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20220917:”一ゆかわ” = ”一フェムト” (1 Yukawa = 1 femto:単位の呼称) [雑感]

 以下、余り意味の無いブログです・・・m(_ _)m
 10の3乗、つまり10*10*10=1000がキロ(K)、10の6乗がメガ(M)、10の9乗がギガ(G)・・・と続いて、10の24乗がヨタ(Y)と称されていたが、ニケ月後から新たな単位呼称として
   ronna(ロナ);記号=R;単位=10**27
   quetta(クエタ);記号=Q;単位=10**30

逆数についても
   ronto(ロント);記号=r;単位=10**(-27)
   quecto(クエクト);記号=q;単位=10**(-30)

   注:10**2=10*10=100
    10**(-2)=1/(10*10)=1/100=0.01
以下同様です。

が新たに制定されるそうな:
   "10の30乗 新呼称 「クエタ」"
   日経紙:2022年8月14日付け朝刊サイエンス紙面

 IT-技術の進歩により取り扱うデーター数が飛躍的に増大し、これ迄の最大/最少単位:
   yotta(ヨタ);記号=Y;単位=10**24
   yocto(ヨクト);記号=y;単位=10**(-24)

では "間に合わなく" なりつつある・・・と言う事から、国際度量衡委員会が11月総会で決めるらしい。
 実生活ではピンと来ないデッカい/チッコい数字の世界の話だ。
 スッゲー時代になったもんだ。

ところで:
 自分が院生時代、故・湯川秀樹博士の業績を基に
   Yukawa(ユカワ);記号=Y;単位=10**(-15)

とする提案が、恐らく日本物理学会から提案された事があった。
 陽子/中性子/中間子等の "素粒子" が活躍する空間サイズが "1Y m" の単位で表記される事から、我が国の素粒子研究者等は率先して使用していた・・・と記憶している。

が・・・:
 この提案は採用に至らず、今では
   peta(ペタ);記号=P;単位=10**15
   femto(フェムト);記号=y;単位=10**(-15)

が国際度量衡委員会で定められている(SI-単位系)。
 単位呼称はラテン語、若しくはギリシャ語もどきで定める様で、残念だった。

ついでに:
 自分の時代は原子分子が活躍する世界の長さ基準を
   10**(-10)m=10**(-8)cm=1Å(オングストローム)

と表記するのが通例だったが、今はこの単位が使われる事はほぼ無くなり、
   nano(ナノ);記号=n;単位=10**(-9)(SI単位系)

が "通り相場" になっている。  あの "ナノ" の事です。

 時代が変われば単位呼称迄もが変わる・・・ヤレ*2

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