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20220930:絵柄が問題(果物ジュース) [食]

 フルーツ・ジュースを買う時は、その容器に描かれている果物の "絵柄" をじっと見て確認する事にしている。
 果実100%モノは、その果物の "瑞々しい切り口" や、そこからしたたり落ちる "果汁" が描かれていて "飲み心" を誘うのだが、屑っぽい果物を沢山寄せ集めたミックス・ジュースや甘味料たっぷりのジュースではこうはいかない。
 絵柄は "景品表示法" で厳格に定められているのだが、大手の最たるキリン**レッジ社の
   トロ**ーナ100%まるごと果実感メロンテイスト

にはうっかり騙された。
 このシリーズはオレンジやリンゴのそれが私等老夫婦の好みに合っていて、チコット高いにも関わらずに永年の愛飲モノだったのだが、何時ものドラッグ・ストアでそれぞれを補充するつもりで取ったついでに、どういう訳か眼についたメロン味の奴も・・・って訳で "つい手が出てしまった" のだった。
 帰ってから棚とか冷蔵庫に保管しようとして表示をよく読んだらメロン本体は僅か2%程度で、殆どがリンゴやバナナなどの果汁だった事に気がついた事があった。

 "やりやがったな" ・・・ と憤慨したが、その時は自分等の不注意と思い込み、以降はこのシリーズの購入は取りやめていたら、つい最近の夕刊社会面記事によれば、消費者庁が景表法違反として再発防止命令を出したそうだ(9月6日)。

 食品食材加工業界には良心を無くした業者がいて信用ならない・・・とは今岡士郎さん@美味しんぼの言だった。 十二分に承知していた筈なのに、つい*2大手業者の名前に油断してしまった自分等の迂闊さが情けない。
 "腹いせ" に、以後はこの業者の飲料ものには親会社の麦酒も含めて一切手を出さなくなった。
 せめても抵抗だ。
 業者側はささやかな消費者を一件失った事を肝に銘じて欲しいもんだ。
 一度失った信用は二度と戻らない。 ワンストライク・アウト・・・って想うべきだ。

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20220929:お断り出来んのか(熱低&台風) [雑感]

 今年も猛烈な暴風雨による甚大災害をもたらす台風がこれでもか*2って言う風にこの列島を襲ってきた・・・10月に入っても油断出来そうに無い。
 9月17-19日の3連休を狙った14号。 ここ迄は "関東直撃" は無かったけど、同じ週の後半、次の15号が襲ってきた。
 3年前の15号&19号は凄まじく、我が家の屋根瓦が数枚吹き飛んじゃったり、塀代わりの植木が倒れたりした。 そんな訳で今回の15号にも当初は似た様な進路予測がされていたので "いやぁ~な" 感じがしていた。
 これは横浜に住んでいる当方としての想いに過ぎないのだが、この15号は24日09:00頃には東海道沖合で温低に変わり、以後の直撃は無かったのでホッとした。 一方で、静岡県では記録破りの豪雨に見舞われた地域が報道されていて、いくら "地域エゴ" と言っても、ここ迄も被害が広がっている報道を観聴きすると気持ちは複雑だ。

ところで:
 こいつは小笠原諸島すぐの南方で発生した熱帯性低気圧(熱低)が急速に発達したもんだ。
 台風と言えば遙か南方の海洋で発生する・・・のがこれ迄の常識だったが、近年は海水温が日本近海でも27℃以上あり、熱低が発生しやすい傾向があって、台風が誕生後に素早く列島へ上陸する・・・とは気象庁や気象予報士の言だ。 海水温の上昇は魚群の回遊に影響を与えるし、良い事は見当たらない。

 科学技術がどんなに進んでも台風の来襲・・・お断り出来ん
 仮に海水温の上昇が、今で言うところの所謂 "地球温暖化" の現れとすれば、解決は覚束無い・・・少なくとも自分等が旅立つ迄には・・・
 老生の記憶違いで無ければ、温暖化どころか、今は昔に東*大学生産**研究所のエラい教授が試算されたと言う "リターナブル・ポイント"(温暖化防止対策によって地球平均気温の上昇が抑えられる時期)は可成り前に過ぎ去っていた・・・って聴いた事があって、むしろこのままなら "地球灼熱化" に向かう可能性すらある・・・そんな講演を聴いた事を想い出しました。
 灼熱化・・・こりゃぁ "地獄" だ。
 が、今の寒冷地帯や北極海は穀倉地帯になり得るし、平常航海可能な海洋となり、これ等で恩恵を得る国もある・・・ので、1.5℃宣言の実現には相当高い障壁が見込まれるのでは無かろうか。
 絶滅寸前の昭和世代人種である老生の様な者でも心配するのデス。

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20220928:六代目三遊亭圓窓師匠逝く(噺家) [故人を悼む]

 9月15日に逝去。 享年81歳。

 自分の印象では、ド派手身振り手振りの噺家では無かった。 落ち着いた人情噺、例えば "芝浜" なんぞが好みだったか。
 訃報記事で想い出したのが、あの "笑点" でレギュラーを張ってた事で、おふざけ連中の中、"まっとう" な役で、これも自分には好みだったが。

 更に想い出すのは、"落後協会分裂騒ぎ" の時に六代目圓生師匠が一門を引き連れて脱会したが、二年後に復帰した事、またこの大名跡の襲名問題で "内輪もめ" もどきがあった時に一度は手を上げたが、舞台裏でいろんな駆け引きがあったのか、何事も起こらずに "幕引き" になった事だ。

 最近、七代目圓生襲名の噂があるけど、六代目の話芸に馴染んだ自分の世代にはピンとこないのが正直なところ。
 手を上げたがっている方がいる様だが、その彼には芸の深さが感じられない。
 故人の襲名なら納得していたんだが・・・そんな想いです。
 何処の世界でも "人事" は難しい。

 黙祷。

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20220927:”メタノール” 殺人事件 [ミステリ三昧]

 被害に遭われた方とご遺族から観れば不謹慎・不愉快そのもののブログになってしまいそうですが・・・古今東西の数あるミステリの中で、ありそうで見つからない "メタノール殺人事件"。
 それと疑われる殺人事件が現実に起こったそうで、もうびっくり。

メタノール:
 最も簡単な化学式で示されるアルコールで、メタノールとは "メチル・アルコール":
   化学式:CH4O
   示性式:CH3OH (:MeOHと略記する場合もある)

で示される無色液体だ。
 昔ながらの化学実験室であれば必ずあった "アルコール・ランプ" は、燃料にこのメタノール、若しくはこれとエタノール:
   エチル・アルコール
   その化学式:C2H6O
   その示性式:C2H5OH (:EtOHと略記する場合も)

との混合液が使われている。

エタノールは:
 糖からの発酵品はお酒とかワインを初めとする所謂アルコール飲料向けや食材食品への添加等に、エチレンの水和反応からの化学合成品は種々の化学品/化成品等の原料の一部として使用される基幹物質だ。
 現下のコロナ禍で使用が推奨されている消毒用アルコールは、エタノールを適宜水希釈して商品仕立てしたものに他ならない。
 またここ10年程前からサトウキビ由来のエタノールを加水分解させてエチレンへ変換し、これを原料としたポリエチレンが植物由来ポリエチレンで、最近はレジ袋等の包装用途としての需要が高まっているらしい。

それに対してメタノールは:
 今は昔、
   "目散る" アルコール

とも言われていて、誤飲すれば "失明" に至る恐れが多分にあるとして、その保管/使用/管理が法的にも指定されている毒物/劇物であり、一般家庭におけるありふれた日常生活場面での使用は先ずは考えられない。

 このメタノールを飲料等に混ぜて飲ませる・・・ヒトの口からの最小致死量はおよそ
   0.3~1.0gr/kg-体重

とされる(ネット調べ)ので、泥酔状態とかで、或いはキツいアルコール飲料等に混ぜられて気づかずに飲まされてしまう・・・その結果として "死" に至る可能性だって十二分にあり得る危険な物質だ。

 老生の知る限りにおいて、古今東西ミステリの小説/映画/TVドラマでは、テロリストとか不良共が火炎瓶の違法作成で時たま登場するに過ぎない。
 これが使用された殺人事件が現実に起こったとすれば驚きだ。 被害に遭われたお方のご冥福を祈るしか無いが、薬品類に素人の犯罪とは到底想えない。

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20220926:”心配” なんかしていない(”不祥事発覚謝罪コメント@著名人等” に想う) [ただの私見]

 不祥事がバレると、弁護士とか所属事務所等が代理役を演じてよくこういう風に言いますよねぇ:
   この度の**、心よりお詫び申し上げます。
   皆様方にご心配ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

・・・って、実は "決まり文句" だ。

つい先だっても:
 五輪パラリン2021東京大会で "AOKI" に継いで "KADOKAWA" に収賄容疑の捜査が入り、創設者一族生き残りの方が東京地検に逮捕された。
 それ来た!・・・って訳で、ご本社(の秘書室か総務部辺り)による冒頭の決まり文句の公表になった。

 KADOKAWAと言えば大手出版社と呼ばれるが、ヒット商品を出す事は知っているが、大手の名に恥じない社会貢献活動をどんな風にしていたのか、自分は全く知らない。
 今ではそこから出版された書籍なんぞ、購入した事すら無い。 

だもんで・・・:
 こっとらは、
   心配なんぞチコッともしてない。
   どうなろうが、知ったこっちゃない。
   第一、今の我が国に必要な存在なのか?

・・・誠に失礼極まりないけど、そんな下卑た想いすらしたくなる。
 どうしてもっと "心に響く謝罪" が出来ないのか・・・恐らくは心の奥底では
   "悪い事やっちまった" との意識がまるで無い

なのに違いあるまい。
 そう想いたくもなるのは自分だけだとは残念ながら想えない。

従って・・・:
 五輪パラリン2021東京大会の "ダーク・レガシー" として
   "AOKI" & "KADOKAWA"

の名は永久に刻まれるだろう・・・そう想います。
 こう言うのを古人は
   身から出た錆
って言ってた。
 自業自得・・・って訳で、"しょうが" は無い。

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20220925:J.L.ゴダール氏逝く(映画監督@仏) [故人を悼む]

 13日に逝去。 享年91歳。

 1960年代、フランス映画に新しい波("ヌーベル・バーグ")をもたらした方だ。
 型に嵌まった映像を拒否し、ストリート・ムービーさながらの躍動感溢れる映画は世界中で好意的に迎えられた。
 自分は、
   勝手にしやがれ(1960)・・・①

   気狂いピエロ(1965)・・・②

の2本しか観ていないが、斬新でしたねぇ。

 奇しくも一年前、9月6日に①&②で主役を演じたJ.P.ベルモンドさんが旅立っている。
 これでヌーベルバーグの立役者は
   皆、いなくなってしまった

です。
 この歳になると、いろ*2な時代を変えてきた方々の訃報を聴いて、その瞬間を想い起こす事が多くなりました。
 黙祷。

蛇足ですが・・・:
 ②のタイトルなんぞ、今では通用しません。
 PC漢字辞書の中にはこの単語さえ登録されていないのもある・・・今はそんな時代です。

そう言えばこんな事もありました:
 故・横溝正史原作:金田一耕助’ "獄門島" 事件では、芭蕉翁の高弟子である宝井其角の有名な句:
   うぐいすの 身を逆さまに 初音かな
を見立てた第一の殺人が発生するが、その時節が句とは異なり
   "季違い" だが仕方が無い
と犯人が呟く・・・これを聴いた耕助が
   "気違い" だが仕方が無い

と "聞き違える" 有名な場面の事です。
 まぁ、犯人の方が狡猾のせいか、彼は連続殺人を見逃す点にかけちゃ、E.クイーンと双璧をなしますからねぇ・・・無理もなかとよって事です。
 勿論、今は映画/TVドラマでは "巧妙に" 言い換えているのですがねぇ・・・多分、年寄りは気がつくんだが。

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20220924:こりゃぁ ”見え*2” だ(税金未納通知メール) [自分の事]

 銀行やらクレカ発行機関等を装った所謂フィッシング・メールが相も変わらずに大量に送信されてくるが、全てブロック・アウトして捨て去っている。

が・・・:
 最近になって "国税庁" から
   税金未納。
   納税しないと資産差し押さえする。

って言う "脅迫メール" がぼちぼちだが来るようになった。

 私等夫婦は、しがない "年金+預貯金取り崩し" 生活者だが、それでも "清く正しく" 税金を払っているし、納税期間を超えた事は一切無い。
 いくら何でもこいつぁ "オカシイ" ・・・ って想い、国税庁ウェブを訪ねたら、果たしてこの8月頃からこの種のフィッシング・メールが目立ち始め、注意喚起を呼びかけていた。

 皆様もくれぐれもご注意下さい。
 仮に未納税金があったにしても、
   支払い請求がメールで送信される事は金輪際あり得ない

と承知しておきましょう。

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20220923:ゲーム改革は停まらない(MLB) [雑感]

 大分前の報道ではありましたが、MLB機構が来季より、ゲーム進行をよりスーディーに展開させるルールとして
   - 投球動作制限・・・①
   - 打者動作制限・・・②
   - 守備配置制限・・・③

を設けると公表している(9月9日)。

①投球動作制限:
 "投球間隔" に時間制限が設けられる事になり、
   -走者無し場合:15秒以内
   -走者有りの場合:20秒以内

に投球動作に入らなければならない。
 違反した場合は1ボールが加えられっちまう。 これではバッテリー間での次球確認は忙しい。
 おまけに "牽制球" も3度目でアウトにしなければボークと判定されちゃって、走者は一塁進める事が出来る・・・厳しいねぇ。

②打者動作制限:
 打者に対しても容赦無い。
 即ち、制限時間が "残り8秒" の時点で投手に注意を向けていなければならず、違反の場合にはワン・ストライクを取られちまう。
 おまけに打席中に可能な "タイム" は1回だけとなった・・・投手との "駆け引き" が制限される訳だ。

③守備配置制限:
 我が国のプロ野球では "王シフト" ってのがあった事を知っているが、MLBでも時に "オータニシフト" として観られる様な極端な "内野守備シフト" が禁じ手になるそうで、4人の内野手の内の2名は二塁ベースを挟んで両側で守備しなければならない。  これで4人外野手ってな事は実質無くなる訳だ。
 加えて接触プレーによる予期せぬ怪我を防ぐ為に本塁を除く "ベース・サイズ" を大きくする。 これによって1⇔2&2⇔3塁間距離が10cm程短くなり、走塁がよりスリリングになると期待されるそうだ。

 以上の効果については既にマーナーリーグで検証されていて、9イニングの試合時間が約26分短縮されたそうだ。
 MLB機構は、人気に溺れる事無く、観客が望む迅速プレーを実現すべく、
   それ、やってみよう

っていう、改革精神が失われていないかに観える。

そう言えば・・・:
 ここ迄書いてきて想い出したけど、米国でプロ・バスケが人気がある理由の一つとして
   "アッと言う間" の点の取り合いがたまらなく見応えある

と聴いた事があった。
 米国人はチンタラ*2したゲーム運びはお好みじゃぁ無い・・・MLBはこんな事、意識してんのかも・・・か?
 でも、MLB所属選手会は反対声明を出しているらしいので、どうなるのだろうか・・・何か、投手の負担が大きくなった様な気もしますが?

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20220922:この方の言葉は何て ”軽い” のか(某人気弁護士タレント) [雑感]

 TVニュース番組等でのコメンテーターとして抜群の人気がある・・・って聴いた事がある。
 確かに橋本某弁護士の弁舌は淀みが無い。
 が、"軽く"、そして "薄い" としか感じない自分はどうかしているのか。

その-1:
 既に一ヶ月程前のTV番組(CBS:"ゴゴスマ")での事だった。
 例のカルト教団被害者救済に関連した立法対策についての硬いディベートの中で明らかになった事だ。
 永きに渡ってその活動実務に関わってきた紀藤弁護士との論争の中で、件の橋本某弁護士の論拠が既に人権本場のヨーロッパでは十二分に論議されて解決済みの事だらけで、如何に "不勉強" なのか、そして、その場*2で "言いつくろって" いるのか、明々白々に過ぎた。
 おまけに、番組MCが何の対応も出来ずに "オタ*2" していたのが実に憐れに感じてしまった。 "石井さん"・・・勉強不足だよ。

その-2:
 今では二ヶ月以上前になってしまうが、故・安倍晋三元総理大臣の葬儀模様を実況で伝えるTV番組の中で、彼はコメンテーターとして出演していたが、
   "国葬" で見送って欲しい(/そうすべきだ)

と、淀み無く "明確に" 言い述べていた。
 この時点では、このコメントに何の異論も生まれなかったが、去る9日に逝去されたエリザベス女王の棺が居城たるエジンバラのお城へ移動される映像をみて(、加えて19日の国葬映像をみれば尚更だったろうが)、
   国を挙げての葬儀だし、
   国を挙げて死を悼んで敬意を表し、祀られる、
   これこそが "国葬"。

と指摘し、更に
   日本の政治の "浅はかさ" というか、"思慮の無さ" というのを感じ、
   日本の国が葬儀をやる。
   だから "国葬" … "違いますよ"。

そしてあまつさえ、
   "国葬っていうのは何なのか" をしっかりした議論が必要

と言いのけ、
   昭和天皇が崩御された時の "大喪の礼" こそが国葬

と言い張った(12日フジTVニュースワイド番組にて)のには驚きを通り超えて呆れかえってしまった。
 この方は、ご自分の僅か二ヶ月程前に言い放った事なんぞ、かけらさえ頭に残っていない事に唖然/呆然とした訳です。
 彼としては、
   どうせ物忘れの良い日本人が相手だ

って程の認識しか無いのだろうし、彼を重用する民放TV局があるのも腹立たしい限りだ。
 素直に反省願いたいもんだ。

八つ当たり気味だけど・・・:
 今や、淀みない弁舌だが、その中身が希薄な弁護士とか大学教授のTV番組出演が大流行だ。
 中には自らの学究成果に基づいたコメントを吐く方がいない訳では無かろうが、殆どが海外有力紙等からの情報をいち早く手に入れた結果を自慢げに披露しているに過ぎない例が余りに多いのを見聞きしている(*1)。
  冒頭の人気弁護士はその情報入手すらしていなかった訳なのだが、それでも、例えばホワイトハウスの要人の中に、余人には無い情報源を独自に持ち、信頼性の高い論点を指摘するなら貴重な存在で、十二分にコメントをお聞きする価値が大いにあると想う。
 が、残念な事にはその様な方は少ない・・・と想わざるを得ない。
 私等は彼等彼女等の話を鵜呑みにせずに冷静な判断/受け取りが今程必要な時は無い・・・とさえ想うのです。
 年寄りにこんな事を言わせる時代じゃ "いかん" ぞなもし。
-----
(*1):
 同じ様な事が
   故・松本清張氏作:"蒼ざめた礼服"(1966年刊行)
でいち早く取り上げられていたものです・・・って事は、"この風潮" は、"舶来尊重" って訳で、チコッとも昔から変わっていないと言う事かも。
 いい加減にして、"キャッチアップ根性" は返上願いたい・・・と想う者でありまする・・・何もしないよりは良いかもしれんが・・・

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20220921:”村上選手” 観ていて ”赤鬼 B.ホーナー選手” を思い出した(プロ野球) [雑感]

 村上選手(@ヤクルト・スワローズ)が、その才能を全開させて絶好調!・・・彼のホームラン連発量産が凄い。
 13日には55号をぶちかまして王選手等と並んじゃった。
 どこのチームの投手にしたら "56号配給投手" として記録に名を残したくないだろうから必死だ(と想う)。
 なので本日時点では56号は足踏みだが、それでも彼は日本記録(60本@バレンタイン選手)更新を目指しているところ・・・に違い無い。

 自分はプロ野球をTV中継観戦すらしなくなって随分と時が流れた。

が・・・:
 村上選手の大活躍が話題になっていると知ってスワローズの試合がTV中継されれば覗き見る様になった・・・専らCSが多いけど。
 いやぁ~彼はすこぶるの "好漢" ですなぁ。 老生から観たら、ついこの間の2K年生まれ。 僅か22歳ですよ。

 観ている内に、どういう訳か今は大昔にやはりスワローズに前年までMLBで活躍してきている現役選手が入団し、特大ホームランを量産していた事を想い出した。
 "B.ホーナー" 選手の事だ。
 1987年5月のデビュー戦直後に放ったデッカいホームランの連発は野球の門外漢にですら
   MLBはスッゲェー!
   ニッポンプロ野球とは違う!

って想っちゃった・・・そういう人が多かったし、マスコミの扱いもそうだったし、その余りの凄さに  "赤鬼" って名付けられていましたっけ。

 その彼は怪我が多く、1シースン限りでMLBに戻ってしまったが、彼のニッポン印象記:
   地球の裏側にもう一つの違う野球があった
   (日之出出版;1988年3月31日)

は面白かった。
 別に彼は日本プロ野球を貶していたりせず、チームプレーに徹するニッポン野球の素直な印象を語っているのだが、
   打撃とは、"頭脳" を使って次球を読み取り、打つモンだ

との信念を持っていて、打撃の天賦の才能の持ち主・・・だけじゃ無かった様だ。 "データー野球" を信奉していた故・野村選手/監督が彼の事を褒めちぎっていました・・・と記憶している程だ。

 ホームランは打撃の "王様" だ。
 それを量産する今の村上選手、それにオータニー選手の活躍をかっての赤鬼さんがどう見ているのか、知りたいところだ。
 村上選手もDHでMLBで大活躍・・・なんて事、大いに可能性があると想うけど、プロ野球ファンにとっては些か面白くないかもなぁ・・・?

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20220920:大統領と首相との違い(国家元首とは) [雑感]

 昨夜のTV中継。
 整然と取り進められた故・エリザベス女王の国葬。
 適切とは想えない言葉だが、"見事" と言うほか無い。

 我が国からは天皇皇后両陛下が参列されたが、他国王室の葬儀へ皇室が対応されるのは "仕来り" と想っていたが、実は例外的だった・・・と聴いた。
 英国王室のと繋がりに心するところが大きかったのだと推察申し上げる次第だ。

ところで:
 この国葬に我が総理大臣が参列の意向をお持ちで、お得意の "検討" をされておられた様だ。
 その背景には、米国、フランス、及びドイツから大統領が参列する一方で、9月27日の来日予定が無い事からのお考えだった様だ。

しかしながら:
 これ等の国には王族/王室は無い。
 "大統領" は、国民投票によって直接的に選ばれた国家元首であり、一方の首相は議会が任命する行政府トップに過ぎない。 ドイツの大統領は例外的に議会選出だが、実質は儀礼上の役割だけを担っているに過ぎず、行政権は一切持たない特例的な役職だ。

 国葬には、国家元首、若しくは相応しい名代が参列されるのが通例とされる。
 "国家元首" の解釈には多様な見解があるとは知っているが、海外の一般的な認識では、我が国を代表するのは私等国民の象徴たる天皇陛下であり、国葬には通常は名代が列席されるそうだ。

が・・・:
 今回は例外的に陛下ご自身が皇后陛下とご一緒に参列されるご意向を早い段階で表明されておられた様だ。

にも関わらずに・・・:
 招待状が来る訳も無いのに岸田総理大臣が "参列を検討" したとの報道を知って、その "常識の無さ"/"わきまえの無さ" に唖然とするしか無い老生でありました。
 もう、 "あれも検討/これも検討" もほど*2にして欲しい・・・そう想うのは、昭和世代生き残りの老生だけではあるまい。

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20220919:エリザベス女王の訃報に想う [故人を悼む]

 9月8日に静養先@スコットランドにて逝去。 享年96歳。

 僅かこの二日前には、新首相任命をされていたので驚き以外の何ものでも無かった。
 その報道と世界各国の反応が際だって大きく、逝去されて更なる存在感を与えている様に感じる。

 自分はこの方の "戴冠式" を小さな個人経営電気店の "開放TV" 中継(の筈は無いので多分録画?)で観た事を覚えている。
 訃報記事によれば1953年6月2日の事だった。
 当時は、TVは一般家庭に普及開始時期を迎えようとしていた時代で、駅前とか、商店街、或いは神社等のチコッとした広場に櫓を組んだ "街頭TV" で放映された故・力道山のプロレス中継に大勢が群がって観ていた時だ。
 裕福な家庭からの購入がやっと始まっていて、電気店では次に買いそうな家庭の子等には展示用TVを開放もしていたのです。 我が家は決して裕福では無かったし、TV購入も決して早いとは言えなかった(?)けど、結局はこの電気店からだったか。

その戴冠式では:
 各国の王族とか元首級要人が参列していて、順に女王に対面する場面が延々と中継されていた。
 我が国からは時の皇太子殿下(現・上皇陛下)が昭和天皇陛下御名代として参列されておられたが、その女王との対面が随分と後の方だった記憶がある。 つまり、"まだか*2" と待ち望んでいた訳です。

 それが当時の日本の立ち位置だった・・・と知ったのは大分後になってからの事だった。 当時の自分は小学生上級生で、僅か戦後8年、主権回復1年後足らずの時で、英国やオランダには旧日本軍捕虜の方々を筆頭とした反日感情/勢力が大きく立ち上っていた事なぞ、知る由も無かった。
 皇太子にとっては大変な時代環境の中での戴冠式ご参列であった訳だが、時の首相であった故・W.チャーチル氏の周到な働きかけで反日感情の爆発が抑制され、以後、英王室と我が国皇室との接点が持続的に発展して来ている事を知ったのは、高校生時代、日本史授業の最後の駆け足説明に過ぎなかった "戦後史概説" を受けてだった。

 "noblesse oblige"( "ノブレス・オブリージュ" : 高貴な生まれの方々が生まれながらにして課せられた社会的責務)・・・って言葉があるが、まさしくこれを体現され、一生を英国に捧げた方だった様で、本当に大きな存在感を示された。 これ無くして英国民による王室認知は果たしてどうだったのか。
 中には決して表には開示出来ない外交秘話等を抱えた一生でもあったと想われる。 この歳になってだが、こう言う方々を拝見すると、王室や皇室の存在の今日的な意味が解る気がする。
 黙祷。

蛇足だが・・・:
 俗称 "英連邦" は今後どうなるのだろうか。
 故人の人柄故の文化的/経済的な繋がり維持が保たれていたのだとすれば・・・

気がついたのだけど・・・:
 トラス新首相の任命をされた生前最後に公開されたあの写真・・・故人の右手の甲には黒っぽい内出血跡の様なのが映っていました。
 表には決して出ていなかったけど、随分とお身体の調子を落とされていたのでは・・・と感じてしまった。
 どこかのニュースだったか、このスコットランド滞在には御覚悟を決めておられたと伝えていたが・・・

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20220918:”力” 自慢( ”聴く” 力 と ”話す” 力 ) [雑感]

 今、我が国行政府トップに君臨する総理大臣は "聴く力" 自慢の持ち主でおられる・・・ 今や誰でもが知っている。
 が、政治家、それも行政府トップの方であれば "話す力"、即ち私等国民へ自らの政治政策施行信念を語り尽くす力が求められる。

 そういう訳で、既に一週間以上前になっちまったが、9月8日は
   ① 故・安倍晋三氏’国葬実施の "必然性"
   ② 所属党議員のカルト教団との接点 "アンケート" 結果

について、国民が納得し得る丁寧な説明をされるとの事で、皆様方の多くの方と同様にTV中継を観ていました。
 ①がご自分で決断されたその理由を、②は自民党総裁のお立場からのご説明を期待していた訳です。

が・・・:
   "親切" に、そして "丁寧" に御説明する

とのお約束だったが、この約束は守られずに、ガッカリ感だけが残っちまったぜ。
 既に言い尽くした事を繰り返しただけで、
   どこに親切と丁寧があったんだ?

との印象しか残らなかったのは、恐らくは自分だけではあるまい・・・これは "国葬:賛成/反対" とは別の "由々しき問題" だ。

 歴史に残る政治家は有権者の心の奥に響く "言葉" をお持ちだが、
   私等の心の奥に届かないお言葉の持ち主

っだった事で、今の総理大臣のお名前は歴史に残るかも知れない・・・なぁんて感じちゃいました。

 "二世"政治家で "温室育ち" にして、辛辣な "ディベイト経験も無い" のでは "しょうが” さえも無いのか。
 三世政治家にして温室育ちではあられたが、モリカケサクラで叩かれても*2 "ビクともせず" に、傲慢ではあったものの平然として "仁王立ち" していた前々総理大臣とは、そこんところが大違いだ。
 どちらも "行き過ぎ" 感が半端じゃ無い・・・私は決して "ひにくや" でも無いし、 "ひねくれた心の持ち主" では無いのだが、我が国を "清く正しく" 導く政治家の出現を心より望む者ではありまする・。

因みに:
 老生は国の委員会や複数の省庁実証事業等々で随分と国の施策に貢献出来た "つもり" の一民間人に過ぎないので当然だろうが、国葬列席問い合わせ状は受け取っておりません・・・たはっ!

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20220917:”一ゆかわ” = ”一フェムト” (1 Yukawa = 1 femto:単位の呼称) [雑感]

 以下、余り意味の無いブログです・・・m(_ _)m
 10の3乗、つまり10*10*10=1000がキロ(K)、10の6乗がメガ(M)、10の9乗がギガ(G)・・・と続いて、10の24乗がヨタ(Y)と称されていたが、ニケ月後から新たな単位呼称として
   ronna(ロナ);記号=R;単位=10**27
   quetta(クエタ);記号=Q;単位=10**30

逆数についても
   ronto(ロント);記号=r;単位=10**(-27)
   quecto(クエクト);記号=q;単位=10**(-30)

   注:10**2=10*10=100
    10**(-2)=1/(10*10)=1/100=0.01
以下同様です。

が新たに制定されるそうな:
   "10の30乗 新呼称 「クエタ」"
   日経紙:2022年8月14日付け朝刊サイエンス紙面

 IT-技術の進歩により取り扱うデーター数が飛躍的に増大し、これ迄の最大/最少単位:
   yotta(ヨタ);記号=Y;単位=10**24
   yocto(ヨクト);記号=y;単位=10**(-24)

では "間に合わなく" なりつつある・・・と言う事から、国際度量衡委員会が11月総会で決めるらしい。
 実生活ではピンと来ないデッカい/チッコい数字の世界の話だ。
 スッゲー時代になったもんだ。

ところで:
 自分が院生時代、故・湯川秀樹博士の業績を基に
   Yukawa(ユカワ);記号=Y;単位=10**(-15)

とする提案が、恐らく日本物理学会から提案された事があった。
 陽子/中性子/中間子等の "素粒子" が活躍する空間サイズが "1Y m" の単位で表記される事から、我が国の素粒子研究者等は率先して使用していた・・・と記憶している。

が・・・:
 この提案は採用に至らず、今では
   peta(ペタ);記号=P;単位=10**15
   femto(フェムト);記号=y;単位=10**(-15)

が国際度量衡委員会で定められている(SI-単位系)。
 単位呼称はラテン語、若しくはギリシャ語もどきで定める様で、残念だった。

ついでに:
 自分の時代は原子分子が活躍する世界の長さ基準を
   10**(-10)m=10**(-8)cm=1Å(オングストローム)

と表記するのが通例だったが、今はこの単位が使われる事はほぼ無くなり、
   nano(ナノ);記号=n;単位=10**(-9)(SI単位系)

が "通り相場" になっている。  あの "ナノ" の事です。

 時代が変われば単位呼称迄もが変わる・・・ヤレ*2

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20220916:性暴行加害者の ”罪と罰” [ただの私見]

 "大" とは言い難いが一応の名跡を継いでいる歌舞伎役者にして映画/TVドラマの主役級俳優、更にはTVCMやニュースMCをも演じて絶頂的大活躍(?)だった香川某の性暴行事件を巡る週刊誌、TV及びSNS等の報道/情報が過熱的に氾濫していて、加害者 "擁護派" と "非擁護派" にはっきり "二分" されている様だ。

 ニュース番組MCを含めた擁護派は、
   -やった事は許される事では無いが、罰を受けての復帰を期待している
とか、
   -過去の事件を何故今になって蒸し返すのか
とか、
   -事件があった場所/被害者はそういう事を売りにしている場所/接待者だ

等が主なる主張の様だ。

が・・・:
 これら主張には肝心な論点が欠けている。 つまりは、重い精神的後遺症を受けて今なお回復していないと伝えられている被害者への思いやりが全く無い事だ。
 自分はその種の場所に出かけた経験は残念ながら皆無だが、そこで働く人等を一段と "低く" 見なして、被害からの回復を願う目線が感じられ無い。
 そう言えばだが、男世界だからもあってだろうか、歌舞伎の世界では昔からこの種の事件を "芸の肥やし" と誤魔化して済ませるところがあった。

 加害者への罰を一段と厳しくする事は加害者の社会復帰へのハードルを一段と高くする事に繋がる・・・との論調を主張した評論家の様な男性がいたが、彼の目線には被害者への思いやりは全く無かった様に想うにつけ、
   どうしてこうも性暴行加害の犯罪意識が低いのか

との印象しか持ち得ない。

 ニュース番組MCの中では、谷原某のみが真面な意見の持ち主の様に見えた・・・ってのが自分のとらえ方だ。 お笑いゲーニンMCの擁護+復活支援演説は自分勝手なお粗末なものにしか自分には見えなかった。

 加害者の "蛮行" の数々が次々に暴露されていっている様だが、これらが事実であれば、どんなに芸達者な人材であっても明らかに
   ワンストライク・アウト

としか想い様がない。 情報通によればだが、"幸いな事に" 替わりの人材には事欠かないそうだ。

 ましてや彼が演じた広告商品なんぞには金輪際目を向けない・・・こう言うのを本当に
   アウト・オブ・眼中

って言い、そういう目線の持ち主が沢山いたとしても自分はチコッとも不思議には思わない。
 物言わぬ迄も、
   観劇者/視聴者/消費者こそ王様

の筈だ。
 性暴行を重犯罪と捉える事はジェンダー・ギャップ無し社会構成の為の必須条件だ・・・と、老生の様な "絶滅寸前" 昭和世代生き残りでさえ想う。

ついでに:
 ネットで初めて知ったのですが、この類いのゲーノージンの事を
   酒乱タレント
って言うそうな。
 誰が付けたのか、語呂の良い言い回しで、今年の流行語大賞候補にして欲しいくらいだ。

ついでに・・・:
 性暴力加害事件には、法律とは無関係に社会的制裁と言う意味では "時効は効かない" そうで、メールの類いとか、写真とか音声記録等々、証拠があれば過去に遡って糾弾可能だそうだ ・・・ "Me, too !" 運動がそうでしたね。
 これから世に出ようと意欲満々の方々は、くれぐれも自重されるのがよろしい・・・と言う事でありまする。

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20220915:お役所/お役人の ”隠蔽体質” と ”賄賂好き” は江戸時代からの伝統! [雑感]

 こうご指摘(?)されるのは
   梶 よう子氏:江戸時代を旅する-(3)
   (日経紙:2022年8月17日付け夕刊・文化紙面)

だ(1回/週:第5回=8月31日で連載完)。
 毎回と言ってもたったの5回だったが、大変面白い連載モノだった。 これ程に洒落た文筆を振るう方がおられたとは・・・

 冒頭引用の第3回では、大井川(@静岡県)、それに箱根(@神奈川件)や新居(@静岡県)の様な関所のお話で、厳しい "仕来り" の裏で罷り通った "抜け道" のお話だった。
 関所破りは重罪で磔(はり付け)が定法だったが、実際には "裏" があって、役人へ "金品" を握らせて "手加減" を受けるのが当たり前だったとの事だ。 その当時、関所破りが表沙汰になればそれを許した役人の "落ち度" となって重い責任をとらせられるからだったとはなぁ・・・
 そんな事から
   お役所とお役人の "隠蔽体質" と "賄賂好き" は江戸時代からの伝統だった

・・・と言う訳だ。

そう言えば・・・:
 オリ/パラ東京大会2021に絡んで、選手団とか関係者の制服選定/納品に関して、お役人、即ち公務員同様の規律が求められていた大会組織委員会理事が業者から賄賂を受け取り、便宜を図ったとの疑いで東京地検が逮捕した事件があったっけ。
 加えて報道によれば委員会トップにして、何時も "放言しか言えない" としか想えない国会の先生が参考人として任意聴取を受けていたとの事だ。
 汚ったねぇなぁ・・・! 裁判は未定らしいが、正に
   "伝統は受け継がれ、守られた"

・・・ としか言い様が無い。 腐った伝統に限ってこうなんだからなぁ。

 "アーバン・スポーツ" 等と言った新しい競技が注目を集めてキラ*2だった折角のオリ/パラ東京大会2021だったけど、何か "ダーティ・マネー" 塗れで、色褪せってきちゃった・・・って感じてしまう。
 残念だ。

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20220914:古谷一行さん(俳優)の訃報を知って・・・ [故人を悼む]

 大分遅くのブログになってしまいました:
   8月23日に逝去(訃報:9月2日)。 享年78歳。

 多くの映画やTVドラマで主演を張っておられたが、晩年はつたない演技しか出来ない若手主人公を盛り上げる脇役を "好々爺" よろしくも演じておられた・・・とは、我がワイフ殿の言であります。

が・・・:
 やはり永きにわたって主役を務められたTVドラマ:
   金田一耕助シリーズ・・・①
   一連の松本清張作品シリーズ・・・②

での印象が圧巻だ。

 ①は、石坂浩二さん@映画版も良かったが、故人演ずる耕助も存在感において負けていない・・・とは自分の印象だ。

 ②は独壇場だった。
 清張ものを最多で演じた役者さんだったのではなかろうか。

 せめてもの幸いな事に①&②とも、その過半を録画してある。
 再見して故人を偲ぶ事に致しております。
 黙祷。

追記:
 "長谷川平蔵" 役@鬼平犯科帳は故・中村吉右衛門さんの当たり役だったが、"だましゑ歌麿"(TV朝日’時代劇) で演じた故人の平蔵も見栄えが良かった。

追記-2:
 自分は "杉下右京" を好まないけど、テロ組織 "赤いカナリア" のリーダーを演じた故人は、相棒二人を圧倒した存在感に溢れていたものでした。 こう言うのを "役者が違う" と言う。

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20220913:”確認出来ない/出来なかった” と ”いない/いなかった” との違い [雑感]

 政治家諸先生方が、ご自身、及び/又はスタッフのカルト教団との接点"点検" を党本部から要請されて
   確認出来ない/出来なかった・・・①

との発言が圧倒的に多い。

 しかし日本語として
   いない/いなかった・・・②
とは決して言わない。

 ①と②の違いは言う迄も無い。
 ①としておけば、後になって接点が暴かれても
   調査足りずで、申し訳なかった。故意に隠した訳では無い。

と "言い逃れ" 出来るからだ。

 もっと酷く、他人事の様な言い回しとしては新たに
   自分には認識が無いけど、
   報道が事実ならそうなのだろう・・・と想うのが自然だ・・・③

て言い方が罷り通ろうとしている。
 実に報道機関へもそうだし、有権者たる国民をアホ扱いにしているとしか受け取れない。
 こう言う、"記憶忘れ"の甚だしいお方に大臣を任されてホントに大丈夫なのか?
 総理大臣は "聴く力" 自慢のご様子なので、是非とも一般国民の言い分をお聞き下さる事を願うばかりだ・・・って想うのは老生だけはあるまいて。
 今のままなら政治の世界は腐ったままだ・・・なんて事になったら大変だ。
 それこそ "日本沈没" ・・・それを待ち望んでいる隣国があるので心配だ。

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20220912:前任二人のトップは何してたんだ?(デジタル庁) [雑感]

 三代目長官となった河野デジタル大臣が、
   行政手続きでのフロッピー・ディスク(FD)使用を
   見直し、取りやめの方向へ

政令改変を指示したそうだ(8月30日)。

 この方は前に "はんこ行政" の見直しを進めた方だったので、今回のも "さもありなん" と想うと同時に、前任のお二人は
   何をやってたんだ?

と想うばかりだ。 多分だが、"スマホが出来る" ので・・・位の事で任命されたのかいなぁ・・・なぁ~んて、邪推したくなる。
 スマホと IT、更にそれを駆使したDXはちゃうのよぉ~

 実務に接しないと "はんこ行政の不合理性" とか "FDの前近代性" とかには気がつくまい
 FDが登場した時点では確かに画期的なデジタル・データー保存かつ手軽に持ち運び出来る媒体ではあったが、インター/イントラネットが張り巡らされ、クラウド・システムが実用化されている時代には最早そぐわない。
 第一にFDは今では市販されている所を観た事が無い時代だし、第二にFD用ドライブ装備のPCは見つけるのがすっげー困難な時代だ。 僅かに外付けドライブがひっそりとたたずんでいるだけに過ぎ無い。 第三にデーター保存量が1MB程度では基本的にテキスト・データーに限られ、加えてチャッチいセキュリティ確保しか出来ない上、持ち運びの利便性は今や盗難リスクの方を高めている事から、特に個人情報満載FDの行政上での使用は停止すべきなのは理の当然だ。
 FDが何たるか、最早知らない人が多いのじゃぁなかろうか。
 既に国立科学博物館が未来技術遺産としてFDを登録した(公表:9月10日)程の偉大な技術だったのだが・・・

 コンピューター及び IT に関する製造技術/運用利用技術の革新は止める事が出来無い。
 これを認識した上でのデジタル庁の本来業務は行政のDXの筈だが、"真理は細部に宿る" 事も大いにありうるので、新大臣には旧態依然たる体質退治に鉈(なた)を振るって戴きたいものだ・・・って想うのは自分だけではあるまい。
 "遅れ" は即ち "敗退" を意味する。
 我が国の行政DXの成否は、大臣がいくら良くても実際はデジタル庁役人の技量次第なので心配だ。

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20220911:ミハイル・ゴルバチョフ氏逝く(最終書記長&初代大統領@元・ソビエト連邦) [故人を悼む]

 8月30に逝去。 享年91歳。

 米ソ冷戦を終結へ導いたとして歴史に名を残すべき政治家だ。
 が、最高権力者として推進した "ペレストロイカ" & "グラスノチ" 政策は、多民族国家であった事から連邦内民族意識を覚醒させて多くの独立国を産み、ひいてはソ連自体を解体させてしまったのは想定外だったに違いない。
 解体後であっても、社会的混乱を収束させ、かつ経済政策を成功させて新たに立ち上がった露国自体が超大国に留まっていれば歴史は様変わりしていたのだろう。
 が、失敗に終わった軍人によるクーデター後の権力者が余りの失政を続けた事が、今日の露国政治体制を産んだとされている。
 従って、故人は露国内での評価は高くないとの指摘は当然だと想われる。 加えて、混乱を収め、経済をそれなりの規模で復活させた現大統領を支持する多くの国民がいるのも納得しなければなるまい。

 その現大統領が故人に弔意を示したとの報道に些かの不思議感を抱いてしまった自分は歴史オンチなのか・・・と一瞬考えちまったが、
   そも*2、故人の存在が今の自分の生みの親

と捉えられる事に気がつき、納得した。

 理不尽な戦争を始めた大統領生みの親であったとしても、冷戦終結政治家であった事へ素直に黙祷です。

因みに・・・:
 ネット調べで初めて知った事でしたが、故人の父親はロシア人/母親はウクライナ人だったというから、今の露国によるウクライナ侵略戦争をどんな気持ちで眺めていたのか、ただ*2同情するしか思いつきません。

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