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20230831:新・日本代表には不安がいっぱい(ラグビーW杯2023フランス大会) [ラグビー]

 今年に入ってから始まった海外強剛チームとの対戦成績が振るわない。
 あと "一週間+チコッと" で開幕する大会では、2019日本大会での善戦以上を期待される中で、26日(現地時間)に開催されたイタリア代表とのテストマッチでも大敗(21vs42)し、これで1勝5敗となってしまった。

 新ルールもあって、我が日本代表は陣容が刷新されてきたものの、入れ替わりの無い古顔もあってか、コーチ陣の戦術は実現されていない様に見受けられるのは老生だけではあるまい。
 ラグビー自体が体力勝負の一面が必ずあるので40歳近い選手には辛いだろう。 フルタイム出場は無理だから交替選手を用意しておかなければならず、それでは選出選手層を狭めるだけになってしまう。
 それに2015英国大会&前回大会ではゴール・キック(=コンバージョン・キック)が正確無比で点を稼げていたが、今の代表では失敗が多過ぎて点取りが出来ない(成功率≒33%。つまり3回蹴って1回だけ成功)。
 今こそかっての五郎丸さんのような精密キックが必要なのに・・・これでは勝てる筈も無い。

 ヘッドコーチは
   "自滅" だったが、"まだ" 2週間ある

って談話だった様だが、
   "もう" 2週間しか無い

が本音ではなかろうか。
 選手には誰でもが好不調の波に襲われるのだろうが、残念ながら今のままではフランス大会は大変厳しい結果が待っているかも。
 夜も眠れない・・・ってな事は無いけど、気がかり満点でありまする。

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20230830:ローン・ニャン(lone Cat) [ニャン]

 ワンちゃんは本来群れを成す習性を持つ一方、ニャンは我が道を行く・・・我が家にニャンを迎える13年前、そう教えられた。
 以後、彼(ソマリ種)の行動は "ローン・ウルフ" ならぬ "ローン・ニャン" を地でいっているとしか想えない程に "友達" を造らないし、近くの里山や畑を散歩(?)したり、何かを追っている時とか、日陰で一休みしている時なんぞも "孤独" を好む。 親しみを感じているのか、いつも彼の跡を追う地域ニャンが複数いるけど、端から見ていると迷惑そうに傍に寄せ着け様とはしない。
 彼が "つき合う" のは、私等家族と、毎週週刊誌を届けに来て顔馴染みになった本屋さん、いろいろと家屋内外修繕して貰える何でも屋さん、それにこの夏前迄は2回/週の頻度で来てくれていた移動スー-パーとく*丸さん程度だ。

が・・・:
 勿論何事にも例外はある。
 ウォーキングで良く通る鶴見川(@神奈川県)支流沿いの遊歩道沿いではニャンズをよく見掛けるのだが、彼等彼女等は片方の耳に切れ目があって一目で "地域ニャン" だと解る。
 近くの方々が毎朝と15~16時頃にご飯とかお八つを配るのが習慣になっていて、お馴染みになったニャンズが集まってくるのを見ると心がなんだか落ち着くようになっていた。
 食べ物の奪い合いはしない。
 仲良く食べ合い、舐め合っているのを見ると親子か兄弟姉妹かとも想ってしまう程だ。
 聞くところによると、寝るところも決まっているそうで、何時も一緒らしい。
 我が道だけを行く訳ではないニャンもいる訳だ。
 ウォーキングの途中、なんとなく思い巡らしていました・・・ホッとした感じデス。




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20230829:エツコ・プライスさん逝く(若冲コレクター配偶者) [故人を悼む]

 夫であるJ.プライスさん(4.5ヶ月前の4月13日に逝去。享年93歳)の跡を追うかの様に旅立たれた(8月19日に逝去。享年84歳)。

 ご夫婦揃って若冲作品の収集・保管に努められた。
 老生が投稿したJ.プライス氏を悼むブログを以下に再録する事で黙祷の意と致したく。
-----
 今では我が国に於いても伊藤若冲の彩画は認められ、人気が極めて高いが、それは故人が収集し、室温・湿度・遮光等々に特別に配慮し設計した部屋で画質維持に努めて保存していた事が "たま*2" 我が国に紹介され、展示された事がきっかけだ。
 それ迄は国内の美術評論家で若冲に注目して論じた方は殆ど、いや実質いなかった・・・とは自分の理解だ。 それがどうだ、今では誰もが若冲の筆力に魅入られている。
 おかしな話だ。
 何故、我が国の学識者が若冲の希有な存在と才を論じていなかったのか。 "海外で認知されると慌てて後追いする"。 論者として恥ずかしくないのか。
 そんな想いを自分は抱くのです・・・この "井の中の蛙" は芸術分野に限らず他の諸々の文芸とか科学の領域でさえ観られるのだ。 要するに独自性を他に先んじて認める事が出来ない/先例ばかりに倣う・・・って奴だ。

故人曰く:
 「自分が若冲に出会ったのは単なる偶然では無い。
 太平洋と言う "大きな河" を隔てて、ここカルフォニア州と日本はお互いに向き合っていて、"お隣同士" なのですから。」

 ・・・故人の紹介番組がどこかのTV番組にあって、その中で自分のおぼろげになった記憶ではこの様な事を話されていました。
 奥様が日本人だった事も一因だったのでしょうが、"俯瞰" 出来るお方だったと推察する次第です。 そうで無ければ
   - "太平洋を大きな河"
   - "加州と日本は両岸で向かい合う同士"
なんて表現出来る訳無い・・・と想い、"よくぞ発掘して下さいました" と想う次第デス。
 ・・・と言う訳で、個人の先見性と言うか、感性に敬意を表して、黙礼。
                  (以上:4月29日付け投稿ブログを再掲載)




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20230828:裏切られたか? ”百薬の長” [日本酒]

 老生の世代は、"適度な飲酒は百薬の長" と "教わって" きた。
 が、これは既に健康医学医療分野では良く知られた "誤り" であって、今では
   どんな量、どんな種類のアルコールであっても健康維持には良くない

事が世界各国の研究から解ってきているそうだ:
   酒は 「百薬の長」 今は昔
    -少量でもリスク摂取の勧め
   (日経紙:2023年7月29日付け朝刊 医療・介護・健康紙面)

 百薬の長と信じて来た老生には驚き桃の木だ。 チコッと見当違いだが "裏切られた想い" もしちゃう。
 生活習慣病リスクが高まる純アルコール量は
   ≧40gr/Day(男性)
   ≧20gr/Day(女性)

だそうで、男性の場合の閾値は
   ≒ビール中瓶2本
   ≒日本酒2合

が目安の様だ。 へぇ~・・・これで我慢か。
 何とかならんのか・・・って想うけど、今更取り返しは出来っこないんだろうなぁ。
 遅すぎ・・・って解るけど、節酒に努めるほか無い訳の様でありまする・・・(>_<)

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20230827:”人新世” [雑感]

 この用語が新聞種になっている。
 "じんしんせい"、或いは "ひとしんせい" と読ませるらしい。
 1950~60年代以降、この地球上に人類が残した "傷痕" が無視出来ない程である事から地球史専門家から提示されていて、いずれは認知されそうだとの報道だ。
 気候変動に限らず、生物多様性の衰退、人工建設物、核実験由来堆積物等々がその傷痕例として指摘されていると様だ。
 この世紀が終わる時期は "人類がいなくなる時" との指摘もあるとか。
 私たちは "大変な時代" に生きている・・・そう言う事らしい。

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20230826:”ネオ” クラシック・カー [雑感]

 "ネオ昭和" が話題になっているそうだが、それに重なるかどうか老生には解らないものの、昭和最期の10年代~平成最初の10年代、即ち1980~90年代のクルマは今の新車に比べれば燃費は劣るだろうし、機能性/実用性も今一どころか今二だが、デザインに "個性" が感じられ、若い方々の一部に人気があるらしい:
   ネオクラシックカー
    -際立つ個性 一目ぼれ
    -動画参考 改造で自分色
    -中古スポールカー価格急騰
    -機能性よりも趣味重視
   (日経紙:2023年8月18日付け朝刊社会紙面トップ)

 記事に掲載されていた写真にはミッド・シップ・カーとか、リトラクタブル・ヘッドライト仕様のスポーティなクルマがたくさん見られた。
 今や "ナンバー・ワン" よりも "オンリー・ワン" を重視するお若い方々が好むこの種の中古車を "ネオクラシックカー" と呼んでいるらしい。

 何となくだが、解る気がする。
 確かに今のクルマは燃費/安全性等重視を前提にデザインした事もあるかもだが、何処のも似た様なデザイン車が多いと感じるし、特に "ガキ*2" したフロント・デザインが怖いくらいだ。
 5年前に乗り換えた老生の今のクルマは国産コンパクトカーで、決して斬新なデザイン車では無くて、むしろ感じから言えば80年代前とでも言える。 が、その古風な感じが優美に見えるから、それは歳のせいなんだろうなぁ・・・
 もし今、ポルシェ博士デザインのビートル車(あの "空冷" 式で "バグ" とも呼ばれていた奴ですヨ。老生が買い求めた初代&2代目でした)が、装いはそのままで新車で登場したら人生最後の買い物として求めるだろう。
 それ程に "空冷&バグ" ビートルには惹かれる何かがあったが、これなんぞ、"オールド・オールド・カー" もいいところだけど・・・

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20230825:冷房( ”ドライ・ミスト・ファン” ) [自分の事]

 "無理せずにエアコンを効かせ、喉が渇いていなくとも定期的に水を摂取" ・・・ って、熱中症予防として国も自治体もTVもラジオも繰り返し呼びかけている。
 勿論、異論は無いけど・・・多くの年寄りがそうらしいが、老生もエアコン冷房が苦手だ。
 かといって熱帯夜続きでは睡眠確保が難しく、そこで昨年夏季からはエアコンから "ドライ・ミスト発生器" に切り替えた。
 細かい霧状水滴は気化が素早く、その為に気化熱が直ぐさま効いて周りの温度は気温よりも2℃程度は下がるので冷え過ぎは無い上に、ここが肝心な点だが、気持ちが良い。
 大手ゼネコン等では、例えば "気化熱冷却法" とも称している。

 老生の記憶が正しければ、"愛・地球博"(2005年に開催された万国博覧会@愛知県)で幾つかの展示館で導入された "壁面緑化" に付随していたかに想う。
 関東地区では大分前からの熊谷市等々、猛夏に襲われる頻度が高い地域で自治体がバス待ち場所とかに整備する様になった。
 その家庭版だ。
 大型/中型/小型様々だが、小型で十分だし、電気代もエアコンよりもだぁ~んぜん安いのも年金生活者には大助かりだ。
 小型だとエアコンの様に部屋全体を冷房するにはパワー不足感は否定出来ないが、ベットの周り等、局所的には十分に機能している。
 マンションの様な機密性の高い部屋だと湿度↑が気になるが、我が家のような古い木造建て屋の部屋ならそんな懸念は無い。
 そんな訳で、何とか "凌ぎきれる8月" であって欲しいと願っているのです。
 あとチコッとだ。

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20230824:髪型(甲子園大会@全国高校野球) [雑感]

 関東、それも神奈川県は我が横浜の慶應義塾高と昨年夏季大会覇者の仙台育英高による決勝戦は・・・接戦と思いきや、案外の点差で慶応高の "一世紀ぶり" の優勝だった。 特段の関わりは無いけど、やっぱ地元高を応援してたんです。

 その今回大会では何と! "髪型" が話題の一つだった。
 野球少年/青年と言えば坊主刈り・・・が従来からの固定化されたイメージと想い込んでいたが、既に過半の高校野球部が髪型を問わない時代になっているとの報道で、老生の認識不足を思い知らされた。
 そう言えば慶應義塾高の闘い振りをTV中継で観戦していたら、日焼けしていない風の選手がヒットを飛ばすは、帽子を脱ぐと長髪だったりして、一瞬 "?" って感じていたりした事を想い出した。 今や日焼け避けクリームは誰でもが使う時代だしなぁ・・・

 またしてもそう言えばだが、オータニ選手がヘルメットを飛ばしながらも42号ホームランを打って2塁を通過する時に揺れ動く髪の毛を手で掻き揚げる様が評判を呼んでいたが、これは坊主刈りとかスポーツ刈りでは様にならない。

 頭髪とかユニホームも含めて過去の一律から解放されていく様が若い人達らしくて良い眺めだなぁ・・・年寄りでさえこう感じた次第でありまする。

一方で・・・:
 慶応高では神奈川県代表決定戦で、仙台育英高では本大会準決勝戦で、両校とも微妙な審判判定が指摘されていて、アマチュア/ボランティア審判の "限界" が露見したかのように素人目にも想えた。
 今の高校野球の水準が各校揃って高く、接戦は即ち高度化された技術の格差均衡化の直接的な結果であり、それが審判を難しくするクロスプレーを産む遠因になっているのではなかろうか。
 アマ側も頑なに現状固守とせず、ビデオ・アシスタント制を検討しても良い時期にきているのでは?
 人間審判の誤審も含めてそれが野球だ/スポーツだ・・・の時代は今や過去の観念かとも想えるのは老生だけではあるまい。

もう一つ:
 両校監督&選手等は礼儀正しく爽やかだったけど、慶応側の応援は酷かった。
 明確なルール化はされていないのだろうけど、攻める相手校選手を特段デカい音声&楽音で責め立てる応援団のマナーの悪さったら無かった。 観て聴いていて実に不愉快だったデス。

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20230823:飯守泰次郎氏逝く(ワーグナー楽曲指揮者) [故人を悼む]

 15日に逝去。 享年82歳。

 R.ワーグナー( "W" )楽曲演奏の聖地はバイロイト(フランケン地方@ドイツ)だが、ここで毎年開催される "祝祭" で音楽助手を務めて研鑚を摘み、ワーグナー楽曲指揮者として世界的に高い評価を得ていた方で、質の高い国内外楽団の指揮者を勤められてきた。
 単に技術的に秀でた・・・って言うよりも楽曲の理解度/解釈が認められたと言う事ではなかろうか(老生には解る筈も無いけど・・・)。

 老生は故・カラヤン指揮によるW-版はほぼ全曲溜め込んでいるものの、誠に申し訳ないが故人指揮によるのはたったの一枚に過ぎない。

 R.ワーグナーと言えば、是非はともかく一定の歳を経た人であればA.ヒットラー&ナチスを連想してしまい、その上映画好きならT.クルーズ主演 "ワルキューレ" が直ぐにも想い出す筈だ。
 ワルキューレ自体を知らなくとも、"地獄の黙示録" でヘリ軍団飛来シーンで鳴り響いていたのが "ワルキューレの騎行" だ。 ワルキューレとは戦争で生き残る者と死に絶える者を選ぶ北欧伝説上の女神だと気がつくと、このヘリ軍団飛来シーンの意味する事は気が滅入るばかりだ(何故ならこの映画の戦場はベトナムだから)。
 TVドラマではモース主任警部シリーズやルイス警部シリーズがワーグナー絡みのミステリがありました。

 ともあれ世界に通用した偉大な指揮者のお一人が旅だってしまわれた事に黙礼です。

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20230822:”よみ” が外れた(定期検診等) [自分の事]

 こうも暑い日が続くと、"生鮮食材買い" と "病院通い" 程度しか外出の機会を造らない。
 日課としているウォーキングは明け方型は取りやめていて、今では日没直前にチコッとしかやらない・・・って言うか、出来ない。
 病院通いの方は相も変わらずの定期検診の内科や整形外科、加えて久しぶりの歯科も眼科も、更に加えて横浜市特定健診も一挙にこなしてしまおう、旧盆だから空いている筈・・・って読んで、大分前に予約していたんだが、驚いた事に何処も大混雑。
 特に内科&眼科では小学生以下のお子さん等の "急患" が多く、付き添いの親御さんもいて、どこの待合室も超密の感じでした。
 一時間有余待って自分の診察は10分も無い。
 年寄りには "コロナ明け" とは言い切れない時節柄、どこか密が気になる、そして何処か "やるせない" 想いをした次第デス。

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20230821:”夜行” 新幹線

 台風7号余波と言って良いのか、16日の静岡地域記録的大雨のせいで東海道新幹線がダイヤ大乱れで文字通りの "夜通し運行" せざるを得なくなり、"夜行新幹線" なる用語がネットを賑わした様だ。
 17日(木)01:00に東京駅発のぞみ号が途中停車を余儀なくされ、06:30に新大阪駅に着いたそうで、文字通りに夜通しだった。 旧盆帰省客が重なり、JR東海としてはやむを得ない夜行新幹線となった訳だ。
 東海道新幹線は人口密集地帯を通り抜ける区間が多数あって騒音問題を抱えており、更には運行数の激増に伴う線路保守管理の為に夜間運行には制約が多くて定常化されていないが、今回は例外措置となった。

ところで:
 老生は一度だったか、大阪からの出張帰りの時、掛川付近の規制値を超えた雨量の為に23時頃新横浜着予定ののぞみ号が翌日01時少し前となり、我が家へは02時頃となった経験がある。
 今は解らないが、当時は2時間を越える延着は急行料金返却規程があったかと記憶しているが、数分違いでその対象にはならなかった事から、この事を "しつこく" 覚えている一方で、その時も今回も深夜運行では乗客も乗員も大変な労苦を強いられ、大変の一言だったと想われる。
 本当にお疲れ様でした。
 今回、事故が無くて良かったです。

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20230820:旧盆最中ついつい観た昔の映画3本 [気晴らし事]

 不適当な言い方と承知しておりますが、今月に入ると新聞&TVは "戦争追悼モード" に入る。
 こちらもその影響を受けてか、録りだめしていた古い映画を含めて立て続けに4本も観た:

1."ビルマの竪琴":
 ビルマ・・・って言っても今のお若い方には不案内かもしれない。 "ミャンマー" の事を昔は "ビルマ" ( "Burma" ) と言った。
 故・市川崑作品:
   1956年版(主演:故・三國連太郎&故・安井昌二)・・・①
   1985年版(〃:石坂浩二&中井貴一)・・・②

が最近BSで放映されていた。
 太平洋戦争ビルマ戦線で敗戦を迎えた旧日本軍兵士が居残って戦死した仲間を弔う話だ。
 ①と②の違いは "モノクロかカラー" と言って差し支えない程に同じ場面が多い。 多分歳のせいもあるのだろうが、質はとても高いと感じた。

2."皇帝のいない8月":
 15日夜にBSで放映されていた。
 政界大黒幕を首謀とした自衛隊クーデター計画。
 これが失敗と知るや、どういう訳かブルートレインを丸ごとジャックする列車パニック映画に変わってしまう:
   原作:故・小林久三
   監督:故・山本薩夫
   公開:1978年
   出演:故・渡瀬恒彦&吉永小百合+当時の "豪華" 俳優陣

 実行部隊リーダーは自己信念に固まるのは勝手だが、民間人を巻き添え死させても何とも感じないテロリストとしか描かれていないので共感を呼ばない。
 タイトルはクーデーター暗号名だが、何よりももこれに惹かれて観る方が多いのでは?・・・って想うけど、正直 "名前負け" の感じしかしない。
 副題に
   Der Kaiser ist nicht am August

ってわざわざドイツ語で表記する意味も薄い。
 それに加えてヒロインに吉永小百合さんを配する意味が解らない程に存在感の無い役柄だ。 当時の彼女の "格" から言えば、これでは失礼なんじゃ無いかなぁ。
 ご批判を承知で申せば、列車パニックものであれば、"新幹線大爆破" とか "動脈列島" の方が出来が良かった気がするのは老生だけかも?

3."渚にて":
 S.クレイマー監督、G.ペック主演の "第三次世界大戦" 直後に最期に残った人間像物語(1959年公開)だが、何となく "深刻さ" に欠けるのは海外もので "身近感" が無いからか。
 映画を通して流れる "ワルチング・マチルダ" は豪国の国歌に継ぐ広く知られた歌だとは公開当時は知らなかった。
 大ヒットしていた事を覚えています。

 どれもこれも "戦争" に絡んではいるけど・・・老生は "ビルマの竪琴" に考えさせられました。

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20230819:新鮮!女性アナ野球中継 [気晴らし事]

 今や終盤を迎えている全国高校野球甲子園大会だが、TV中継だけでは無く、NHKR1による中継放送もある。

それが・・・:
 何時の何処と何処との試合だったかは忘れっちまったが、朝一番第一試合のそれが女性アナによるモノだった。
 初めての経験だったが、実に新鮮で聴き易い。
 スポーツ中継はTVでもラジオでも決まって男性アナ・・・これ迄の相場だった様だが、今は多様性の時代だ。 女性アナが担当したって何の不思議も無い筈だが、正直に申せば初めての経験だったせいか、チコッと吃驚した。
 でも、男性のやや怒鳴りつける様な太声よりも透き通ったハイトーンの女性アナによる中継放送は、繰り返しになりますが実に新鮮で、聴き易かったです。
 これからドン*2進出していって欲しい・・・そんな感じを受けました。

ついでに・・・:
 MLBのTV中継でも、現地版は雄叫びスッゲェ~男性アナによるものだ。
 老生には、あんまりの早口過ぎる口語米語なので "ショーヘー" 位しか聴き取れないが、マッチョの世界だからか、女性アナ版を観聞きした事が無い。
 "多様性の本場"・・・なのに可笑しいぜ。

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20230818:変転 ”放送用語” [気晴らし事]

 最近のTVドラマ、特にミステリ・ドラマでは "死体" の事を "ご遺体" と言う。
 自分の覚えている限りに於いて、ミステリ・ドラマには "必須" の死体の呼び名は
   マグロ(列車による轢断死体)
   ホトケ・・・①
   遺体

を経て、今の "ご遺体" となった。 記憶が確かであれば①の時期が実に永かった。
 今は発言とか台詞の一言*2が爼上に揚げられる時代だからして "用心深い" 言い回しになっているとしか想えない。

それに・・・:
 何時の頃からか、"相棒" とか "仲間" の事を "バディ"(Buddy)と言うようになった。
 TVドラマの "相棒" は老生の好みでは無いが、例えば "リーサル・ウェポン" の様な、それこそバディが活躍するに相応しいTVドラマは残念ながら観た事が無い。
 こう言う言い方は批判を浴びる事を承知の上で申せば、昔ながらの日本流正義感が展開されるドラマでは "相棒" って言う方が似合っている・・・と感じるのは歳のせいに違い無い。

だが・・・:
 我がワイフ殿の考えは違っていて
   TV朝日系以外のドラマでは "相棒" って用語を使いたく無いからヨっ!

だった。
 なぁ~る程ね。 そっか。 そうなのかも?

 以上は、ブログネタがつきかかっている時のストック・ブログに過ぎませんでした ・・・ m(_ _)m

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20230817:”確認していない” ≡ ”確認出来ていない” [雑感]

 先週の事だったが、ワシントン・ポスト紙が、我が国防衛省のコンピューター・システムに中国軍ハッカーが侵入していたと暴露している。
 こうもあからさまに・・・何とまぁ、"恥ッ晒し" の話だろうか。
 いくら米国政府が指摘しても一向にセキュリティ・レベルを上げられない我が国政府の取り組みに業を煮やした "意図的リーク" だろう・・・とは識者の指摘だった(BSTBS’報道1930)。
 同氏の更なる指摘では、
   情報管理の世界では日本の水準は話にならない程低い・・・①

と有名らしい。

とすれば・・・:
 ハッカー軍団は、我が国の軍事情報をとっくの昔からハックしていて、今では同盟国であるところの米国との共有軍事情報を狙ったのだろう・・・とさえ推察してしまう。
 何故って、①なら我が国の軍事情報は筒抜けだったに違い無いからだ。 同時に既にハッカー済みの陳腐情報しか共有していないのを知って "嗤って" いたに違い無い。

だから・・・:
 松野官房長官の
   防衛省機密情報について、漏洩したとの事実は
   "確認されていない"

とのコメントの真意は、
   "確認出来ていない"/"確認出来なかった"

の意味だったのだろう。
 まさか
   ”確認出来た”

とは言えまいしなぁ。

更に:
 浜田防衛相の
   任務の遂行に影響が生じる事態は生じていない

とのコメントも、ハッカー軍団の技術が足跡を残さなかった程高かったと言う意味だったのか、或いは任務遂行に影響を与える情報は無いに等しかったのかの "どちらか" だろう。

 政治家の国民向けコメントは "表意" では無く "裏" を読み込まなくては・・・素人さえそう想った瞬間でした。
 拈た老生の邪推に過ぎない事を願っています。

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20230816:E.プレスリーを聴く会 [気晴らし事]

 旧盆の頃、今年はE.プレスリー没後46年・・・と言う事で例年通りに主題を開催。
 相変わらず主催&観衆:自分ひとり(我がワイフ殿は全く以て関心無し!)

 午後~夜半にかけては何処へも出かけず、自分の部屋に引き籠もって "エルビス" を想い出しながらも “オン・ステージ” を見直し、ディジタル化した “自前コレクション” を聴き込み、それに加えて “YouTube” で偲ぶ事にします。
 てな訳で、皆様のブログ訪問は明日に m(_ _)m

 以上、一年前投稿原稿を下敷きにした手抜き原稿で失礼致しました。

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20230815:”敗戦” か ”終戦” か(8月15日) [雑感]

 今では、今日を "終戦の日" と呼ぶ人が圧倒的に多いし、報道機関も専らこの用語を統一的に使っている。 我が家にある今年のカレンダー全てでも "終戦記念日" とある。

 もう戦争はこれっきり・・・との想いが込められているのだろうが、老生が小学生/中学生辺り迄は "敗戦の日" と言う人が結構いた。 今でも "あえて" "敗戦" と言う人もたまに見かけるのだが、その心は?・・・って聴いてみたい想いもする。
 論点をチコッとずらすけど、我が国を先の戦争の "加害国" として糾弾し続ける国もあれば、人類史上最初の核兵器被爆国としての行動を求める人達もいるのが現実で、"今日をどう呼ぶのか"、複雑な想いもする。

 昨年2月下旬に始まった露国によるウクライナ軍事侵略は、力による現状変更、即ち核兵器保有国が "脅し" をかけて理不尽な戦争を仕掛ける事のバリアが "一挙に低くなった" 現実を見せつけている。
 そんな中で、昨年の米国下院議長の台湾訪問に端を発した中国軍による台湾包囲 "軍事作戦" は、きっかけ次第で瞬時に "侵略" へと切り変える戦略ではないか・・・とさえ想った程で、所謂 "台湾有事は間近" ・・・そう感じずにはいられない。 "KY" なのか、最近では我が国政府ナンバー2が訪台している( "KY" = "危険予知" )。

 とすれば、戦略に長けた中国は "むしろ"
   これ等の訪台を満を持して望んでいた

に違いない・・・そう想うと、殊更に
今日は本当の 「終戦の日」

であって欲しい。
 台湾有事の時、我が国が第三国として傍観を決め込む事は出来まいから・・・との想いは昨年の比では無い。

PS:
 本ブログ゙は一年前のを下敷きにして更新したモノに過ぎません。

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20230814:W.フリードキンさん逝く(映画監督@米国) [故人を悼む]

 8月7日に逝去。 享年87歳。

 引き込まれる筋書きの映画が幾つもありました。
 特に
   フレンチ・コネクション・・・①
   エクソシスト・・・②
   恐怖の報酬・・・③

は今も時々に鑑賞する程であります。
 ①は "ポパイ" と渾名される刑事役のジーン・ハックマンがその名を彷彿させるが如くに演じる最期の方でのクルマ同士の激しいチェイス場面は今でも圧巻だ。 同じ主人公で続編が製作されたがやはり第一作を超えるのは難しい印象だったか。
 "ポパイ" と共演していた故ロイ・シャイダーが主役を務めた③は1953年仏版(主役:故イブ・モンタン)リメイク作品で、興業的には失敗作だったらしいが、老生には仏版には無いスリル満点のシーンがあったりしてお気に入りだ。
 ③はホラーものの最高傑作に違い無い。

 CG満載の映画よりもこういう人間臭のする映画の方が好みだ。
 黙祷。

ついでに:
 人間臭い・・・って言えば、故サム・ペキンパー監督作品:"ワイルドバンチ" も "最期の西部劇群像" を描いたものだったですねぇ。
 どうした訳か、想い出します。

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20230813:危機管理は難しい。理屈通りにはいかない [雑感]

 8日(火)15:00から開催された "日大アメフト部学生大麻/覚醒剤所持/使用事件" に関わる大学主催記者会見を偶然ながらTV中継で観聞きした。
 学生の不祥事なのだから学長の謝罪会見だと想ったが、世の中の関心は理事長のそれだった。
 この方は著名な作家で、すなわち言の葉を操り、紡ぐ事をお得意とされる筈だ。 名だたる文学賞の審査委員もやれば、ズバ*2突き進む切り口鋭いエッセイをモノにするお方でもある。

だもんだから・・・:
 単刀直入の素直な会見だろうと期待したけど、総じて "感情論的な釈明" に終始した会見で、お書きになるモノ程の "すっきり感" は無かった。
 そう言えば最近、ご就任一年談話の中で "改革6合目" と仰っていたけど、改革項目とかその手段・スケジュール・結果等々のご説明も無いままに6合目って言われても全く説得感/納得感は無かった事を想い出すばかりだった。
 組織のトップは感情に走っては駄目だし、定性的な説明でも駄目な時代だ。 何よりも要求されるのは偽りの無い定量的な説明な筈なのだが・・・

案の定・・・:
 何処かのTV局のニュース番組では危機管理専門家のコメント:
   理事長・学長・副学長揃って危機管理意識が全く無い

を紹介していた。

だが、想い起こしてみると・・・:
 おいおい待ってよ。
 日大って、大学に於いて "危機管理学部" とか "危機管理学科" を置いている数少ない大学の一つじゃないか(対話生成AIに訪ねたら、過去3校、現下では2校しか無いそうな)。
 そこに所属する教授だったか准教授だったかの方は、BSフジTVの "プライ・ムニュース" のコメンテーターとして何回かご出演していて立派な理論をご披露していた程じゃ無いか。
 それが実際の危機に接するとまるで体を成さない・・・ってどういう事なんじゃ・・・って想いましたとさ。
 机上論理と現実の乖離は恐ろしい程に大きい・・・って事で済ませて良いんだろうか。

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20230812:”科博” クラウド・ファンディング [雑感]

 国立科学博物館( "科博" )が動植物や自然史に関わる化石等々、科学的に価値のある標本保管に関わる光熱費高騰の為に予算不足でやむにやまれずにクラウド・ファンディングを呼びかけた(8月7日)ところ、10時間足らずで¥1億超の申し出があったとの報道だ(目標額=¥1.5億円)。 8日午後には¥3億円超、9日に至っては¥4億円突破との報道も聴いた。 今日辺りは・・・既に¥5億円越えしているとも。

 それだけ国民の関心が高かった訳だ。
 科博は国立の機関ではあるが、独立行政法人であって、その運用の基本が一任されている一方で、予算の80%程が国からの交付金、残りは入館料等々の自己収入金で賄う仕組みになっている。
 近年、交付金は漸増されたもののエネルギー経費高騰には追いつかなかった様だ。

 "文化" を重んじる国では、この種機関の運営費の一部は国民、特に富裕層からの寄付で賄われているのが普通だが、我が国の富裕層にはそう言うお考えには関心を寄せていないからだろう、科博が一般国民へ向けてのクラウド・ファンディングに踏み込み、呼びかけていても驚くべき事とは言え無い・・・って老生は想っている。

 国立と名乗るからには交付金をもっと増やせ・・・って意見も多いけど、防衛費や社会保険制度維持、少子化対策等々の増額を御旗としている国は必ずや
   増税+ "文化政策費の縮小"

を強いるだろうから、大学を含めた独立行政機関の運営は今後益々厳しい局面を迎えるに違い無い。
 その時に、
   我が国が文化国家の名に値するかどうか

が問われるのではないかと老生は捉えている(寂しいね)。

ついでに:
 現館長の篠田謙一氏は分子人類学がご専門で、遺伝子解析に基づくいた "出アフリカ後" 人類の足跡を学究された方として著名だ。
 軽薄な言い方だが、老生は昔からこの方の "ファン" だ。
 だからして、クラウド・ファンディングの呼びかけニュースを観て聴いて、それでは・・・と応募する気になった。

更についでの提案ですが・・・:
 国会開催運営費は¥3億円/日と算定されているし、政党には税金から数十億円から百億円単位の助成金が支給されている。
 "国家の品格" を維持する上でも余り意味の無い国会開催日数を数日だけでも減らし、また助成金を受けている政党は¥10億円を最小単位として運営にヘト*2になっている独立行政機関へ寄付したらどうか。
 加えて、40名近い国会議員や地方県会議員を引き連れた海外研修に支給されると言い訳されている党費支払いは一切取りやめ、その相当分を独立行政機関へ寄付したらどうか。 この方が遙かに国家への貢献度が高いと想うが、皆様にはどう想われますでしょうか?

加えて:
 余計な御世話だけど、正月にお金をばらまくよりも、こっちの方へばらまいて欲しい・・・と期待する老生でありまする。

心配なのは・・・:
 今回は初回だったから・・・毎年のクラウド・ファンディングは厳しいモノがあるとの予感が外れる事を祈りたい。
 予算に苦しんでいる独立行政法人は沢山。 これ等が皆揃ってクラウド・ファンディングやり始めたら・・・って心配もしています。

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