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20240402:多様化とは [雑感]

 何事に於いても "多様化" が叫ばれるのが今の時代だ。
 そんな中、これこそが "究極的多様化" ・・・って言って良いのかもなぁ。

 3月21日付けの各社報道によれば、英国ではウェールズ自治政府首相にボーン・ゲシング氏(50)が選出された。
 同氏はザンビア国@アフリカ南部生まれだが、2歳の時にウェールズ出身の父親とザンビア人の母親と一緒に英国に移住し、3月16日に与党であるウェールズ労働党党首に選ばれたばかりだった。
 ネイティブ・アフリカンを親に持つ人が政府首脳の立場に就く欧州における最初の事例となった。

英国では:
   スナク首相がインド系
   スコットランド自治政府首相がパキスタン系
   北アイルランド自治政府首相が女性

となっていて、史上初めて英国内首相職が全て "非白人男性" で占められた。
 加えて主要都市でも
   首都ロンドン市長:パキスタン系
   オックスフォード市長:イスラム教徒の女性
   ブリストル市長:ジャマイカ系

で、文字通りの "多様化" が進んでいるそうだ。

その背景には・・・:
 かっての世界を股にかけた植民地政策があった訳だが ・・・ それが世紀を股にかけてこの様な "究極的" 多様化に辿り着いたと観るのは歴史に疎い老生だけの想い込みかも知れない。
 それでもは老生には
   英国って不思議な国

に想えてならない(ミステリものは段違いに面白いが・・・)。

ついでに:
 IT超大国である米国では・・・そのトップはインド系の方が多い。
 単なる教育環境だけの問題では無いと老生は想うのだが、その論議には人種というアンタッチャブルな難問が控えていて、深入りはしたくない事からここ迄としておきます。

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