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20170318:AI ⑥ノーベル賞受賞? [素人 AI 考]

 少し前になりますが、2月26日に ”ノーベル・プライズ・ダイアログ・東京2017” が開催されました:
 テーマ:知の未来 - 人類の知が切り拓く人工知能と未来社会 -
 主催:(独)日本学術振興会&ノーベル・メディアAB
 於:東京国際フォーラム(09:00-17:30)

 そこでは、利根川進氏(理化学研究所・脳科学総合研究センター長)ら5名のノーベル賞受賞者が参加し、人工知能(AI)がビジネスや健康等の社会へ及ぼす影響等が討論され、論点整理された様です(←何せ専門家では無いので、論点の意味するところは解りません)。

 興味深い発言として、
  - AI 搭載ロボットがノーベル賞獲得に関心・意欲を持つ(利根川氏)、
  - 2050年には AI が大きな発見をしてノーベル賞を受賞する
        (北野宏明氏:ソニーコンピューターサイエンス研究所社長)
が挙げられています(日本経済新聞紙:2017年2月27日)。

 AI は、今から30年ちょっとで人間の及ばない思考能力を身につけ、新しい発見・発明がなされ、それが人類社会への貢献が認められ、ノーベル賞受賞となる・・・と期待されている様です。

 本当かな?・・・と一瞬想いましたが、AI 自身が自由に特定能力の発揮に特化した AI 自体を設計・開発していき、限りなく進化していく時代になるでしょうから、あり得るかも・・・

 自分には想像もつきません。
 直ぐにも想像がつくのは、ノーベル賞選考委員会が、あらゆる国の膨大な論文データーベースを整理・統合した AI を助手に使い、最初の発見・発明・解明に貢献した科学者を "正しく" 選ぶ様になるだろう・・・と言う事くらいです。

 と言うのも、今は日本語論文は検索対象とはならず、選考資料にはなり得ていないのです。
 C60(炭素原子60個がサッカーボール形状を形成)を最初に予言されたのは日本の化学者でしたが、発表が日本語論文だけでしたので見逃された事例があります。
 当時、AI が、少なくとも IBM 社が開発した "ワトソン" が実用化されていればこんな事は起こらなかったでしょうに・・・
 残念無念です。


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