２０２４０４２８：暑熱順化

　今は "４月に夏日" ・・・お若い方々と違って老生の様な年寄りは "暑熱順化" がそうは "すんなり" とはいかない。
　少しずつ＊２気温が↑して ⇒ 身体が少しずつ "暑さ馴れ" していかない事には、とても今年の夏場は凌げないのでは・・・って、早くも "心配" だ。

　これを "暑熱順化"（しょねつじゅんか）と言うそうだが、老生とてこんな用語があるとは始めて聴き、知った。

ヤレ＊２、厄介な時節になってますなぁ・・・：
　なんて想っていたら、こんな環境変化の中を "生き延びる" 生き物が既に沢山いる事を知った：
　　　"温暖化に負けない生き物たち"
　　　　－ 著作：ソーア・ハンソン
　　　　－ 訳者：黒沢令子
　　　　－ 刊行：白楊社（￥３．１９０Ｋ－）

　事例として
　　　①台風被害が半端じゃないカリブ海域のトカゲ
　　　　　－ 木の枝にしがみつきやすいような前脚へ変態
　　　②海水温↑によるメキシコ沖合のイカ
　　　　　－ 食物を変えて成長速度倍加／寿命半減化させて捕獲を逃れ、世代交代維持
　　　③サケを食べるのをやめたヒグマ
　　　　　－ 食物連鎖の変容(*)
　　　④植物の集団移動による森の北上／南下
　　　　　－ 最適環境下への移動による形態維持(*)

等があげられている（引用：福岡伸一’日経紙４月１３日付け朝刊書評欄。 但し (*) は老生解釈）。

　我ら人間様も後戻りが難しい地球温暖化（って言うよりも灼熱化）に "負けない変態" を成し遂げて生き延びることが出来るのか・・・可能であれば "見守りたい" デスなぁ。
　多分無理でしょうが。

因みに：
　"ブラック・ジャック 劇場版"（公開：１９９６年）での様な "超人類" が出現すれば可能かも・・・だが。