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20240417:P.ヒッグス氏逝く(素粒子学者) [故人を悼む]

 8日に逝去。 享年94歳。

 所謂 "ヒッグス粒子" の存在を予言した事で知られ、2013年ノーベル物理学賞を受賞している。

"その筋" からの受け売り情報:
 現代素粒子物理学の教えるところでは物質の最小単位である処の "素粒子" は "17種類" あって、
   A:物質(陽子や中性子)構成:12種類
    -クォーク類:6種類・・・①
    -レプトン類:6種類(電子・中間子・ニュートリノ等)・・・②
   B:力場構成:4種類
    -強い力:1種類(原子核構成グルーオン)・・・③
    -弱い力:2種類(原子核崩壊ボゾン)・・・④
    -電磁力:1種類(光子)・・・⑤
   C:物質に質量付与場構成:1種類
    -ヒッグス粒子・・・⑥

とされる(東大’素粒子ネット解説より要約)。

 老生が院生時代迄に習ったのは精々①の一部(2種だけが知られていた)と②~⑤迄程度で、⑥は1964年に故人の論文でその存在が予言されていた筈なのだが、"覚え" が無い。
 ①から⑤迄は前世紀中に発見確認されていたが、⑥の実在は2011~2012年にかけてで、結構大きな報道でしたよ。
 実在する筈なのになかなか見つからない事もあって "神の粒子" なんぞと呼ばれていたそうだ( "The God Particle" )・・・(*)。

 これで素粒子 "標準理論" を構成する全てが発見されたものの、近年はこの標準理論の枠内では説明のつかない現象が "ちらほら" 発見されていて、今後の成り行きが注目されている・・・とは、実験宇宙線物理学に関わってきていた大学同期生に聴いた事があったが、正直良く解らんかったデス。
 故人の論文には日系米国人でやはりノーベル物理学賞を受賞している故・南部陽一郎博士の理論が関わっているそうだ・・・が、勿論老生には解らない上、何故に17種類しか無いのか、或いは17種類もあるのかさえも解らない。
 が・・・、偉大な理論物理学者に黙祷。
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(*):
 "神の粒子" と呼ばれていたが、その "名付け親" とされる学者は、なかなか見つからない事から
   "忌々しいクソったれ粒子(The Goddamn Particle)"

って言いたかったのさ・・・とは件の同期生から聴いた話デス。
 ホントかどうかはチコッとも解りませんが・・・




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