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20240109:4cm÷5mm=8? [雑感]

 変な記事を眼にした。
 ある母親の投稿で
   娘が算数のテストで
   「4cmの針金を5mmずつに切ると何本できますか」
   という問題に
   (式)4cm÷5mm=8
   (答)8本
   と解答したところ、式が "減点" されてた。

 出題した小学校教諭は
   「この式では答えは8になりません」

と指摘していたそうだが、"納得出来ない" ・・・ って訳。

これは・・・:
 明らかに教諭の方が "間違っている"。
   4cm÷5mm = 4*10mm÷5mm = 8
   答:8本

 チコッと凝って小数点を習っている段階であれば
   4÷5=0.8
   cm÷mm=10
   ∴0.8*10=8
   答:8本

でも良い。
 cm も mm も同次元長さ単位で、割れば "無単位"/"倍数" が得られるので、娘さんの答で "全く問題無い"。

 因みに "BARD" さん(対話生成AI)のお答は大凡以下の通りでした:

Q:ネットニュースで知ったのですが、小学生が算数の問題で 4cm ÷ 5mm= 8 は "間違い" と採点され、これはオカシイと話題になっていました。
 BARDさんはどう思いますか?

Dr.BARD'A:
 4cm ÷ 5mm= 8 は、単位を揃えれば 40mm ÷ 5mm= 8 となり、正解となるので、"採点は間違い" であると私は思います。
 その理由は、(足し算&引き算の)算数においては単位を揃えるという不文律がある為で、問題の場合、4cm と 5mm はどちらも長さの単位である事から改めて単位を揃える必要は無い(ここで、カッコ内は老生追記)。
 また、4cm は 40mm と等しいため、40mm ÷ 5mm と計算しても問題は無い筈。
 この問題を "間違い" とする事は、
   子供たちが、単位の考え方や、計算の意味を誤解する可能性

を産み出す事に他ならない。
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 全く以て老生と同じ立場だ。
 "減点" 教諭は数&算数の本質を理解していない様だ・・・ってのが老生の捉えです。
 こんな教諭が今の小学校にはいるんだ・・・チコッと驚きました。

ついでに:
 算数では足し算/引き算は同じ次元同士である事を前提とする一方、かけ算/割り算では異なる次元同士であっても演算結果は新たな "単位" 数となるので問題無い。
 例えば、
   4cm÷5sec=0.8cm/sec
の於いて "cm/sec" は "秒速" と言う新しい単位となるが如しだ。
 ついでながら、
   4sec÷5cm=0.8sec/cm
の於いて "sec/cm" は、例えば "一定の長さ(この場合は1cm)になる迄の所要時間(この場合は秒)" と言う新しい単位となるが如しで、問題は無い。
 余計な事でした。
 年寄りは歳取ると共にどうしても "くどく" なるので・・・m(_ _)m





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