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20220121:海部俊樹氏逝く(元総理大臣) [故人を悼む]

 9日に逝去。 享年91歳。

 支持率の高い総理大臣を勤められたが、自分には
   - 水玉模様のネクタイ愛好者にして
   - 湾岸戦争で自衛隊派遣問題に翻弄され
   - 政治改革で自民党内反対勢力に負けた
印象が強い。
 特に湾岸戦争では、多国籍軍に直接参加せず、戦費のみの負担に留まり、戦後になってのペルシャ湾への自衛隊派遣に終わった。
 そのせいかどうか、被災国であったクウェートからの感謝公報には我が国の名は掲載されていなかった。
 その頃からだろうか、我が国は
   金しか払わず、犠牲を伴う責務を果たさない国
との国際評価が定まった様な気がしてならないのが老生だけなら幸いだ。

 尤も最近公開された公文書によれば、米国からは
   多国籍軍への "軍隊(即ち、"自衛隊" )参加"
を強く要請されていたとの事で、当時としては "この路" しか無かったのかも知れない ・・・ "回想録" でも残してくれたらとも悔やまれる。

 故人以降のギラ*2した些か品格に落ちる総理大臣等に比べると政治家特有の野心(?)ってモノが感じられなかったか。
 むしろ、だからこそ支持率が高かった背景かも。

そう*2、今想い出した:
 10年(?)ほど近くの前の事だったろうか、JR東京駅丸の内改札口付近で偶然故人をお見かけした事があった。
 周りには2ないしは3名ほどの護衛がついていた。
 ご本人の足取りは些かご不自由なのでは・・・との感じを受けた。
 誠に失礼ながら・・・って言って良いのかどうか、"好々爺" の印象を抱いてしまった。
 気がついて挨拶をする "一般人" も数人いたかと想う。
 ざっと言ってしまえば、庶民感覚の持ち主だったのかもしれない。
 それでも我が国の行政のトップを勤められたお方だ。
 それなりの敬意を払う事が必要と想う次第です。
 黙祷。

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