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20221226:聴いた話(役人が政治家と対話する時の心得) [雑感]

 千葉県選出の某議員先生は自己の事務所の政治資金収支虚偽記載疑惑で任意取り調べを受け、議員辞職に発展している。
 公認秘書と共謀した事をその秘書自身が認め、議員との打ち合わせを録音していた事から、当初は否定していた嘘が逃れ様が無くなり、バレた形だ。

そこでまたもや想い出したのが・・・:
 自分は某省所管の某財団法人へ出向した時期があって、そこでは所管先の担当役人から実に様々な資料の請求を受けたり、調査/とりまとめ原稿を用意させられた事が頻繁にあった。
 当該役人の多くは課長補佐クラスの方々だったが、その上司が国会の先生方からの要請に応じての書類作成向けが殆どだった。
 ある時、その上司と面談から発展して "雑談" する機会があって、その折に要求議員との面談/報告時に必ず心がける事として、
   -断定口調の結論は巧妙に避ける言い回しで記述する
   -必ず録音しておく

と聴いた。
 録音はスーツ裏側ポケットに差し込んだペンシル型を利用し、勿論相手側にあらかじめ断る事はしない。 何事も起こらなかったらそのままだが、問題が起こった時の用心の為だと言う事だった。
 責任逃れさせないための自己保身術だった訳だ。 想うに、彼等彼女等の多くは、国会の先生方を決して敬う事はしていない・・・のだと感じていた。

 冒頭の件でも、秘書の方が
   責任転化させられてはたまらん・・・

との事から録音しておいたのだろう。 だって不祥事が起こった時には決まって
   秘書が・・・
   秘書が勝手に・・・

って、一部に限られた事だとは想うけど議員先生方は言い逃れするもんねぇ。
 事ほど左様に責任転化/嘘の名人級の議員先生がいるからなぁ・・・と言うお話でした(ホントの経験です)。

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