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20231018:初めての経験( ”ノンアル・ワイン” ) [ワイン考]

 最近の若い方々は "アルコール離れ" が多いと聴いた。 仕事仲間とかの "飲み会" よりも "趣味優先" ・・・ うぅ~ん、昭和前半世代の老生には解る様な/解らない様な・・・ "自分優先" とはチコッとばかり羨ましい(?)気さえするが。
 そんな中、つい先日の事だが偶然にも "ノンアル・ワイン" ・・・って代物を味わう機会があった。
 ノンアル・ビールは知っていたけど、ワイン迄もが・・

 僅かに発泡しているその代物は、薄い琥珀色を感じさせて期待したが、香りは残念ながら貧弱なフルーツっぽさだけで、味わいは何か、敢えて言えば "シャン*リーの親分" みたいとでも言えば良いだろうか。
 それでもアルコールに弱い方と楽しむには、或いは後でクルマ運転せなやならん時等には重宝するかも・・・か?

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20230922:手が届かない(高くなり過ぎたワイン) [ワイン考]

 本日のブログは "情けない&しみったれた愚痴" でありまする。
 何でもかんでも値上がりするのが常態になっちまっているが、ついにって言うか、贔屓にしている白ワインの値段が¥5K-/750mlを超え始め、手が出なくなってしまったのだ。
 平素味わう家庭テーブル白ワインはワン・コインでさえ手に入るネゴシアン系に過ぎないけど、時にはお気に入りのを味わいたい・・・が、さすがに¥5K-越えにはそう*2手が出ない。

 何故ワイン迄もが異常にも高くなってしまったのか。
 もう半年前だが、プロのワイン・テイスターのお一人は "品質と価格が釣り合っていない" と指摘さえしている:
   J.ロビンソン’ワイン・リポート
    -異様に高いワインの正体
   (日経紙:2023年3月19日付け日曜特版)

この記事に依れば
   希少性・・・①
   カルト現象・・・②
   富裕層の増加・・・③

が三大要因だそうだ。
 生産量が少ないが、それなりの水準の銘柄なら①が当てはまるだろう。 これは需要/供給のバランスに起因する訳だから納得せざるを得ない。
 ②とは、名の知られた生産者が流行に乗ったって言うか、時代の流れに沿った銘柄を生産し始めると、その途端に一部のワイン・テイスターが囃し立て、それに追随したメディアが煽り立てて高値がついてしまう事らしい。 そんな銘柄、自分とは縁が無さそうだが・・・
 ③は、品質が今一の一部のワインに高額を注ぎ込む事を躊躇しない( "アホ舌" の )富裕層の存在との事だ(*1)。

 でも老生好みの白ワインはネゴシアン系ではないものの、それ程の希少性は無い上、②&③とは縁遠い銘柄の筈なので、結局は輸入業者側の "便乗" じゃぁないのか・・・って疑っている。
 そんな事モノにしない程の余裕が欲しいところだが、無念だ。
-----
(*1):(***)は老生の "偏見+独断" に過ぎません。

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20230107:¥100万円と¥5K円の違い [ワイン考]

 些かマンネリ感もあけど、他に大した番組が無いから元旦夜はあの "芸能人格付けチェック" を観てしまった・・・この歳でお恥ずかしい。

 いつもの事だが第一問は "赤ワイン" ・・・ 超高価ものと安価ものの比較だ。
 今回も一瓶¥100万円クラスのボルドー産ヴィンテージものと¥5K円のいわゆるテーブル・ワイン級ものとの比較だった。
 音楽とかダンス等々、画面を通して比較できる訳では無いので、飲食物の比較は視聴者にとっては参画出来ず、つまらない。

ところで:
 安物・・・っていったって、自分の様な一般庶民からみれば一瓶¥5K円品はそう*2味わう機会は無い。
 自分は専ら "白" 好みで、 "赤" の経験は少ないが、毎年話題になるボージョレー・ヌーヴォーの様な "薄っぺら" って言ってしまっては批判を浴びるだろうが、このタイプは嫌いだ程度の事しか解らない。
 だから、¥5K円ものだって美味しいだろうになぁ・・・って想うのだが、¥100万円モノの味そのものは多分理解出来ないし、想像すらも出来ない。
 番組では勿論正解者がいたのだが、彼等彼女等はそれだけの味覚/臭覚/視覚に優れている・・・のだとしたら大したもんだなぁ。 そんなチコッと羨ましい感じさえしました。
 まぁ、¥一万円モノの赤ですら、一生涯味わう機会は無いだろうなぁ・・・ここ迄書いてきて、今は昔、同じ様なブログを投稿していたなぁと想い出しました。
 いやはや、これを耄碌と言わずして・・・失礼致しましたっ!

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20210314:今日は何グラム飲んだ?(アルコール摂取量) [ワイン考]

 ビール会社大手では近いうちに缶ビール1本に含まれるアルコールを重量表示(グラム表示)にするそうだ:
   "アルコール グラム表示へ"
    - アサヒやキリンなど
    - 量を明確化、適正飲酒促す
   (日経紙:2021年3月3日)

 アルコール飲料に表示されている "アルコール度数" は法律で
   "容量%@15℃"
と定められているが、"重量表示" にして飲酒量を "解り易く" させる効果を狙うそうだ。

 因みに厚生労働省お薦めの飲酒最少量としては
   男性:40gr/日 & 女性:20gr/日
がある(生活習慣病リスクが高まる飲酒量)。 残念ながらと言うべきか、ジェンダー平等とはなっていない(まぁ、これも多様性・・・って事で理解しておこう)。

 アルコール10%程度(≒8重量%)のワイン1瓶(750ml)中のアルコール量は大凡60grだから、一本を空ける事は
   厚生労働省:お薦めでは無い
   財務省:もっと飲めや
・・・って事になっちまう。 どっちにしろ "ぎょっ*2" だ。
  "今日は何グラム飲んだ?"
  -A:"うんじゃぁ、この程度でやめとこっと!"
  -B:"あと10grだけ!"
なんて事になるのか?
 これからは換算表をスマホにいれておかなけりゃなぁ・・・イヤハヤ。

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20201217:最近は ”オージー・ワイン” 買いまくり [ワイン考]

 "はやぶさ2" がオーストラリア南部砂漠地域に無事にカプセルを投下し、新たなミッションを完遂すべく遙か彼方の小惑星へ再び旅立って行った(12月6日)。
 プロジェクト成功を素直に喜ぶが、自国を落下地域とする事を許可したこの国の懐の広さに感心している。

 この "カプセル投下/回収成功@はやぶさ2プロジェクト" の記事満載の頃、お隣の大陸国家が "新型コロナ発生源" に関わる事で "この国を貿易制限の対象" として "圧力" をかけている記事を見かけた。

 WTO加盟国にあるまじき品格の無い卑怯卑劣な手だ。

 そこで自分が出来る応援は何だろうか・・・と考え、細やか過ぎるがこの国のワインを買い続ける事を思い付いた。
 加えて自我を無理押しするこの大陸国家製品には今後一切手を出さない事も(安い事だけが魅力なんだが、もう止めだ)。

 この程度では何の効果も無いだろうが、はやぶさ2プロジェクト協力への感謝も込めているつもりだ。
 自分にはこれしか出来ないのが残念であります。

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20201018:ワイン飲み比べ@クルマエビ香草焼き [ワイン考]

 小泉武夫名誉教授@東京農業大学の日経紙連載エッセイ:
   ”食あれば楽あり
    - クルマエビ香草(こうそう)焼き (2020年10月5日)

では、そのレシピとこれに合わせた白ワイン(ソーヴィニョン・ブラン;¥2.5K-/0.75L)の味わいを軽妙に書き下されていて:
   "弾む歯ごたえ、至福の風味"

と評され、ワインとの相性が "実に良かった" とあった。

そこで・・・:
 "真似" してみた。
 真似たのはエビの香草(薄切りレモングラス/ニンニクみじん切り)焼きのところ。
 但し、教授は焼きをバターでだったが、自分はオリーブ・オイルを使った。
 もう一つの但しは、教授ご指定のワインは年金生活者にとってはお高いので "ケチって" ハーフサイズ版とし、今ひとつコンビニで同じ葡萄種の最安値品(ワンコインでおつりが来る)を用意してみた。

注目(?)の結果は:
 ソーヴィニョン・ブランは軽やかな辛口で、どちらかと言えば爽やか感を受ける一方、香りが産地によって微妙に違う・・・のだが、香草焼きエビ自体が旨過ぎ&文字通りのやや強めの香りが漂ったせいか、ワインはどちらも合っているとしか感じなかった

 俺っちの舌が "貧乏馴れ" しちまったか?
 それとも・・・?
 まさか・・・?(とても書けません)



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20201003:”不味い” と言ったら辞職勧告(ワイン) [ワイン考]

 先月25日の事。
 "面白い" ・・・ と言っては当事者の方々へは不謹慎だが、ネット・ニュースで見つけた出来事:
  ”町内ワイナリー 販売不振は不味いから
   - 言った町議へ議会が辞職勧告
  (中国新聞社オンライン:9月25日10:00時発)

 世羅町議会@広島県の事で、自分は知る由も無かったが原料葡萄を栽培し、ワインを生産しているそうだ。

 が、そのワイナリーを経営しているのが町の第三セクターで、決算報告の質疑応答の中で、某町議が
   "売れないのは不味いから"

と発言した事に怒った原料葡萄生産者等が "撤回&謝罪" を議会へ要求し、議会がこれに答えた・・・と言う図式の様だ。

だが:
 町議の "不味い発言" も、議会側の "勧告" の気持ちも解らないでは無いが、どちらもチコッと乱暴だ。
 葡萄生産者側が日本国内他地域と比べた品質に絶対の自信を持っているのかどうかが不明だし、第一に旨い/不味いは個人の好みにも関わる問題だ。

 町が関与する第三セクターの経営問題に関わる件だから、もし品質上に論点があるのなら、どういう味わいにするかとかの議論があってしかるべきだし、不味い発言でいきなりの辞職勧告も性急な感じがする。
 何か表に出ない背景があるのかも・・・

因みに:
 ネットで調べたら、白は "甘口" タイプだけだったので、お取り寄せで自分なりの味見は止めておきました。
 自分の経験上、甘口は辛口よりも評価は難しい・・・と想っています。


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20181125:”EPA(経済連携協定)恩恵” 先取り?(EU産ワイン) [ワイン考]

 先週クルマで10分かからない所にある大型スーパーで冬本番に向けたゴテゴテの厚手靴下とジーンズを買い求めて帰ろうとしたところ、”EU産ワイン大特価” とあったので意地汚く立ち寄った。

 来年2月1日から発効となるEUとのEPA先取りセールらしい。
 ボトル辺り¥100-弱程の関税がかからなくなるとの事だった。
 たかが¥100-。 されど¥100-だ。 品質が担保出来れば安いほど良いのだ。

 見渡すと、”年金生活者向け” から “それなりの銘柄品” 迄、随分と品数を揃えていて、見ているだけでも楽しい。

 ついつい好みのを5本程買い集めてしまった(もっとあったのだが、腰痛持ちとあっては自ら重量制限してしまうのです)。
 大特価とは言え、こっちらにとっては想定外の出費だったが、年末に向けた “晩酌” の楽しみが増えた感じだ。
 そうだっ! ワインに限って持ち込みが許されるので、お馴染みの居酒屋さんへも持参して “大盤振る舞い” しようっと。


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20181030:今日から ”産地表示ルール” が厳密に(ワイン@日本) [ワイン考]

 本日より国税庁は “果実酒等の製法品質表示基準” の適用を開始し、ワインの産地表示が厳しくなる。
 “国際基準” との整合性がとれる様になり、結構な事だ。

昔はこんな例も:
 今では “赤*スイートワイン” とネーミングされている奴は、今は大昔の話だが、”赤*ポートワイン” と表示されていた。
 ワイン愛好家が今の様にポピュラーな時代ではなかったし、”ポート” がポルトガルのワイン名産地 “ポルト” である事にも無知だったし、提供側にも産地表示ルールなぞ考える意識も無かった時代だ。
 が、さすがにこれは本家本元のクレームがあって名称変更に追い込まれた訳だった(僅か “5歳のチコちゃん” は知らない筈だ (>_<) )。

厳格になった産地表示ルールとは:
 大分前の日経紙(2018年8月27日)が解り易い解説記事を掲載していて、それによれば
  “産地名” + ワイン;一例 = “東京” ワイン・・・①
  “収穫地名” + ワイン;一例 = “東京産” ワイン・・・②
  “醸造地名” + ワイン;一例 = “東京醸造” ワイン・・・③

は “厳密に区別” される。
 即ち、
  ①:同じ収穫地と醸造地の葡萄を原料として “85%以上” を
    使用している場合に限り適用できる(最も制限が厳しい)。
  ②:収穫地産葡萄を原料として “85%以上” を使用している場合
    (即ち、醸造地は不問)
  ③:収穫地が醸造地とは異なる事の明記が必要
    (典型例:海外輸入葡萄汁を主原料としたワイン等←年金生活者の強い身方)

 ワインを戴く立場からの勝手な言い分に過ぎないが、醸造業者の方々には商品名変更を余儀なくされるケースが多々あるだろうが、国際標準に整合しているのなら “むしろ新たな商機” として捉えて欲しいものです。
 尤も自分は産地に拘るケースは全く無いとは言えないが、”自分の好み” の方を優先するので、①でも良いし、②でも良いし、③でも気に入れば良い。
 が、折角の新ルールだから①を試して見ます。


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20180925:”720” か? ”750”か? (ワインボトル) [ワイン考]

 “ボトル・サイズ” の事です。
 僅か “30ml” だが、貿易面ではディール、即ち、取引材料になる。

 EU産ワインのレギュラー瓶は750ml。 日本詰めでのそれは基本720ml、即ち4号瓶(但し海外規格を踏襲して750ml詰めもある)。 加えて1升瓶(1800ml)詰めのワインすらある(海外の方は “一升瓶そのもの” を見てびっくりされる例が多い)。

 EU産でも一合に対応する小さな瓶(レギュラー*1/4=188ml)もあれば、マグナムと呼ばれるビッグサイズ(レギュラー*2=1500ml)もあるが、720mlとか1800mlサイズは規格として無い。 でもって、評判すこぶる高い日本ワインであってもEUへ輸出する際は先方規格への詰め合わせが必要となる。

 一種の “非関税障壁” とも言われていたが、日本/EU間 “経済連携協定”(所謂 “EPA” って呼ばれる奴です)の締結によって日本産蒸留酒、つまり “焼酎” については4号瓶や一升瓶詰めがそのままで輸出出来る様になったそうな(出自:日経紙2018年9月13日)。

 自分は蒸留酒って奴は苦手なので良く解らないが、和食がEUでも流行っているらしいから日本酒とか焼酎がもてはやされているのでしょうなぁ。
 因みに、日本酒については、当然の事ながらEU自体に規格が定められていない事が “幸い” して瓶サイズに関してはフリーだ (^^)/

 ワインについては、先方は本家本元を自認して譲る事は金輪際無いだろうから、日本ワインへの “非関税障壁” は依然として残る。
 なので、少量多品種生産は日本の得意技の一つとされているから、我が国ワイン醸造家の皆様のご健闘を祈るばかりであります。


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20180921:”シャルドネ” 飲み比べ(ワイン:”ワン” ~ ”テン”・コイン迄) [ワイン考]

 予てから狙っていたシャルドネ(白ワイン)をワン・コイン(¥500-)~10コイン(¥5K-)迄4本を揃え、飲み比べて見ました。

 シャルドネは同じ葡萄種であっても産地・栽培・醸造条件で味わいが大きく変わり、これがシャルドネ?と想うようなタイプにも出会った事があった。 また最近は格安品でもシャルドネと葡萄種を明記した規格品もあって、それなりの味わいを楽しむ事が出来る(特に年金生活者にとっては ・・・ (^^)/ )。

 そんな訳で、格安品とそれなりのお値段品でどう違うんだろうと想っていた訳でした。 同時に味わったのは始めてだったが、”確かに差” があった。 極めて自己流なので余りご参考にはならないでしょうが(以下の価格は “二捨三入” で整理)、

 ① ¥500-品:軽いソフトな仕上がり。酸味&果実感共に少々。
 ② ¥1K-品:酸味感じず。①とは香りが違う(少しだけ “スモーキー”)
 ③ ¥2K-品:②とは香りが違う(”バター” 臭い)が他の区別は自分には解らない
 ④ ¥5K-品:明らかに①~④よりも “コク” を感じるが、”涙流す” 程では無い。

 ①は確かに気楽に “がぶ飲み” 出来るタイプだが、自分好みでは②かなぁ。 但し産地は同じで、価格だけ違うと言う品揃えでは無かったので、”怪しい” 飲み比べかも(①~③:南半球産。④:北半球産)。

 因みに我がワイフ殿は④のいち押しでした。 ビール党なのですが、何せ自分とは違って ”育ち” が良く、さすがポイントを抑えたのかしらん?・・・

 自分には解らないが、シャルドネをお好みにはならないワインの “プロ” と自称される方々が多くおられるらしい。 自分には “無縁” の方々です。 "有縁もお断りだなぁ" ← もち、先方の方々が・・・です。

後日談:
 第一回目は上記の通りでしたが、残りを密閉した上で適温保存後、二日おいて再度ブラインド・テストしたところ、”奇跡的” にも同じ結果でした。
 が、そのまま残りを飲み続けている内に差が気にならなくなっていた。 舌が麻痺してきたんだろうか (>_<)
 今更なんだが、自分には凡そ100ml/杯を精々3杯程度迄が正しく(?)味わえる限界みたいだ。 弱くなったんだろうか? (てへへっ)

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20180917:マスカット・ベリーA(日本ワイン) [ワイン考]

 今年は、日本の風土にマッチした赤ワイン用葡萄種 “マスカット・ベリーA” を開発した川上善兵衛氏生誕150年だという。 でもって、同氏ゆかりのワイナリー(”岩の原葡萄園”@新潟県)の記念催事が紹介されていた(出自:日経紙2018年9月8日)。

 マスカット・ベリーAから醸造した赤ワインは、自分が経験した範囲では、どちらかと言うと “さっぱり系” が多い様に感じる。 自分は、赤に対してはフルボディを求める事もあって、正直余り飲み込んではいない( “ボージョレ・ヌーヴォ” も同じ理由でどうも・・・な方)。

 普段、自分は美味しいと想う自分の舌を信じて産地には拘らない方なのだが、我が国でもやっと “産地表示” が厳しくなり、”日本産ワイン” と “日本ワイン” の識別表示がきちんと成されるようになった事でもあり、それを “祝して” 日本ワインを積極的に味見させて戴こう・・・勿論、年金暮らしの予算が許す範囲内に限る訳ですが・・・


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20180824:欧州ワイン2018年モノは ”ビンテージ” ? [ワイン考]

 この夏、北半球は猛暑に襲われ( ← ”ヒート・ドーム” にすっぽり覆われているとか)、各国から小麦・野菜・オレンジ等々農産物の不作・品質劣化が報じられている(日経紙:2018年8月19日)が、一方でワイン用葡萄にとって、産地によっては強い日差しと程よい雨量のおかげで糖度が大幅に↑↑、おまけに豊作が見込まれ、既に収穫が始まっていると言う。

 特段に質の高いワインが期待出来るとの事で、2014年以来の “当たり年” になりそうだという。 赤が飲み頃になるのは大分先の話で、自分の歳を考えれば賞味できる確率は限り無く低いだろうから、2年程先に白を味う事に期待しよう。
 それ迄はガンバルっきゃぁない!(励み? になります)

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20180812:”ワイン生産” 日本一はどこ? [ワイン考]

 知らなかったっ! 何とワイン用葡萄栽培とは恐らくは何の関係も無い “藤沢市”@神奈川県だってっ!

 ご承知無い方が多いと想われますので簡単にご紹介しますと、
  “JR-藤沢駅” = 東海道線下り “大船駅” の次
で、この ”大船駅” は “横浜駅” から東海道線若しくは横須賀線下りで15-20分程度
の所にあります。

 但しここで言うワインとは、原料となる “葡萄栽培からの一貫した醸造ワイン” の事ではなく、”葡萄果汁からの滅菌+濾過+発酵+熟成+ブレンド等の最新工業システムを経て生産されたワイン” を指すのですが・・・

 メルシ*ンが運営する藤沢工場が日本一の生産を誇る工場だそうだ(出所:日経紙2018年7月18日付け神奈川・首都圏経済紙面連載記事:"BizMovement:メルシ*ン藤沢工場 ワイン生産日本一支える")。 で、”果汁は南米(つまりはチリ?)からの輸入品” との事。

 確かに同社の所謂 “エントリー” 銘柄はPETボトル封入のお安いながらも味はそれなりに調えられており、無下に否定し得るものではない。 “年金生活者には強い身方” だ。

 木訥なイメージが染み込んでいる味噌や日本酒だって、一部では AI が杜氏等の “名人業” を再現する工程を管理・運営している時代だ(含・酵母管理)。
 ワインだって例外である訳は無い。 ・・・って事は、生産は場所を選ばない・・・何処でもOK。 流通を含めたトータル・コストが決め手となるのかな?

 うぅ~ん・・・藤沢市って、従兄弟が住んでいて結構知っている所なんだが・・・理由が思い付かない (>_<) 

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20180202:”地ワイン”@横浜 [ワイン考]

 横浜にも "地ビール" に倣って "地ワイン" が誕生した様だ(出所:日経紙2018年1月17日付け神奈川・首都圏経済紙面:"つむぐ 横浜発のワイン醸造所開業")。
 この囲み記事は、ご推察通りに県の経済活動を活発化させる "ご当地よいしょ記事" なのだが、嫌みが少ないのが救いだ。

 昨年11月に横浜市内開業のワイナリーが3種(白・ロゼ・赤)を提供し始めたそうだが、¥2.5K-(税前)なので自分には手を出し難い(普段飲む奴は精々¥1K程度です)。
 それに横浜ワインと言いながらも葡萄自体は地元産では無いので、当分は模様眺めだ。

 自分には、当地にワイン向け葡萄栽培適地があるかどうか判断出来ないので、そうなった時点では無理しても味わう事としよう。
 それ迄結構時間がかかるだろうなぁ・・・
 果たして "待てる" かしら?・・・少しだけ心配(?)


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20171218:北海道ワイン [ワイン考]

 北海道ご出身の*大学名誉教授から "北海道ワイン" を戴いた(以前、日本酒を戴いた事も)。
 日本各地平均気温の上昇に伴い、"お米" の産地や "ワイン用葡萄" 栽培適地域がじわじわ北上している事は知っていたものの、濃厚な色を呈した赤迄もが北海道で!
 年の瀬の楽しみが一つ増えました(自分なりの感想をお伝えする約束ですので)。

 今や北海道では葡萄栽培期(4-10月)の平均気温が安定的に14-16℃を示す地域があって、2010年代に入ってからはピノ・ノワールの栽培が可能になってきたそうだ。
 驚いた事にはブルゴーニュ@フランスの老舗ワイナリーが日本法人を立ち上げ、函館市郊外に7haの土地を取得し、来年より作付けを始める(出所:日経紙2017年11月27日にも)。

 昔、"英国ワイン" は "まともでない" を意味する皮肉なジョークだったと記憶していますが、今では南部で醸造される各種のワインが賞賛される時代に変わってきている。

 勤勉な日本人の事だ。
 北海道ワインが上質を維持して継続的に生産が可能となれば、海外の方々にも "Hokkai(do)" と発音しやすく、世界に広まるポテンシャルは大いにある(但しフランスの方々は "H を発音しない" からどうなのか?)。
 ともあれ、期待しましょっ!(余りに高いと届かない存在になってしまうが・・・ (>_<) )

一方では:
 産地の高温化の影響がネガティブに出るケースも。
 既に "リンゴ" や "ミカン" では地域によっては栽培適温域から外れてしまう恐れも出始めている様で、品種改良・栽培技術の確立等の対策が必要とされている。

こんな事も:
 我が家の北側に広がる畑では数本だがミカンが立派な実をつけている。
 懇意にしている農家の方によると "様子" を見ているそうだ。
 日当たりが良い場所を選んで数を増やすかも ・・・ 既に "浜梨" ・ "浜葡萄" がブランド化しており、"浜ミカン" 誕生か?


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20171202:消費量がワイン>日本酒?! [ワイン考]

 二年後の2019年にEUとの間でEPA(経済連携協定:合意品目の関税⇒0)が発効されれば、EUからのワインが関税分だけ安くなる(出所:日経紙2017年11月23日付朝刊第15面)。
 最近の若い方々の中には、日本酒を敬遠するもワインならOK!という方が多いらしく、拍車がかかれば消費量でワインが日本酒を抜くのも時間の問題らしい。

 現状の "関税額≒¥93-/瓶" なので、自分の様な年金生活者が楽しむ一般普及版ワインの価格は¥1K未満が圧倒的だから、10%程の値下げで、これは朗報です。

 輸出元で認定され、葡萄の種類名がついているワインであれば、普及版であっても "それなり" に楽しめるので、これは嬉しい話だ。
 既にチリ産の "シャルドネ" だってその通りで、コスパは良いし、2年後にはよりどりみどりになるのかも!
 自分は日本酒とワインどちらもそれなりに戴くが、そうなったらワインの方へ傾くのかなぁ・・・
 とりあえずは何としてもEPA発効まで生き延びるぞいっ! (^_^)


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20171126:人類は8K年前から ”飲んべえ” だった! [ワイン考]

 自分はボージョレ・ヌーヴォーを好みませんが、楽しまれた方々も多かった事でしょう。

さて:
 大分前になりますが、11月14付けの日経紙夕刊で小さな記事を目聡く見つけました:
  "ワインの醸造8000年前に痕跡 ジョージア(で)"

 米欧研究チームが発見したもので、ジョージアの首都トビリシ郊外で発掘された8000(=8Kと略記)年前の壺に残されたワイン醸造の痕跡(装飾と酒石酸)から特定された様で、これ迄の説よりもおよそ1K年遡った事になるそうです。

 米酒、つまり日本酒は米を糖化し、それから発酵させる2段工程を必要とし、醸造法が確立されたのは奈良時代らしいとされていますが、一方、果実酒、特に葡萄酒、即ちワインは自然発酵で "それじみたモノ" が簡単に出来ますから人類最初のアルコール飲料とされている様です。

 それにしても、氷河期が終わるのがおよそ10K年前とされ、この時期は我が日本列島が大陸から切り離された時期ともされていますから、人類は随分と大昔から飲んべえだった(?)のでしょうか?
 日本では縄文時代に当たりますから、縄文人はどうだったのか、お酒類とは無縁っだたのか・・・等と思い浮かべるのも一興です。

ついでに:
 現役の頃、六本木界隈にあるロシア料理店で "グルジア(←当時のジョージア国の呼び名とされていました)"・ワイン(赤)を戴いた事があって、懐かしい思い出です。
 それ以降機会が無く、残念ながら味わいはすっかり忘れてしまっていますが・・・


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20170818:ワインの消費が鈍った。その背景は? [ワイン考]

 キリン・グループのワイン部門 "メルシャン" の調査結果によると、2016年国内ワイン出荷量(=国産+輸入分(≒70%))が36.5万㎘で前年対比3.8%減少したと言う事です(日経紙:2017年8月12日付け)。

 ここ数年のワインブーム(?)は、日本/チリ間EPAが発効したおかげでチリ産ワインの輸入関税が引き下がった結果、コスパ抜群となって2015年にはフランス産を抜いて輸入量首位となったそうだ。

 ワインの国内消費量が減った理由として、記事では
① 安さを訴えた結果、ワインの基本的な魅力(:葡萄種類*地域*発酵← 自分の理解です)が伝わりにくくなった(メルシャン)

缶チュウーハイ等他の酒類との競合が激化した(サッポロ)

とのサプライヤー側の見解を紹介していましたが、これはワイン愛飲家である消費者の見方、特に自分の解釈とは大いに異なります。

自分は、
①はチリ産ワインの品質を云々しているが、むしろ "輸入ワイン+国産ワイン汁をブレンド" してボトル720~750㎖当たり¥300円程度の超格安モノを大量に出荷したサプライヤー側のマーケット戦略の失敗だと思います。
 さすがにこのクラスは、楽しみながら飲むのには辛い所があります(ハッキリ言って、美味しくない。但し全てのPETワイン(*) がこう言う訳ではありませんが)。
  (*) こんなブログした事がありました:
      ”20170221-3:PET ワイン”

②はサプライヤー側でありながらワイン愛飲家の本性を知らな過ぎます。
 アルコール飲料でありながら、発酵系と蒸留系は味わいが "異質" で、カクテルを除けば "どちらもウェルカムの飲み助" はあまりいない(いるとは想えない)。
 大抵はどちらかで、ワイン・ラバーが缶チュウハイを飲む姿を自分は観た事がない(自分もそうです)。

 チリ産ワインは依然としてコスパが良く、葡萄の特徴もよく引き出しており、自分は少しも水準が下がっているとは思わない。

 まぁ、酒飲みは唯我独尊のところがあるので、話半分でお読み下さいませ。
 m(_ _)m

追記:
 そう言えば日本/EU間EPAもいずれは発効するようで、そうなればヨーロッパ産もいくらか安くなるのかなぁ。
 まぁ、期待半分としておきましょう。
 自分はたいして安くならないと想います(:今でさえ原価対比で儲けは凄いから、いくらか安くしても良いもんだがその気配は全くないからです← 拙宅近くに個人でワイン輸入を手がけている方のお話しから)。
 今の時代、欧米崇拝でもなかろうに・・・(好みがたまたまEU産なんて事は大いにあり得ますがネ!)

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20170610:フランケン・ワイン [ワイン考]

 イタリア産の辛口も良いが、時に気楽に楽しめる ”フランケン・ワイン” が自分の好みではあります(ドイツ産唯一の辛口とされますが、シャルドネ程ではない)。

 一般には置かれていない部類なので、昔からのつきあいで輸入元から毎年一括して若干の数量を購入しているのだが、最近は以前の様な ”さっぱりした辛み感” に乏しい感じがしてならない。

 輸入元担当に問い合わせて見ると、ここ数年は夏場が暑すぎて、どんぴしゃの葡萄に育っていない傾向が少しあるそうだが、問題になる程ではないとの事。

 とすれば、自分の舌が ”加齢でピンぼけ” になってきたのか、それともハッピーカントリー産の格安シャルドネの味に馴染んでしまったのか、今ひとつ解らず、しゃっきりしない今日この頃です。
 こんな時、どうしたら?
 田崎さんのワインセミナーの門を今一度叩いてみるかなぁ?(*)
    (*) お時間あれば:20170403:ワイン ③ "日本ワイン"


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