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20200429:不思議な経験(コロナ禍を巡って) [ただの私見]

 私ら日本国民は、この1月から見え始めた “コロナ禍” で実に奇妙な、そして不思議な経験をさせられている(未だに継続中)。

 我が国は、医学生理学を含む自然科学の分野では世界最先端を切り拓き、適切な表現では無いとも想うがノーベル賞受賞数も極めて高い水準にある。
 が、今回のコロナ禍対処に向かった厚生労働省&医療専門家は当初からPCR検査を絞る等、世界基準から観ても異端な不思議な取り組みばかりで、自分には理解しかねる出来事が次から次へと・・・

不思議-1:
 厚生労働省が(恐らくは感染研幹部/OB等と一緒になって)人選し招集した新型コロナウイルス感染症対策専門委員は感染症疫学&公衆衛生学専門家が中心で、医療の現場、即ち臨床系専門家は申し訳程度に混じってしかいない不思議さ。
 委員会提言書の大筋は会開催前に厚生労働省担当官辺りが下書きしていた筈だが、そのせいもあろうか、委員会提言には “現場感” が乏しい・・・と素人ながら感じた(同じ様な・・・って言うと恐れ多いが、あの本庶佑京都大学特別教授も指摘されている)。

不思議-2&3:
 その専門家委員代表選手はオオカミ少年じゃぁあるまいに “2週間毎” に
    “今が感染急拡大へ向かうか/収束へかの瀬戸際/分岐路”
を繰り返えすばかりの不思議さ。
 おまけに、接触削減実態とその感染抑止効果を国民が理解出来る言葉で話さない不思議さ。

不思議-4:
 “3密を避けよ” ・・・ と言ってしまった為、考える事をしない国民の多くが
   “そんじゃぁ、どれか 1 or2 密 だけならOK”
なんて誤解して、トンチンカンな行動を堂々とする・・・つまりは、専門委員は “言葉の使い方” を知らない不思議さ。
 単純に、”人と接触してはいけない” と言えばすむ事なのに。
 加えて、”人とは家族をも含む”/”接触とは2m以内” とでも言えば良い。

不思議-5:
 そうすれば無症状/軽症者を自宅待機させて家族内感染を加速させる様な無策は採り様も無い筈だったし、武漢の惨状の一因は “自宅待機⇒家族感染” だと立ち向かった現地の医者等が忠告していたにも関わらず、そこから何も学ばなかった専門家委員会の不思議さ。

不思議-6:
 その専門家委員会が “80%外出削減が不可欠” と指摘したにも関わらず、その委員会を招聘した張本人の総理大臣がかってに “目標70%/極力80%” と言い換えて国民に要請しちゃう不思議さ。
 このいい加減さに対しては、さすがにと言って良いのかどうか、厚生労働省で設置した実務部隊のクラスター班長が、”自分等は80%が必須としか言っていない。70%では急速な収束は望めない” と指摘していた。

不思議-7:
 そして、総理大臣が何か方針を決めようとする時、”専門家のご意見を伺ってから” ・・・ って常に “責任逃れの引き出し” を用意していて、今最も要求される “リーダーシップ” をチコッとも発揮していない不思議さ。
 総理大臣・・・って、政治政策に関わる最高責任者じゃぁないんかいっ!

不思議-8、9 & 10:
 その総理大臣奥様が由緒ある神社@大分への集団参拝に参加していても、官房長官が “3密ではないからOK” と詭弁を弄する不思議さ。
 更に加えて、外出自粛を要請しながら “神社参拝の東京⇔大分飛行機往復は外出に当たらない” と言い張る不思議さ。
 何事にも “例外” がある・・・って事は承知の介だが、総理大臣&その奥様はその最たるものらしい不思議さ。

 政治の分野以外にもたくさんの不思議が・・・

不思議-11:
 京都大学&院の先生方は積極的にSNSを通して国民に語りかけているのに、東京大学の先生方からの語りかけは見聞きした事が無い( as of Fri.Apr.24th 2020 ・・・本原稿執筆時)不思議さ。
 自分の経験から邪推すると、これは “霞が関との距離感” に由来する・・・に違いない。

不思議-12:
 経団連傘下の大企業は国内に相当数の立派な保養所とか研修施設を整備/保有しているにも関わらず、無症状者/軽症者隔離施設として提供/申出しているところが見えてこない不思議さ(この経済界の社会貢献の無さを忘れてはいけない)。

あぁ~あ・・・:
 ここまで書いてきて、これから先、終わりが無い様な気がしてきたので、ここいらとしておきまする。



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