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20230316:若者は都市圏へ/中年層は都市圏から [雑感]

 コロナ禍が落ち着きを見せ始めた事から日常が戻りつつある・・・そんな報道だ。 ICTを使ったテレワークも有りだが、"昔通りの出勤" の効用も見直され始めた様で、復活傾向との報道もあった。

 コロナ禍の最中、辛い(?)満員電車通勤していた中年層の中には "テレワークなら・・・この際だ" ・・・ って訳で、都内から近郷へ住居を移し、広くなったそこで家族団欒の時間を増やそうとされた方もおられた様だ。
 が、出勤形態が復活したら "通勤が大変だぜ?!" ・・・ 余計な御世話だが "後悔" していないですか?

ところで:
 東京一極集中の非が随分と指摘されながらも20代前半の若い方々、特に女性の方々の都内への編入がコロナ禍で多少の停滞はあったものの過去10年間で50%増しになっているそうだ。
 つまりは、これからの日本を背負っていく若い年代層に限ってみれば東京を初めとした大都市圏への移動は益々活発化の方向と観られているようだ:
   "20代前半大都市に集中"
   (日経紙:2023年3月7日付け朝刊経済政策紙面)

その背景には:
 この記事に依れば、コロナ禍を通しても上場企業の凡そ50%、外資企業の75%程が都内に本社を置いた状況は変わらず、そのせいもあってか首都圏内大学卒業生の90%近くが東京圏内企業に就職しているそうだ。
 若者にとって新陳代謝が激しく、 "都会の生活は飽きが来ない" ・・・ まるで "木綿のハンカチ-フ" の歌詞が想い出される。
 この歌詞の本質は、
   -都会に出て行き、そこに染まっていく男性

   -地方に留まり続ける女性
との間の心の行き違いを描いたものだ。
 歌詞では女性の立場に寄り添う形だったが、どっちを取るかはそれぞれ個人の価値観次第とも言えるから、どっちが正解とは決め難い。
 現実の傾向としては大都市住民の平均年齢は↓/その他では↑となり、このままでは今後とも大都市集中は収まりそうに無い・・・そう観えてしまう。

ところで:
 地方活性化には、そこに潤沢な働き口があり、若者の生きがいを満たす文化が必要とは叫ばれる中、"文化庁が京都" へ移転する。
 どんな新しい文化発信があるのか、それがどんな影響/効果/勝ちを生むのだろうか。
 年寄りならずとも興味のあるところではありまする。

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