SSブログ

20231121:¥9.2億円 [ただの私見]

 もう2週間程も前になるが、国立科学博物館の6日発表に依れば、予算縮小&光熱等用役費高騰で標本管理等に支障を来すようになって "苦し紛れ" に起こしたCFが¥9億円超に達し、当初目標額(¥1億円)を大きく越えたとの事だ。
 5日迄続き、最終的に約5万7000人から約¥9億2000万円が寄せられ、どうやら国内CFとしては過去最高額になった様だ・・・何はともあれ、良かったっ”!

 これを基に
  - 約¥4.4億万円:標本の収集や管理の経費
残りは
  - 標本の巡回展実施
  - 地方にある公立の科学博物館等の支援にも活用

に割り当てる方針との事だ。

だが・・・:
 CFははっきり言って "一過性" 的な要素が強い。
 たとえ我が国を代表する国立博物館 "だとて"、或いは "だからこそ" 毎年繰り返す訳にはいかないだろうから、根本は国の文化政策の見直しが必要だろうし、持続的な支援仕組みを案出する必要もあろう。
 そうで無ければ文化国家とは言えまい。 今のままでは政府が "文化の日" を祝う資格はそう大きくは無いと言わざる得ないからネ。

即効性ある秘策としては・・・:
 老生には少なくとも2案ある。

その1:
 国会開催には凡そ¥3億円/日かかるそうだから、議員先生方には "身を切る" 想いで経費節減を心がければ、即ち3日間開催を縮小すれば¥9億円なんぞ直ぐにでも "捻出" 出来るだろうに。
 我が国の文化を豊かにする事に資するのであれば、政府&与党&野党こぞって我先に納得するのが国民の代表だろうが・・・えっ?

その2:
 会計検査院による2022年度決算検査報告書によれば、
   税金の無駄遣い≒¥580億円

にものぼるそうだ。
 コロナ禍対策も例外では無かったとの指摘だ。
 事例をあげれば、感染拡大防止や医療体制整備に関わる交付金では何と¥5.3億円の、更に患者搬送とか個人事業主への持続化給付金等々¥2億円以上の過大支給があった。 同じくコロナ禍対策として医療機関向け不織布マスクや消毒液等、凡そ¥6億円分が未使用だった。
 この様に直ぐに¥10億円を越える不適切な支出があったと指摘されていたが、こう言う不適切支出に対しては、これ迄は支出元/支出先への実質 "注意" だけなので、同じ事が性懲りも無く繰り返される訳だ。
 そこで支出元へ "損出補填" させ、その用途は業界支援では勿論無く、文化支援する制度にすれば・・・と想わずにいられない。
 反対するのは当該業界をバックにした議員先生共に限られるだろうから、是非とも実現して欲しい。

共通テーマ:日記・雑感