SSブログ

20230708:人間さえいなくなれば自然は・・・ [雑感]

 毎年の様に自然災害に襲われる日本だが、異常気象は我が国だけでは無く、世界中で観られている様だ。
 今や、"線状降水帯が発生" と聴くと、わざわざ日本に来なくとも・・・とさえ感じるほど頻繁に登場する気象用語になっちまった。
 併せてツバメが来なくなった、スズメバチやアマガエルも少なくなった・・・って嘆くのは竹宮恵子氏(マンガ家)だ:
   明日への課題-生態系が変わってきた?
   (日経紙:2023年6月30日夕刊連載エッセイ)

 氏は、小さな動植物の変化から気象現象の異常性を感じ取っている感性をお持ちの方の様だ。

 これを読んだ時、何故か、チョルノービリ(ウクライナ語)原発事故周辺地域のその後の自然環境変化を報じたニュースだったか番組を想い出した。
 放射能汚染で厳重な立ち入り禁止域となった無人地帯では、程なくして原発建設前の自然環境への復帰の兆しが認められたそうだ。

 今や露国による軍事侵略に晒され、至近の報道では欧州最大規模の現役原発施設への破壊工作さえもが伝えられているウ-国の現状を考えるとチョルノービリ事故周辺の自然環境の現状もが余計に気になる。 大分前の事だったから、今ではどうなっているのか。 環境復帰は順調なのか・・・

 地球上から人間さえいなくなれば、気候変動も速い速度で収まり、異常気象も激減し、破壊された森林等も原体回帰が早まるに違い無い・・・とさえ想うのは老生だけでは無かろう。
 "人間は万物の霊長" ・・・ とあるが、現実は人間以外の地球上生態系にとっては最悪の存在、つまりは "諸悪の根源" なのかも。 尤も "悪" という概念は人間界だけに存在するのだが・・・
 そう言えば、D.アッテンポローが伝えたアフリカ諸国の野生動物の生態観察ドキュメントで、
   ライオンは "人間を最も危険な存在" と認識している

と指摘していたなぁ・・・今は昔の事で、記憶違いかも知れんが。

共通テーマ:日記・雑感