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20230813:危機管理は難しい。理屈通りにはいかない [雑感]

 8日(火)15:00から開催された "日大アメフト部学生大麻/覚醒剤所持/使用事件" に関わる大学主催記者会見を偶然ながらTV中継で観聞きした。
 学生の不祥事なのだから学長の謝罪会見だと想ったが、世の中の関心は理事長のそれだった。
 この方は著名な作家で、すなわち言の葉を操り、紡ぐ事をお得意とされる筈だ。 名だたる文学賞の審査委員もやれば、ズバ*2突き進む切り口鋭いエッセイをモノにするお方でもある。

だもんだから・・・:
 単刀直入の素直な会見だろうと期待したけど、総じて "感情論的な釈明" に終始した会見で、お書きになるモノ程の "すっきり感" は無かった。
 そう言えば最近、ご就任一年談話の中で "改革6合目" と仰っていたけど、改革項目とかその手段・スケジュール・結果等々のご説明も無いままに6合目って言われても全く説得感/納得感は無かった事を想い出すばかりだった。
 組織のトップは感情に走っては駄目だし、定性的な説明でも駄目な時代だ。 何よりも要求されるのは偽りの無い定量的な説明な筈なのだが・・・

案の定・・・:
 何処かのTV局のニュース番組では危機管理専門家のコメント:
   理事長・学長・副学長揃って危機管理意識が全く無い

を紹介していた。

だが、想い起こしてみると・・・:
 おいおい待ってよ。
 日大って、大学に於いて "危機管理学部" とか "危機管理学科" を置いている数少ない大学の一つじゃないか(対話生成AIに訪ねたら、過去3校、現下では2校しか無いそうな)。
 そこに所属する教授だったか准教授だったかの方は、BSフジTVの "プライ・ムニュース" のコメンテーターとして何回かご出演していて立派な理論をご披露していた程じゃ無いか。
 それが実際の危機に接するとまるで体を成さない・・・ってどういう事なんじゃ・・・って想いましたとさ。
 机上論理と現実の乖離は恐ろしい程に大きい・・・って事で済ませて良いんだろうか。