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20170123:"一日8000歩説" に ”違和感” 有り [自分の事]

 運動不足解消や健康志向を目指したジョギングやウォーキングがとても盛んだ。 自分が住む横浜市郊外には川沿いの遊歩道が完備され、また丘陵地帯なので適度な坂道がたくさんあり、走りや散歩コースに恵まれている。 川沿いをゆったりとした気分で散歩していると、それこそ歳別・性別に関係なく大勢の人々がジョギングとかウォーキングを日課としている事に気がつく。
 最近、"一日8000歩(内、中程度運動20分)が健康には効果的" との調査結果(東京都健康長寿医療センター研究所)が紹介されていた(日経紙:2017年1月12日付け)。 成る程・・・と感じたが、すぐに "違和感" を覚えた。 自分に限った経験からだが、60歳代迄ならともかく、70歳代の高齢者が一日に8000(:以後、"1000" を "1K" と略記します)歩も歩くには毎日1.5時間程、或いはそれ以上の時間が必要だ。 雨の日・寒い日・暑い日・強風の日等、高齢者が無理すべきでは無い日も結構あり、一日平均8K歩を維持するのは大変な労力と時間を要する(年金生活者であっても結構なすべき事が多く、毎日歩いてばかりはいられない (>_<) )。 調査をされた方々は、元気な、バリバリの現役の方で、通勤・お仕事だけで軽く10K歩程度は稼いでいるのでしょうが、高齢者の日常生活の実態をご存じなのか・・・
 自分の経験から独断すると、この調査には原因と結果が逆転しているケースが一部紛れ込んでいるのでは・・・と思わざるを得ません(多種多様な背景を持つ人間の多数の記録データーから原因と結果を導くのは、統計学の専門家にとっても大変難しいと聴きます)。 8K歩くから健康・・・なのでは無く、健康だから毎日8K歩も歩けるのだ・・・と(?)。 紹介記事を書かれた記者の方、毎日8K歩いておられますか?(以上は自分の経験からの独断であり、東京都の調査結果に "異議" を唱えている訳ではありません。あくまで、"違和感" です)。


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