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20231126:第三者としての紛争解説者 [雑感]

 露国のウクライナ国への軍事侵略以降、また最近ではイスラエル/ハマス戦争以降、TVやラジオのニュース番組では、それぞれ地域に起こっている事象の "深掘り" をする時、所謂 "専門家" と称する方々を呼んで、事細かく解説する事を常とする。
 呼ばれる専門家は圧倒的に大学関係者と防衛研究所員(@防衛省)が多い。 TV/ラジオ放送局にはそれぞれの専門家を "解説員" として抱えているにもかかわらずにだ・・・そこが不思議だ。

今一つ何時も違和感を抱いているのは・・・:
 紛争地の "悲惨さ" を映像等で流しながら大学関係筋の解説者は立派な服装で身を固めて
   人権が無視されている
   直ちに停戦しなければならん・・・

なんて、私等素人だって言える事を "涼しい" 顔して言う。

 老生はこれを観聞きして、これが "解説" なのか・・・って、違和感しか抱けない。
 勿論、彼等彼女等の名誉の為に認めなければならない事はあって、それは政治的な背景とか人物像に関しての "造詣の深さ" で、それはそれで立派なんだが・・・

 専門家であれば解決の手立てをも示して欲しいと老生は想う。
 非難だけ、加えて正論だけでは素人と変わらないし、紛争の解決には決してならない。 何故なら紛争当事者はそれぞれに自らの正当性を信じて背負っているからだ。
 専門家だからこその学識&経験識を背景にした解決提案を期待したい。