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20210214:我が国ではその才能を? オードリー・タン氏@台湾 [雑感]

 今回のコロナ禍の下、民主的国家の中で封じ込めに成功しているほんの数カ国の中で、アジア地区では断トツの台湾が注目されている。
 そこには類い希な所謂 "Y-世代" の IT-技術者がいて、その人材(むしろ "人財" と言った方が正しい)を存分に活かす政治的仕組み&風土があった・・・そんな事を
  "オードリー・タン デジタルと AI の未来を語る"
   訳:早川友久&姚巧梅(プレジデント社刊)

で思い知らされた。
 自著とあるが、実際は20時間に渡ったインタビューをまとめたものだ。 生まれは1981年4月18日なので現在40歳。 幼少の頃よりコンピュータの世界に入り込み、IT を極めてきた様だ。

 我が国で言えば、今秋にも創設されるらしいデジタル庁長官辺りに相当する任務に就かれている方だろうか。 感染が始まった初期から、感染者追跡/接触状況やマスク等の在庫/販売箇所等々の情報発信アプリを開発してウイルスの拡散を押さえ込んだとされる。

 台湾と言う国は、最先端半導体製造技術に留まらず IT の活用場面でも我が国のずっと*2先を走っている国と想わざるを得ない。
 同じ世代で同じ素養/実力を身につけている人材は我が国にもいる筈だが、一方でそんな存在を許容する風土に乏しい我が国では、その才能を政治に活かす仕組みは残念ながら・・・無残にもそんな事を思い知らされ、我が国の "おいてけぼり" にガックリ・・・でした。

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