20220922:この方の言葉は何て ”軽い” のか(某人気弁護士タレント) [雑感]
TVニュース番組等でのコメンテーターとして抜群の人気がある・・・って聴いた事がある。
確かに橋本某弁護士の弁舌は淀みが無い。
が、"軽く"、そして "薄い" としか感じない自分はどうかしているのか。
その-1:
既に一ヶ月程前のTV番組(CBS:"ゴゴスマ")での事だった。
例のカルト教団被害者救済に関連した立法対策についての硬いディベートの中で明らかになった事だ。
永きに渡ってその活動実務に関わってきた紀藤弁護士との論争の中で、件の橋本某弁護士の論拠が既に人権本場のヨーロッパでは十二分に論議されて解決済みの事だらけで、如何に "不勉強" なのか、そして、その場*2で "言いつくろって" いるのか、明々白々に過ぎた。
おまけに、番組MCが何の対応も出来ずに "オタ*2" していたのが実に憐れに感じてしまった。 "石井さん"・・・勉強不足だよ。
その-2:
今では二ヶ月以上前になってしまうが、故・安倍晋三元総理大臣の葬儀模様を実況で伝えるTV番組の中で、彼はコメンテーターとして出演していたが、
"国葬" で見送って欲しい(/そうすべきだ)
と、淀み無く "明確に" 言い述べていた。
この時点では、このコメントに何の異論も生まれなかったが、去る9日に逝去されたエリザベス女王の棺が居城たるエジンバラのお城へ移動される映像をみて(、加えて19日の国葬映像をみれば尚更だったろうが)、
国を挙げての葬儀だし、
国を挙げて死を悼んで敬意を表し、祀られる、
これこそが "国葬"。
と指摘し、更に
日本の政治の "浅はかさ" というか、"思慮の無さ" というのを感じ、
日本の国が葬儀をやる。
だから "国葬" … "違いますよ"。
そしてあまつさえ、
"国葬っていうのは何なのか" をしっかりした議論が必要
と言いのけ、
昭和天皇が崩御された時の "大喪の礼" こそが国葬
と言い張った(12日フジTVニュースワイド番組にて)のには驚きを通り超えて呆れかえってしまった。
この方は、ご自分の僅か二ヶ月程前に言い放った事なんぞ、かけらさえ頭に残っていない事に唖然/呆然とした訳です。
彼としては、
どうせ物忘れの良い日本人が相手だ
って程の認識しか無いのだろうし、彼を重用する民放TV局があるのも腹立たしい限りだ。
素直に反省願いたいもんだ。
八つ当たり気味だけど・・・:
今や、淀みない弁舌だが、その中身が希薄な弁護士とか大学教授のTV番組出演が大流行だ。
中には自らの学究成果に基づいたコメントを吐く方がいない訳では無かろうが、殆どが海外有力紙等からの情報をいち早く手に入れた結果を自慢げに披露しているに過ぎない例が余りに多いのを見聞きしている(*1)。
冒頭の人気弁護士はその情報入手すらしていなかった訳なのだが、それでも、例えばホワイトハウスの要人の中に、余人には無い情報源を独自に持ち、信頼性の高い論点を指摘するなら貴重な存在で、十二分にコメントをお聞きする価値が大いにあると想う。
が、残念な事にはその様な方は少ない・・・と想わざるを得ない。
私等は彼等彼女等の話を鵜呑みにせずに冷静な判断/受け取りが今程必要な時は無い・・・とさえ想うのです。
年寄りにこんな事を言わせる時代じゃ "いかん" ぞなもし。
-----
(*1):
同じ様な事が
故・松本清張氏作:"蒼ざめた礼服"(1966年刊行)
でいち早く取り上げられていたものです・・・って事は、"この風潮" は、"舶来尊重" って訳で、チコッとも昔から変わっていないと言う事かも。
いい加減にして、"キャッチアップ根性" は返上願いたい・・・と想う者でありまする・・・何もしないよりは良いかもしれんが・・・
確かに橋本某弁護士の弁舌は淀みが無い。
が、"軽く"、そして "薄い" としか感じない自分はどうかしているのか。
その-1:
既に一ヶ月程前のTV番組(CBS:"ゴゴスマ")での事だった。
例のカルト教団被害者救済に関連した立法対策についての硬いディベートの中で明らかになった事だ。
永きに渡ってその活動実務に関わってきた紀藤弁護士との論争の中で、件の橋本某弁護士の論拠が既に人権本場のヨーロッパでは十二分に論議されて解決済みの事だらけで、如何に "不勉強" なのか、そして、その場*2で "言いつくろって" いるのか、明々白々に過ぎた。
おまけに、番組MCが何の対応も出来ずに "オタ*2" していたのが実に憐れに感じてしまった。 "石井さん"・・・勉強不足だよ。
その-2:
今では二ヶ月以上前になってしまうが、故・安倍晋三元総理大臣の葬儀模様を実況で伝えるTV番組の中で、彼はコメンテーターとして出演していたが、
"国葬" で見送って欲しい(/そうすべきだ)
と、淀み無く "明確に" 言い述べていた。
この時点では、このコメントに何の異論も生まれなかったが、去る9日に逝去されたエリザベス女王の棺が居城たるエジンバラのお城へ移動される映像をみて(、加えて19日の国葬映像をみれば尚更だったろうが)、
国を挙げての葬儀だし、
国を挙げて死を悼んで敬意を表し、祀られる、
これこそが "国葬"。
と指摘し、更に
日本の政治の "浅はかさ" というか、"思慮の無さ" というのを感じ、
日本の国が葬儀をやる。
だから "国葬" … "違いますよ"。
そしてあまつさえ、
"国葬っていうのは何なのか" をしっかりした議論が必要
と言いのけ、
昭和天皇が崩御された時の "大喪の礼" こそが国葬
と言い張った(12日フジTVニュースワイド番組にて)のには驚きを通り超えて呆れかえってしまった。
この方は、ご自分の僅か二ヶ月程前に言い放った事なんぞ、かけらさえ頭に残っていない事に唖然/呆然とした訳です。
彼としては、
どうせ物忘れの良い日本人が相手だ
って程の認識しか無いのだろうし、彼を重用する民放TV局があるのも腹立たしい限りだ。
素直に反省願いたいもんだ。
八つ当たり気味だけど・・・:
今や、淀みない弁舌だが、その中身が希薄な弁護士とか大学教授のTV番組出演が大流行だ。
中には自らの学究成果に基づいたコメントを吐く方がいない訳では無かろうが、殆どが海外有力紙等からの情報をいち早く手に入れた結果を自慢げに披露しているに過ぎない例が余りに多いのを見聞きしている(*1)。
冒頭の人気弁護士はその情報入手すらしていなかった訳なのだが、それでも、例えばホワイトハウスの要人の中に、余人には無い情報源を独自に持ち、信頼性の高い論点を指摘するなら貴重な存在で、十二分にコメントをお聞きする価値が大いにあると想う。
が、残念な事にはその様な方は少ない・・・と想わざるを得ない。
私等は彼等彼女等の話を鵜呑みにせずに冷静な判断/受け取りが今程必要な時は無い・・・とさえ想うのです。
年寄りにこんな事を言わせる時代じゃ "いかん" ぞなもし。
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(*1):
同じ様な事が
故・松本清張氏作:"蒼ざめた礼服"(1966年刊行)
でいち早く取り上げられていたものです・・・って事は、"この風潮" は、"舶来尊重" って訳で、チコッとも昔から変わっていないと言う事かも。
いい加減にして、"キャッチアップ根性" は返上願いたい・・・と想う者でありまする・・・何もしないよりは良いかもしれんが・・・