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20240424:TV局盛衰 [気晴らし事]

 最近の地デジTVで気がついた事には、BS放送の方でしか観聞きした事が無かったCMが眼に付く様になった。 こう言っては何だが、著名度にかけてはとても全国版とは想えない商品とかが多い。

 はて・・・CM料金は視聴者数が多い地デジの方が圧倒的に高く、そう*2にはCMなんぞは・・・って想っていたところ、"謎" が解けた。

 東洋経済オンラインの配信ネット記事(4月15日付けAM)によれば、民放在京キー局(日テレ&TBS&フジTV&TV東京)は広告費減収に "喘いで" いるとの事だ。

その背景は:
 今のTV視聴者の多くは在宅がちの高齢者で、若者世代の関心はネット配信番組に向いているのが現状で、その結果、かっては栄華を誇っていた地デジ番組の在宅視聴率が軒並み下落していて、多くの広告主が出稿をネット配信へ向け始めているのだと言う。

配信記事では・・・:
 電通がこの2月に発表した”2023年’日本の広告費”を引用する形で、
   -日本の総広告費:過去最高の7兆3167億円

であるにも関わらず、
   -地上波テレビの広告費は前年比4%減の1兆6095億円

とある。

 コロナ禍では、ネトフリに代表される動画配信サービスの利用者が急増していて、その反映として2021年以降は地デジ視聴率の低下が加速して、結局は収益柱である処の広告収入の減少が顕在化してきている・・・と言う訳だった。

でもって・・・:
 なりふり構っておられずに "新たな広告主" を探しまくっている訳で、その裏には多少なりとも単価を下げてでも・・・って事が透けて見えてきている訳だ。

そっかー:
 TVを観てるのは私等高齢者層が専ら・・・って事なんだ。
 だっからかぁ・・・"皺隠し" 化粧品とか、"アンチ・エージング" を歌ったサプリのCMが目立つのは。
 "金儲け話" と同じで、そんなうまい話ある訳無いのになぁ・・・

一方で:
 在局側の今後の方向としては、TVよりもスマホ、受信が自由に選べるネット配信の方を好む傾向のあるより若い世代向けにそれに合う番組製作戦略を取り始めている様だ。
 ここでも "二分極化" が進むんですねぇ・・・



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