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20220912:前任二人のトップは何してたんだ?(デジタル庁) [雑感]

 三代目長官となった河野デジタル大臣が、
   行政手続きでのフロッピー・ディスク(FD)使用を
   見直し、取りやめの方向へ

政令改変を指示したそうだ(8月30日)。

 この方は前に "はんこ行政" の見直しを進めた方だったので、今回のも "さもありなん" と想うと同時に、前任のお二人は
   何をやってたんだ?

と想うばかりだ。 多分だが、"スマホが出来る" ので・・・位の事で任命されたのかいなぁ・・・なぁ~んて、邪推したくなる。
 スマホと IT、更にそれを駆使したDXはちゃうのよぉ~

 実務に接しないと "はんこ行政の不合理性" とか "FDの前近代性" とかには気がつくまい
 FDが登場した時点では確かに画期的なデジタル・データー保存かつ手軽に持ち運び出来る媒体ではあったが、インター/イントラネットが張り巡らされ、クラウド・システムが実用化されている時代には最早そぐわない。
 第一にFDは今では市販されている所を観た事が無い時代だし、第二にFD用ドライブ装備のPCは見つけるのがすっげー困難な時代だ。 僅かに外付けドライブがひっそりとたたずんでいるだけに過ぎ無い。 第三にデーター保存量が1MB程度では基本的にテキスト・データーに限られ、加えてチャッチいセキュリティ確保しか出来ない上、持ち運びの利便性は今や盗難リスクの方を高めている事から、特に個人情報満載FDの行政上での使用は停止すべきなのは理の当然だ。
 FDが何たるか、最早知らない人が多いのじゃぁなかろうか。
 既に国立科学博物館が未来技術遺産としてFDを登録した(公表:9月10日)程の偉大な技術だったのだが・・・

 コンピューター及び IT に関する製造技術/運用利用技術の革新は止める事が出来無い。
 これを認識した上でのデジタル庁の本来業務は行政のDXの筈だが、"真理は細部に宿る" 事も大いにありうるので、新大臣には旧態依然たる体質退治に鉈(なた)を振るって戴きたいものだ・・・って想うのは自分だけではあるまい。
 "遅れ" は即ち "敗退" を意味する。
 我が国の行政DXの成否は、大臣がいくら良くても実際はデジタル庁役人の技量次第なので心配だ。

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