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20200811:子供の感性には敵わない [雑感]

 NHKR1でお馴染みの "子供科学電話相談室"。
 小学生等の "素朴な疑問" をその道の "専門家" が易しく解説する例の番組だ。
 "易しく" ・・・って言ったって、高度な専門用語を使えないから "かえって" 難しい点も多々ある筈だ。

 8月に入った最初の土曜朝、早速 "夏休み特集" の放送が始まった。
 昔は直の電話相談で、専門家がその場その場の臨機応変で上手にお応えになっていた事を覚えている。
 が、今はネットで予め疑問を登録していて、専門家も "余裕を持って" 対応出来る仕組みになっている。

 そんな時の事。

とある小学5年生(男児)の疑問:
  「指とかを怪我をすると傷が出来る。
   お風呂に入ると、始めは痛い。
   でもしばらくすると傷みが消えて、
   "何か、勝った気がする"
   のは何故ですか?」

 これを聴いた途端に、うつらうつらしていたのがキッと目が覚めた。
 何て斬新な発想なんだろう。
 自分が子供の頃、こんな素直な疑問を感じただろうか。

 そのせいかどうか、専門家先生も回答に手こずっていて、想わずニヤリ。
 脳の感受機能を持ち出しての説明ではなく、もっと "とんち" の効いた説明出来んのか・・・って瞬間想ったが、勿論自分には出来ない。
 皆様はどうですか?
 それにしても子供の感性には脱帽だ。

そこで想い出した今は大昔の新聞記事:
 小学生の夏休みの想い出を綴った詩だったか、何かでの表彰された作品だった。
 正確とは言い難いが、次の様なものだった・・・と覚えている:
    ”スイカを持ち上げようとしたら、とても重い。
    スイカの方も負けずに引っ張っているから。”

・・・って言う様な誌だった。
 小学生の誌に "万有引力" が出て来るとは・・・
 勿論、この小学生がその時に万有引力の事を "知っていた" とは想えない。
 現代物理学がこの引力をどういう風に解釈しているかは、殆どの人が知らない筈だ(:一般相対論では "空間のゆがみ";素粒子論では "グラビトン" と称する未発見未検証の質量 "0" の素粒子の交換相互作用の結果)。
 未だに完全解明されているとは言い難い程の難問の一つとされている。
 この誌を作った子、今、どうしているかしらん・・・
 もしかしたら、"相対論" か "素粒子論" の学者さんになってご活躍されていたりして。


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