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20231101:”不味い” こそは禁止用語だ [ただの私見]

 昨日版の続きの様なブログですが、特に行政トップがどこか他所の料理を "不味い" とか "貧乏臭い" ・・・等とは、たとえ本音だとしても決して口にしてはいけない用語だ。

 "ソウル・フード" ・・・ って言い方がある様に、食べ物の善し悪し/好き嫌い/旨い不味いは個人それぞれの生活環境、大袈裟に言ってしまえば "生き様/活きている風土" で決まる訳で、他人があれこれ言う事では無いからだ。

 その "タブー破り" を秋田県知事がやらかした。
 佐竹知事は先月23日に地元市内で開かれた
   秋田の未来を創る協議会

の設立会議記念講演で、過去に全国知事会議で訪れた四国地方の料理について
   メイン・ディッシュが "じゃこ天"・・・①。
   "貧乏くさい"・・・②。
   "秋田程" うまいものがある所はない・・・③。
   四国なんかもう大変。 "酒もうまくない"・・・④

と発言したそうだ。

 この講演は "私人" としてでは無く、明らかに "公人" としての発言だ。 とすれば、地方自治体行政トップのそれとしては "品位" が全く感じられない。 四国に対しては "無礼" そのものだ。
 秋田県民の皆様方はこんな人を選んでいたのか・・・なんて想わざるを得ない程に酷い話だ。

 ①の何処が悪い(*1)。
 ②ご所望されていたらしいステーキだけが料理では無い。
 ③は "井の中の蛙" で、世間知らずの "想い上がり" に過ぎない。
 ④は個人の感想に過ぎ無い。

・・・って訳で、公人としての発言としては品位も品性も無さ過ぎる。

 老生は、現役の頃に地元の国立&県立大学に何回か尋ねた事があって秋田県には "好感" を抱いていた。
 それが、このところ "熊被害" がダントツに大きいとして秋田県の状況が報じられている事から、何か貢献出来る事は無いかと "ふるさと納税" ウェブサイトなんぞを見ていたのだが、もう "止めた"。
 このお粗末極まる公人発言で、
   所詮しょっぱい味しか解らん東北人・・・

って事にならない様に願うばかりだ。
 公人の "ゆるフン"(*2) は許されない。
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(*1):因みに開催地であった愛媛県の広報によれば、全国知事会夕食会で "じゃこ天" を供した事実は "無い" そうだ。
(*2):同知事は一年前に地元特産とされる "比内鶏" を "硬いだけ"・・・って言いのけ、"言い訳" 会見に追い込まれていたそうだ。
 "旨い不味い" は個人の問題だけど、あの噛み締めた後に滲じみ出てくる "旨み" が解らないとは、もういいお歳の筈なのに "お気の毒な舌" の持ち主だとしか言い様が無い。

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