SSブログ

20220916:性暴行加害者の ”罪と罰” [ただの私見]

 "大" とは言い難いが一応の名跡を継いでいる歌舞伎役者にして映画/TVドラマの主役級俳優、更にはTVCMやニュースMCをも演じて絶頂的大活躍(?)だった香川某の性暴行事件を巡る週刊誌、TV及びSNS等の報道/情報が過熱的に氾濫していて、加害者 "擁護派" と "非擁護派" にはっきり "二分" されている様だ。

 ニュース番組MCを含めた擁護派は、
   -やった事は許される事では無いが、罰を受けての復帰を期待している
とか、
   -過去の事件を何故今になって蒸し返すのか
とか、
   -事件があった場所/被害者はそういう事を売りにしている場所/接待者だ

等が主なる主張の様だ。

が・・・:
 これら主張には肝心な論点が欠けている。 つまりは、重い精神的後遺症を受けて今なお回復していないと伝えられている被害者への思いやりが全く無い事だ。
 自分はその種の場所に出かけた経験は残念ながら皆無だが、そこで働く人等を一段と "低く" 見なして、被害からの回復を願う目線が感じられ無い。
 そう言えばだが、男世界だからもあってだろうか、歌舞伎の世界では昔からこの種の事件を "芸の肥やし" と誤魔化して済ませるところがあった。

 加害者への罰を一段と厳しくする事は加害者の社会復帰へのハードルを一段と高くする事に繋がる・・・との論調を主張した評論家の様な男性がいたが、彼の目線には被害者への思いやりは全く無かった様に想うにつけ、
   どうしてこうも性暴行加害の犯罪意識が低いのか

との印象しか持ち得ない。

 ニュース番組MCの中では、谷原某のみが真面な意見の持ち主の様に見えた・・・ってのが自分のとらえ方だ。 お笑いゲーニンMCの擁護+復活支援演説は自分勝手なお粗末なものにしか自分には見えなかった。

 加害者の "蛮行" の数々が次々に暴露されていっている様だが、これらが事実であれば、どんなに芸達者な人材であっても明らかに
   ワンストライク・アウト

としか想い様がない。 情報通によればだが、"幸いな事に" 替わりの人材には事欠かないそうだ。

 ましてや彼が演じた広告商品なんぞには金輪際目を向けない・・・こう言うのを本当に
   アウト・オブ・眼中

って言い、そういう目線の持ち主が沢山いたとしても自分はチコッとも不思議には思わない。
 物言わぬ迄も、
   観劇者/視聴者/消費者こそ王様

の筈だ。
 性暴行を重犯罪と捉える事はジェンダー・ギャップ無し社会構成の為の必須条件だ・・・と、老生の様な "絶滅寸前" 昭和世代生き残りでさえ想う。

ついでに:
 ネットで初めて知ったのですが、この類いのゲーノージンの事を
   酒乱タレント
って言うそうな。
 誰が付けたのか、語呂の良い言い回しで、今年の流行語大賞候補にして欲しいくらいだ。

ついでに・・・:
 性暴力加害事件には、法律とは無関係に社会的制裁と言う意味では "時効は効かない" そうで、メールの類いとか、写真とか音声記録等々、証拠があれば過去に遡って糾弾可能だそうだ ・・・ "Me, too !" 運動がそうでしたね。
 これから世に出ようと意欲満々の方々は、くれぐれも自重されるのがよろしい・・・と言う事でありまする。

共通テーマ:日記・雑感