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20171018:”完全養殖マグロ” の味わい [食]

 先日初めて "近大マグロ" のお刺身を味わいました。
 出始めの頃に食した息子からは "締まりが無く、チョット" ・・・ と聴いていましたが、改良が進んでいるのでしょうか、正直、天然マグロとの差異はそれ程には感じず、それなりに美味しかったです(自分は白身魚、鮪では赤身好みで、トロはチョット・・・の口なのでですが)。

 "完全養殖" とは、人工的な受精で育てた親魚からの卵をふ化・生育させる養殖法の事で、近畿大学が2002年に世界初で成功させ、大きな話題となりました。

 既に大学の研究成果が大手水産業者によって商業生産化され、新規参入も続いている様です。
 生存率の低さ(現在は1%程度らしい)と生魚になる迄3年間程の期間を要する事が商業生産システムとしての課題とされていました(出所:日経紙1017年10月5日付け紙面朝刊投資情報紙面)。

 今年はサンマが異常に高く、食魔亭ご主人の小泉武夫先生は "下りイワシ" の方をお勧めですが(日経紙:2017年9月27日付け夕刊)、乱獲の罰が当たったとは言え、いずれは鮪等の完全養殖時代の到来は避けられないという事でしょうか?
 お酒の肴としてお刺身を好む自分にとって、考えさせられる近大マグロではありました。


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