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20210601:再々・・・読 ”アドルフに告ぐ” [雑感]

 イスラエル/ハマス(@ガザ)間の衝突
 ほんの一週間程前に停戦となったが、これを機に和平に向けた第一歩を祈りたい気持ちだ。

が・・・:
 両者間の衝突は永い*2歴史を背負っている事は知っている。 それだけに自分の様な生半可な知識しか持ち合わせていない者が
   "あぁだ/こうだ。どっちが悪い/こっちが悪い・・・"

・・・ 等とは軽々に言えない。

それに加えて:
 この紛争場面をTVニュースで見るといつも
   手塚治虫:”アドルフに告ぐ”

を思い起こしてしまう(*1)

と言うのも・・・:
 最後のシーンが、幼少の頃には神戸の地で無二の親友だった二人の少年アドルフが、数奇な運命に弄ばされたあげくに敵対し、その果てにパレスチナの地で生死をかけた戦いを繰り広げ、一方が死を迎える悲惨な結末で、どうしても現実に起こっている戦闘シーンと結びついてしまう。

"たまたま" だったのだが・・・:
 VISA誌6月号に
   ”今こそ歴史マンガ”

っていう特集があって、そこにもこの作品が引用されていた。

 が、今のお若い方々にはご存じない方が多いのではないかと想う。 今では知る人ぞ知る大河ドラマとも言えるのでは・・・そんな訳で懐かしくもあって久しぶりに文藝春秋版4冊をわずかばかりの書庫から引っ張り出して読み込んだのです。
 "火の鳥" とは違う、まさに壮大な人間の物語だが、これは活字を追うだけの小説では味わう事が出来まい。 故・手塚治虫氏の絵でこその世界観に触れる事が出来ると、つくづくそう想う。

冒頭に戻って・・・:
 知らない人々/訪れた事も無い地域だが、和平がもたらされる事を願うばかりだ。
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(*1):3人のアドルフ:
   アドルフ・カウフマン
   アドルフ・カミル
   アドルフ・ヒットラー
が織りなす物語です。

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