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20230804:除草剤あれこれ [ただの私見]

 農家の方々とか熱心にガーデニングに精を出す方々等、雑草に悩まされている方々がお使いになる除草剤。
 便利だが、狙った草種だけを枯らすタイプもあれば、何でもカンでも枯らそうとする非選択性もあり、使い分けは簡単では無い。
 昔と違って今市販されている除草剤は散布後一定期間経てばその自然環境の中で分解して無害化されるタイプが主流って言うか、そう言うタイプしか認可されていない。
 だが、あまりに同じタイプを同じ箇所に使い続けると相手側に "耐性" を誘導する場合もあるので、最近のバイオ技術の発展が適用されたタイプが穀物栽培には使用されている場合もあるし、逆に穀物側に耐性を持たせた栽培方法も実用化されいる(が、"遺伝子組換え" ・・・ って訳で、我が国では異常な迄に嫌われている)。

 除草剤は勿論、多種多様な化学物質の人体等への安全性は化審法を初めとする法律で規制されているのだが、短期あるいは急性/亜急性毒性評価が大元の基準で、長期にわたった接種、或いは被爆に対する安全性を "完全担保" している訳では無い。
 第一、その種の長期安全性に関わる研究に取り組んでいる研究機関/研究者は我が国には少なくとも老生は知らないし、文科省とか厚生労働省からの研究費支給対象になっているとは想えない( "個人の見解" です)。
 この辺り、今は昔に大騒ぎした "環境ホルモン" 問題等々を今以て "執拗に" 調査&研究している米欧研究機関との違いが大き過ぎるのが我が国の限界かも・・・って想わずにいられない(そう想う老生は何も米欧信奉者では無い。念の為)。

ところで:
 今回の大手中古車販売会社が国内店舗道路側に植裁されている草木を意図的に、かつ定期的に過剰に除草剤を散布して枯らしていたとの指摘があって、行政側の調査が始まっているとの報道だ。
 これが本当なら、店舗は人通りの多い箇所に設置されているのだろうから、"危うい" との認識皆無と言わざるを得ない。
 除草剤を始め農薬等の素人散布は無制限に許してはならない・・・そう老生は想い、我が近場にこの店舗を見掛けた覚えが無いのにホッとしている(何とまぁ、エゴ丸出しの老生だとの自覚はあります)。

ついでに:
 一般的には除草剤は樹木を枯死させる事は無いとされているが、それは
   "短期間" での通常の使い方では

と言う事であって、
   "過剰に、かつ継続的に"、
或いは
   "意図的に" 樹木の導管へ注入する

等の施用していた場合迄を保証する事では無い。
 土中に浸透した除草剤成分が樹木の根から吸収される事は無いとの実験的な確証を老生は知らないし、専門家とされている学識者の方々にそんな悠長なご研究のご経験は無いだろうが、除草剤開発企業ではどっかにデーターが紛れ込んでいるかも知れない・・・が、表に出ることは無いと想う。

ついでに:
 散歩道脇の雑草が目障りだから・・・って勝手に除草剤を施用するのは問題が多く、かつ大きいと想うのですが、自治体は "我関せず/関与できない" の姿勢が強く、腰が引けている様で、不満を感じざるを得ない現状もあります。