールはアメフト、バスケ、サッカーに次いでの人気に落ちてしまっているから、先ずは地元喚起を・・・こんなチンケな想い、間違ってるかしらん。

或いは:
 WBCで好プレーを演じたチェコ代表や熱戦を演じたメキシコ代表に敬意を表して彼等にド~ンって寄贈して年少者等へ配って貰う手もあったがなぁ・・・こりゃぁ、いかにもマンガチックでお呼びで無いか。

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20231124:守るも攻めるも週刊誌砲 [雑感]

 一定の年齢以上の方々にはお解りの
   "守るも攻めるも黑鐵(くろがね)の~"

・・・は、言わずと知れた "軍艦行進曲" だ。 老生の記憶では前世紀末頃迄はパチンコ店が大音量で流していたもんだが・・・(老生はパチンコはやらないので最近事情は知りません)

さて:
 今や、世の中の悪や不祥事等を "独自" の立場から燻り出す役割を "週刊誌砲" が担っていると想わざるを得ない:
   守るも攻めるも週刊誌砲・・・

って訳だ。

"攻めるも"・・・は:
 今や有名人のプライバシーは守れきれない時代で、そんな彼等彼女等は心底大きな怒りを秘めているに違い無い。
 こんな時代、政治家のダークサイドを暴いたのも、芸能界大通りに蔓延っていた性加害事件にメスを入れ込んだのも週刊誌砲が炸裂してからだ。

 ダークサイド記事は、仲間割れして割を喰った者等が垂れ込むなんてのが切っ掛けらしい。
 大手の新聞社に勤務している記者等はサラリー・パーソン化して、例えば政治担当だと政府やら政党からのプレス・リリースとやらをそのまま書き写している、いや今はデジタル化しているからコピペで簡単に記事風にアレンジしてまとめるだけらしいから、そこからは週刊誌砲の様なマネは出来ない訳だ。 実際に性加害事件は週刊誌砲で暴かれ、最高裁で判決が確定してからも大手報道機関は "知らんぷり" してきたし、情けない事には海外の名のある報道機関の報道でぶり返された為体(ていたらく)だった。

一方の "守るも"・・・は:
 日大アメフト部薬物事件では理事長が批判の矢面に立たされているが、その某芥川賞受賞作家は文芸雑誌や娯楽週刊誌へ作品や雑文を盛りだくさん寄稿されているせいか、週刊誌砲はこの事件には "だんまり" を決め込んでいて、弾込めさえしていないかもだ。 守ってるんだねぇ。
 反対にTV&新聞は盛んに報道している。

そこで以下をご参照されたし:
 守まもるも攻めるも週刊砲
 炸裂スクープ賴みなる
 暴く真実日の本の
 正義の四方を守るべし
 忖度無しのその砲日の本に
 仇なす奴らを攻めよかし

 タハハッ・・・何方か手を加えて完成度を高めて下されたし。

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20231123:F.ボーマン氏逝く(アポロ8号船長)

 7日に逝去。 享年95歳。

 1968年、史上初の有人月周回飛行(10周)に成功したアポロ8号船長だった。 この周回飛行の成功が翌年のアポロ11号月面着陸成功を導いたとされている。

 老生が何故に故人を覚えているかと言うと、同年に公開された
   S.キューブリック監督作品:”2001年宇宙の旅”

で、月面で発見された "モノリス" の行方を追って木星へ向かう宇宙船ディスカバリー号の船長が "D.ボーマン" で、"同姓" だったからだ・・・が、Z世代ならスマホ・ゲームを想い出すに違い無い。

 当時の月に向かう宇宙飛行は今のレベルとはかけ離れていて、米国空軍パイロットの命がけの挑戦だったが、今や民間人が金さえ払えば "短期宇宙滞在" が可能な時代だ。
 凄いと言えば凄いですなぁ・・・まぁ、老生には先立つものが無いのが本音だけど、行きたいとは想わないがね。

 とは言え、宇宙開発の先人達のお一人に素直に敬意を表する次第であります。
 黙祷。

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20231122:こりゃ大変( 退職金課税 ”増税” 構想) [雑感]

 お勤め人の中には "退職金" をも想定してマンション、或いは戸建て住居を購入し、毎月の安からぬローン返済をしておられる方が多いと想われる。
 或いは退職金を見込んだ以後の人生計画を密かに練っておられる方も多いのでは・・・

それがだ・・・:
 税制調査委員会(@自民党)は
   10~15年先を見通した "退職金課税見直し"

を企てている模様だ:
   自民税調会長談話:退職金課税の見直し
    -10~15年猶予必要
   (出自:日経紙2023年11月9日付け朝刊経済・政策紙面)

 "見直し" とは即ち "課税強化"、言ってみれば "増税" の事に他ならない。 そうなればローンを抱えた、或いはバラ色的第二人生をお考えの諸兄姉は目論み外れとなって大変だろう。
 10~15年先だからって安心は出来ない。
 3.11が起こったのが2011年で、今から12年前の大災害だった。 高倉健さんが亡くなってはや9年だ。
 "10年なんて直ぐにやってくる"。 遠い先の話では決して無い。

 今現在¥1,270兆円を越える借金を抱え込んでいる我が国が今後10年以上持ち堪える事を "念じる" にしても、長期ローンを組む時、更には老後の生活設計にはくれぐれも慎重に・・・とご用心される事に超した事は無い様です。
 今のところ我が家は借金ゼロ運営なので、年金+預貯金取り崩しで何とか生活を送っていますが、先人は
   一寸先は闇

って言ってますからなぁ。
 現下の諸物価高騰が続けばこの生活維持も崩れる事必須・・・どうなる事やら、ヒヤ*2の毎日デスわ。

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20231121:¥9.2億円 [ただの私見]

 もう2週間程も前になるが、国立科学博物館の6日発表に依れば、予算縮小&光熱等用役費高騰で標本管理等に支障を来すようになって "苦し紛れ" に起こしたCFが¥9億円超に達し、当初目標額(¥1億円)を大きく越えたとの事だ。
 5日迄続き、最終的に約5万7000人から約¥9億2000万円が寄せられ、どうやら国内CFとしては過去最高額になった様だ・・・何はともあれ、良かったっ”!

 これを基に
  - 約¥4.4億万円:標本の収集や管理の経費
残りは
  - 標本の巡回展実施
  - 地方にある公立の科学博物館等の支援にも活用

に割り当てる方針との事だ。

だが・・・:
 CFははっきり言って "一過性" 的な要素が強い。
 たとえ我が国を代表する国立博物館 "だとて"、或いは "だからこそ" 毎年繰り返す訳にはいかないだろうから、根本は国の文化政策の見直しが必要だろうし、持続的な支援仕組みを案出する必要もあろう。
 そうで無ければ文化国家とは言えまい。 今のままでは政府が "文化の日" を祝う資格はそう大きくは無いと言わざる得ないからネ。

即効性ある秘策としては・・・:
 老生には少なくとも2案ある。

その1:
 国会開催には凡そ¥3億円/日かかるそうだから、議員先生方には "身を切る" 想いで経費節減を心がければ、即ち3日間開催を縮小すれば¥9億円なんぞ直ぐにでも "捻出" 出来るだろうに。
 我が国の文化を豊かにする事に資するのであれば、政府&与党&野党こぞって我先に納得するのが国民の代表だろうが・・・えっ?

その2:
 会計検査院による2022年度決算検査報告書によれば、
   税金の無駄遣い≒¥580億円

にものぼるそうだ。
 コロナ禍対策も例外では無かったとの指摘だ。
 事例をあげれば、感染拡大防止や医療体制整備に関わる交付金では何と¥5.3億円の、更に患者搬送とか個人事業主への持続化給付金等々¥2億円以上の過大支給があった。 同じくコロナ禍対策として医療機関向け不織布マスクや消毒液等、凡そ¥6億円分が未使用だった。
 この様に直ぐに¥10億円を越える不適切な支出があったと指摘されていたが、こう言う不適切支出に対しては、これ迄は支出元/支出先への実質 "注意" だけなので、同じ事が性懲りも無く繰り返される訳だ。
 そこで支出元へ "損出補填" させ、その用途は業界支援では勿論無く、文化支援する制度にすれば・・・と想わずにいられない。
 反対するのは当該業界をバックにした議員先生共に限られるだろうから、是非とも実現して欲しい。

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20231120:私等を馬鹿にしてはいけません [ただの私見]

 各紙各報道機関による内閣&与党支持率はいよ*2以て "じり貧" だ。
 岸田総理大臣が経済対策として打ち出した所得税等の減税が不評で、政権の "駄目だし" になっている訳だ。
 報道等に依れば、何とかせにゃぁならん政府&与党は支持率低下は
   減税や給付を盛り込んだ経済対策が "国民に理解されていない"。・・・①

からだとし、
   街頭演説等で分かりやすく "説明する為の資料" 作成を検討する。・・・・②

との事だ。

 "オイコラ" ・・・ チコッと待って貰おう。
 我が日本国民の平均IQは "105" とされるのだぞよ。
 今のIQは "極々の普通人で100" が基準だからして我が国民は①なんかでは決して無い。 総理大臣の腹の中迄も理解しているから "鼻先ニンジン" には騙されないだけなのだ。
 従って②なんぞを用意しても全く意味が無いのだ。

 何とかしてくれぃ・・・って言う国民の悲鳴には今の内閣は "聴く" 耳を持たないとしか想えない。
 今こそ解った。 "聴き流す" 耳だったのだ。
 次の選挙は怖いぞっ!

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20231119:駆除 [雑感]

 ここ数年、野放しの、野性の、或いは害獣とされた動物の "殺処分" を体良く "駆除" と言い換えていて、特に最近は "熊" が対象になっていて、毎日の様に報道されている。
 その際、決まって熊生態学の専門家先生方が解説されるのだが、老生は失礼ながら
   我が国に、こんなに沢山の "熊専門家" がいたんか

って驚く始末だ。

ところで・・・:
 駆除。
 "くじょ" ・・・ 実に "イヤァな" 響きの言葉だ。
 こんな日本語があるなんて、聴くだけでゾッとする。

   被害を与えた熊は地元猟友会の人に依って駆除されました

なんてニュースを観聴きすると、熊と言えば
   - 金太郎の馬替わりになった足柄山在住のクマさん
   - プーさん
   - テディ・ベア(E.プレスリーも歌っていた)
   - くまモン@熊本県

位しか思い浮かべられない老生なんかは地元の方々の困惑を考えもせずに
   何て酷い事を・・・

なんて "短絡的" に想ってしまう。
 勿論、理屈は解ってるんですけどね ・・・ あっ! 勿論わたしゃ "苦情電話" なんぞ、そんな非常識な事しませんよ。 その程度の常識は持ち合わせておりますとも!

 そんな時、駆除すべきは
   真面な政治をしない政治家共の筈なのに

・・・なんて不埒な想いが頭の片隅を駆け巡る老生はいけない老人でしょうか?
 "G13" のせいだ・・・?

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20231118:マグネシウム二次電池の実用化は? [雑感]

 既に2週間程前になるが、マグネシウム(Mg)を使う二次電池を実用化レベルに高める事に成功したとの小さな囲み記事があった:
   "安価な金属使う電池性能向上"(香港大学)
   出自:日経紙、2023年11月3日付け朝刊サイエンス・フロンティア紙面

 Mgイオン二次電池は、Liイオン二次電池に比べて、エネルギー密度が高い(現下で約2倍)、資源量が豊富、安全性が高い等の利点があって次世代電池として注目されていて、世界各国で激しい研究開発競争が進められている。
 早ければ2025年頃の実用化開始と期待されているが、我が国では東北大学、名古屋工業大学、東京理科大学や慶應義塾大学が正極/負極/電解質材料の開発で世界をリードしているとされて来ただけに冒頭の記事には驚いた。
 中国発のニュースは何処までの真偽か判定が難しいとされるが、世界最多の特許案件等から推したAI開発技術等は先端レベルとの評を聴いた事があった。
 先進国がAIの開発に規制を掛けている合間に中国がフロント・ランナーになってしまう可能性はゼロでは無い。

こう想いを巡らすと・・・:
 Liイオン二次電池の研究開発において、研究段階では日本がフロント・ランナーだったが、いざ工業生産の段階となると遅れをとってしまった事を忘れてはなるまい。
 この系統では全固体化型が本命とされていて、トヨタ自動車が2025年時以降の量産車搭載を目指しているとされているが、Li産地の地政学的偏在が課題として残っている事に変わりは無い。
 その切り札の一つの候補であるMgイオン電池ではLiイオン電池の二の舞を踏んではならない。
 老生はただ単に極めて単純に
   頑張れっ! 負けるなっ! ニッポン!

・・・って声だけで応援する事しか出来ないけど。

因みに:
 Mgの諸々については
   日本マグネシウム協会

のウェブサイトが参考になります。

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20231117:”白 vs. 非白” ・・・ ”BLM” と ”WS” [雑感]

 "BLM" は "Black Lives Matter"。 一方、"WS" は "White Shift"。

 "BLM" は白人による黒人への暴力や人種差別の撤廃を訴えるアフリカ系米国人発の活動を指している。
 米国において、一向に収まらない白人警官による無抵抗黒人への暴力や殺害等がSNSで拡がるや、今では全世界的な規模で支持の広がりを持つに至っていて、その成り立ちは "白人vs.非白人" の様相さえ示している様に感じる。

 米国では何故この様な不条理が起こるのか。 その一因が "WS" とされる。
 "WS" とは、即ち近未来における "白人のマイノリティ化" の事だ:
   エリック・カウフマン著:
    WHITESHIFT-白人がマイノリティになる日
   (訳:臼井美子、亜紀書房版)

 この書に依れば、2050年迄に米国総人口に占める白人の割合は50%未満へ減少すると推測されていて、
   "マイノリティに落ち込む恐怖"

が彼等彼女等白人種の深層心理に宿っているとされている。

 尤もだ。
 "プア・ホワイト" とされる層程にその恐怖感は深刻だ・・・って事位は良く解る。 "仕返し" されるとの想いに違い無い。
 米国前大統領を産んだ背景の一つともされているから、来年の大統領選挙の結果は大凡の見当がつくってもんだ。
 でもって、世界の "分断" は加速する一方で、収まる気配は無かろう。

そんな時になって・・・:
 今は昔、人種差別国家であった南アにおいて日本人は訳の解らん "名誉白人" 扱いされていたが、やがて来るに違い無い "白vs.非白" の分断世界で日本はどう立ち位置をとるのか。
 先見性に富んだ政治家の出現を待ちたいが、残念な事には期待出来そうに無いので、"日本州" みたいになるのか、それとも "日本省" になるのか・・・前世紀末に "日米開戦"(原題:"恐怖の総和"/"合衆国崩壊" )を書き下した今は亡き "T.クランシー" に占って貰いたい話だが。

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20231116:”増税” は・・・実は既に始まっている(例えば・・・) [自分の事]

 老生夫婦の様な年金生活者は、
   年金から "強制的" に介護保険料を天引きされている

から、こっとらの感覚では保険料とは言え、実質 "税金" と変わらない。
 勿論、高齢者医療保険料も県民税/市民税の一部も特別徴収の名の下で年金天引きだ。

 これ等は気をつけて過年度額を記憶か記録していないと "改悪/増悪" に気がつかない・・・そこが "奴ら" の狙い目なのだ。

さて:
 今度は、65歳以上の介護保険料が、所得¥410万円以上の高齢者を対象に引上げが検討されている。 来年度から、対象は140万人(≒高齢者人口の4%)と皮算用されている様だ。
 所得が多い高齢者の負担増分を財源として、世帯全員が住民税非課税の低所得者凡そ1300万人(≒高齢者人口の35%)の保険料を引き下げる構想と言う。
 厚生労働省が6日から開催する社会保障審議会で素案を審議し始めているが、審議委員なんてハナから
   反対意見を言う人材は選ばれていない

から、既に決まったも同然だ。
 結局は、
   高齢者介護は高齢者だけで賄い、若い世代に頼るな&迷惑かけるな

って事で、全世代型・・・なんて言ってても、内実は嘘八百だ。

 年金天引き介護保険料等々は "税金もどき" だから、既に増税は始まっているし、総理大臣が言っている減税分なんて "穴埋め" にならない・・・その分、怒りが増幅しちまう老生は間違った厄介者なのだろうか。

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20231115:”シュトレン”( Stollen )食べ始め [食]

 あの酵母の入った生地にレーズン+柑橘系果物皮+ナッツ類等々を練り込み、焼き上げたケーキ上に真白くなる迄粉砂糖を塗した奴。
 ドイツ語圏伝統のパンに近いケーキで、クリスマス前4週間頃から少しずつ切り取って味わう。 "ザッハ・トルテ" と共に老生の大好物だ。
 今年は早くも先週にこれを手に入れ、キリスト教徒では無い老生は我がワイフ殿と共にちびり*2食べ始めた。
 焼きたてよりも時間が経つ程にラム・レーズン等々の味が生地に染み込み始めるので味わいが変わっていくのも楽しい。

 輸入物は750grもので¥3K-以上もするので、チコッとどころか大変な贅沢品だ。
 その分、おせち料理コストを節約する事になるのだ。
 てへっ!

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20231114:池 央耿(いけ ひろあき)さん逝く(翻訳家) [故人を悼む]

 10月27日に逝去。 享年83歳。

 ミステリーとかSFモノを始め多くの分野の書籍を、この方の翻訳と言う事で購入読破した事が何回もあった翻訳家だ。
 老生にとって、故人は "その名前で読む洋書" ・・・そんな力量を持つ方のお一人だった(*1)。

 古くは
   E.S.ガードナー:すねた娘(お馴染みP.メースンもの)

   P.メイル:南仏プロヴァンスの12ヶ月

なんぞは懐かしい記憶だ。
 加えて
   C.ディケンズ:二都物語、クリスマス・キャロル・・・①

の様な名著の新訳も手がけられていて、読まずにはいられなかった。
 と言うのも、英国版ミステリー(+ドラマ)には、①に出てくる名台詞が主人公等の会話に引用されるのが多く、故事来歴を知らないとポカンとしてしまうからデス。
 それに新訳は文字通りに新しい研究成果が反映されているからデス。
 今後、故人の様な名翻訳家がどれほど登場してくるのか、些か気にはなります。
 黙祷。
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(*1):老生にとっては故・菊池 光氏もそのような方でした。 この方の翻訳・・・って事で読み込んだ小説はとても多かった。
 一方で故・都筑道夫氏は故・菊池氏翻訳を認めずに酷評していた。 が、老生にはこの指摘には全く以て同意し難く、かつこの方の小説は読むに堪えない感じだった・・・ファンの方には申し訳ありませんが。

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20231113:”先楽後憂”(公務員特別職賃金↑法案) [雑感]

 昔は "先憂後楽" と言って、施政者たる者は
   世の憂い事を
    - 民に先立って憂い、
    - 民が楽しんだ後に楽しむ

とその心構えを肝に銘じていた・・・って言う。

が・・・:
 今では、政治の世界に先憂後楽は1ミクロンも無く、小石川後楽園(@東京都)と岡山後楽園(@岡山県)にその名を残しているだけとなっている。

と言うのも:
 20日に始まった臨時国会に
   特別職職員の給与に関する法律

の一部を改正する法案が提出されている。 要するに賃上げだ。

 この特別職とは、主として自衛官や裁判官等を指すのだが、実は内閣総理大臣や閣僚も含まれるのだ。
 我が国を守る自衛官や法の番人たる裁判官諸兄姉の給与引き上げには反対する理由は無論ある筈も無い。 余裕のある日常生活を背景に我々国民を守るべく任務遂行を願うからだ。
 が、諸物価高騰で悲鳴をあげている国民の救済を待たずに施政責任者たる総理&閣僚等が自らの賃上げだけを先行させる事に
   "何の問題も無い"

とする彼等彼女等の見識を疑う。 そこには "先憂後楽" の心構えは微塵も無く、"先楽後憂" だけしか観え無い。
 情けない。
 この様な政治が罷り通る国に愛国の心が生まれるのか・・・あぁ、もう金輪際 "税金" 納めたくない。 最近の財務副大臣に倣う事が許されるのなら、滞納/謝罪を繰り返す事にするかとさえ想う。

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20231112:老生は何時も ”都合良く解釈” [雑感]

 日大アメリカンフットボール部の薬物事件を巡っては、大学側の対応を検証した第三者委員会が10月31日に記者会見し、林真理子理事長を始めとする学長&副学長等トップ陣について
   - 情報を都合良く解釈し、自己を正当化・・・①

し、その結果
   - 法令順守意識を欠き、
   - 危機管理に必要な情報共有を行わず、
   - ガバナンスを機能不全に落とし込めた

と結論付けている。
 J-芸能事務所性加害事件を調査した第三者委員会の調査報告においても厳しい指摘満載で、今回の日大事件でも第三者委員会は真面な指摘に終始していた・・・とは一般的な評価だ。

 確かに最近の第三者委員会は "第三者" である立場に立っていると想うが、"不都合事象" に出会った時に "最悪事態" を想定した "危機管理意識" を働かせて素早く対処出来れば良いけど、凡人の集まりの多くは①に陥りがちだ。
 正直に申せば典型的な凡人たる老生は何時も①だ(たはっ!)。 横から眺めれば解りきった事でも当事者になるとなぁ・・・平々凡々たる老生はチコッとそんな気もしております。

 別にファンでも何でも無いけど、文筆家たる林真理子氏にマンモス大学運営は無い物強請りだろうし、第二に矢面に立っている検察OBの副学長だって不都合情報を学長や理事&理事長と共有・・・なんてメンツの潰れる事なんぞ出来る訳が無い・・・老生にはそんな感じさえする訳です。

そんな訳で・・・:
 日大再生&復活は至難の路だなぁ・・・まぁ、親族親戚を含めて我が身近には日大卒&関係者はいない事から "対岸の火事" なので気が楽だけど(これも①の変形だ・・・とは解っていますとも!)。

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20231111:適材適所 [雑感]

 先の内閣改造劇では副大臣を筆頭に政務官総勢54名全員が男性。 "女性ゼロ" と指摘批判されたが、岸田総理大臣は
   適材適所でこうなったので問題は無い

と言ってのけていた。

その適材適所人事の結果・・・:
 先月央には不適切な異性交際がバレた山田太郎参院議員(自民党)が文部科学政務官を辞任した。
 文部科学行政の舵取りを担う政務官が不順異性交遊するとはなぁ・・・何を観て適材適所人材と捉えたのか、嗤っちゃうばかりだ。

 加えて先月末には柿沢未途(みと)衆院議員(自民党)が法務副大臣職を辞任した。
 同氏は地元である東京都江東区長選をめぐり、木村弥生区長陣営が違法有料ネット広告を流布した事件の黒幕的な存在だった事がバレた為だ。
 法務を司るトップクラスの者が法を犯す愚挙に出た訳で、これまた何を観て適材適所人材と捉えたのか、嗤っちゃうばかりだ。

ここ迄は書いてきたら・・・:
 今度は神田憲次財務副大臣が、2013年から2022年迄に渡ってご自身が代表取締役を務める会社の固定資産税を滞納し、4回も差し押さえを喰らっていた事がバレてしまった。
 報道によれば同氏は20年以上税理士としての活動実績を持っているそうだ。 それが、税を徴収する側の財務副大臣という役柄なのに、ご自身は確信犯的滞納を繰り返していた訳で、上の二人よりも質(たち)が悪いのではなかろうか。
 何を観て適材適所人材と捉えたのか、嗤っちゃうばかりで顎が外れそうだ。
 自民党にはそんなに人材がいないのか・・・これまたこれで心配だ・・・かな?

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