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20200325:天使も “ためらう”(コロナ惨禍@伊) [雑感]

 今やヨーロッパがパンデミックの中心・・・と中国傘下組織の様なWHOが新型肺炎感染状況を宣言してから大分経った。

信じ難い事だが:
 一般にヨーロッパ人は用をたしても “手を洗う習慣” に乏しい事を自分は経験上知っている。
 加えて、挨拶は “接触” 主体で、私らの様な “おじぎ” では無い事から、結局のところ “接触を通した感染爆発” に至ってしまった様だ。
 地続きの国同士・・・ましてやEU加盟国間では移動の自由が保証されていたが、”自国防衛” の為には堪らずに厳しい制約が発令されてしまっている。

それにしても:
 イタリアの惨禍は眼を覆いたくなる有様だ。
 病床&人工心肺装置が患者数に追いつかず、
    ”若い患者と高齢患者のどちらかしか診療できない時、
     若い方を選択せざるを得ない”

と “命の選別” に直面した医者の苦渋に満ちた顔が忘れられない(SNSから)。

 自分には現役時代からボロ-ニア大学&大手民間企業に論文等のやりとりをしていた知り合い技術者がいたのだが、そのお二人が今どうされているのか大変気にかかる。

更には:
 イタリアの素晴らしさを言い当てた20年以上前の出版書:
   E.M.フォスター:”天使も踏むを恐れるところ

は、題目は実に “意味深” な表現なのだが( ← ご一読されるとお解り戴けます)、今の国情を言い得ている様で悲しい。
 貢献出来るもの、何一つ持っていないのが残念だ。
 一日も早い収束を願うばかりです。

加えて:
 ごく最近の報道によると、ここ数日で見る限りは少しだけ感染状況に改善の兆しが見えかかってきているらしい。
 その通りであって欲しい。


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