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20171119:写楽は "通説通り" だったらしい [気晴らし事]

 つい最近、NHKBSのアーカイブ特集番組で、写楽の謎を追った"池田満寿夫:謎の絵師 写楽"(1984年放送)を観た(NHKBSプレミアム:2017年11月12日)。
 33年前の番組であったが、版画家の立場から独特の視線で写楽の正体を "売れない歌舞伎役者" と推定していく課程が面白かった。
 特段の才を持たない自分には想いもつかない捉え方で、"こういう考え方もあるんだ" と感心ばかりしたのです。

 何年か前に海外で肉筆画が見つかり、その分析を含めて今では "通説" 通りに、阿波徳島藩お抱え能楽師・斉藤十郎兵衛と特定されている様だ。

 どことなく歌舞伎役者を "おちょくった" 様な絵柄だなぁ・・・と自分には想えていたのだが、番組に出ていた学者先生が
  「当時、能は大名等武士・武家の心得とされており、能楽師はその指導者の立場
   だったので、歌舞伎役者を下に見た目線で描いた可能性も」

と指摘されていた。

 なぁんだっ!
 これって、幽霊の正体って奴じゃないか?

 確か、髙橋克彦氏「写楽殺人事件」(1983年:講談社版)では、秋田蘭画に解を求めていたのが新鮮で、TVドラマにもなっていたのだが・・・
 どこかに録画してある筈なので、探してみるか。


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