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20240131:フロッピー・ディスク(FD) [雑感]

 出始めは100KBに満たなかったし、最終版でも精々1.2~1.4MB程度の記録媒体に過ぎなかったが、1980年代迄は "唯一" 安価な脱着可能な記録メディアとあって、
   PCはホントに便利になったなぁ・・・

って感激すらしたものだ。
 今のUSBメモリの記録容量と比べれば1MBなんてほんの僅かだったから、テキスト文は推敲を重ねて簡潔にし、画像とか表データーは最小限とした上、更に圧縮する等、工夫も苦労もしたけど、持ち運びが出来た事に感激したモンでした。
 老生なんぞは、当初はペラ*2の8インチ版だったのが、いつしか5インチ、次いでハード・カバー仕立ての3.5インチとサイズ・ダウンはするが、記録容量は僅かながら増えていく経緯をリアル・タイムで経験していますぞ。

が・・・:
 今のPCはFD読み取りドライブを標準装備しておらず、その利用を前提としていない。
 ただ単に多くのアプリの保存アイコンとしてその面影が残るだけだ。
 殆どの方がそのアイコンの意味をご存じ無いのでは無かろうか。

 そんな時代だ。
 経済産業省は22日に所管するたくさんの省令で、提出用の記録媒体として定めていた "フロッピーディスク" とか "CD-ROM" 等々の表記を止め、単に ”電磁的記録媒体” と改め、行政手続きのDX化を推進するとした。
 今更・・・なんて想うけど、お役所仕事ってこんなもんだ。

一方でこんな見方もある:
 ネットを介した情報伝達にはハッキング等の危険が常に伴うからして、情報記録したFDとかCDとかを相手に直に "手渡し" するのがベスト。
 この "名言" は、我が国のPC普及に功績のあった有名なお方の発言デス。 ほんとの話です。

ついでに:
 老生は、かって使い回した3.5インチFDを20枚以上の手持ちがあって、年寄りの常として捨てられないでおります。

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