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20220920:大統領と首相との違い(国家元首とは) [雑感]

 昨夜のTV中継。
 整然と取り進められた故・エリザベス女王の国葬。
 適切とは想えない言葉だが、"見事" と言うほか無い。

 我が国からは天皇皇后両陛下が参列されたが、他国王室の葬儀へ皇室が対応されるのは "仕来り" と想っていたが、実は例外的だった・・・と聴いた。
 英国王室のと繋がりに心するところが大きかったのだと推察申し上げる次第だ。

ところで:
 この国葬に我が総理大臣が参列の意向をお持ちで、お得意の "検討" をされておられた様だ。
 その背景には、米国、フランス、及びドイツから大統領が参列する一方で、9月27日の来日予定が無い事からのお考えだった様だ。

しかしながら:
 これ等の国には王族/王室は無い。
 "大統領" は、国民投票によって直接的に選ばれた国家元首であり、一方の首相は議会が任命する行政府トップに過ぎない。 ドイツの大統領は例外的に議会選出だが、実質は儀礼上の役割だけを担っているに過ぎず、行政権は一切持たない特例的な役職だ。

 国葬には、国家元首、若しくは相応しい名代が参列されるのが通例とされる。
 "国家元首" の解釈には多様な見解があるとは知っているが、海外の一般的な認識では、我が国を代表するのは私等国民の象徴たる天皇陛下であり、国葬には通常は名代が列席されるそうだ。

が・・・:
 今回は例外的に陛下ご自身が皇后陛下とご一緒に参列されるご意向を早い段階で表明されておられた様だ。

にも関わらずに・・・:
 招待状が来る訳も無いのに岸田総理大臣が "参列を検討" したとの報道を知って、その "常識の無さ"/"わきまえの無さ" に唖然とするしか無い老生でありました。
 もう、 "あれも検討/これも検討" もほど*2にして欲しい・・・そう想うのは、昭和世代生き残りの老生だけではあるまい。

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