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20230927:願う!名門復活( ”東芝” 考+想い出す事) [雑感]

 東芝と言えばあらゆる工業部門を網羅して我が国基幹産業を担う超巨大な名門企業の一角を占めていたが、ざっくり言ってしまえば会計不正を端緒として不祥事が続き、事業切り離し/売却を繰り返しながら規模縮小を余儀なくされ、ついに最近は
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による株式公開買い付けが成立して、非上場企業となって再生を目指す事になった。
 が、世界展開を目指すかっての主力事業は既に手放していて、今や "パワー半導体" 程度しか目玉は無い。 再生可能エネルギー事業も再生事業展開の軸に据えるそうだが(日経紙:2023年9月22日付け朝刊総合1面)、この分野は激しい競争が待ち受けていて勝算があるのかどうか、危うい感じがする。

 東芝はかって旧財閥グループの有力メンバーとされ、自分の就職先企業もその一員だったので、家電製品とかの購入品の殆どを東芝製とした事があった。
 が、この分野における先端技術を活かした "洒落た" 小型製品はソニー社製が多く、何時しか我が家の東芝製品は冷蔵庫とかエアコンだけになってしまっていた。

 東芝の創業を "芝浦製作所" 発足の1904年とすればその誕生50年記念展示会が1954年に開催されていた筈で、老生は小学校高学年時、見学に引率された覚えがある。
 が、会場がどこだったのか、何を観たのか、そのほぼ全てが忘れ去っているが、どういう訳か "マツダ電球" だけを覚えている(今は殆ど見掛けなくなった "白熱電球" です)。 なんかアンケートとかがあって、景品として貰ったのだったかも知れない。 その後数年して名称"マツダ"は消え去っただったか。

 "栄枯盛衰" とは言うけど、かっての様に最先端技術を培って革新的部門を切り拓いて蘇るのか、見守りたいけど・・・

ついでに:
 老生の大学&院同期生の内数名が東芝に入社し、基礎研で医療向け半導体チップ等の開発に取り組んでいた時期があった。
 何時だったか、創立70年記念(?)だったと想うのだが、ホテルニューオータニを会場とした展示会が開催されていた事があって、そこで久しぶりの再会を楽しんだ事があった。
 が、彼等彼女等は今は旅立ってしまっている・・・時の流れを感じます。

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