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20231230:こんな病院があったとは [雑感]

 高齢者、特に老生の様な後期ともなると、それはもう "いろんな" 定期検診を受ける病院/クリニック通いが2~3回/月にある(因みに、病院とクリニックの最大の違いは入院患者病床数で、20床以上が病院/19床以下無床がクリニック)。
 平凡な一般国民にとっては、どっちにしても保険診療無くしての "持続的受診" は叶わない。

そんな中で・・・:
 "保健医療機関取り消し" を喰らった病院が何と我が横浜市にあったと言うからチコッと驚いた。
 毎日新聞社提供のネット配信記事(2023年12月21日付け)によると、関東信越厚生局が横浜市緑区の "長津田厚生総合病院"(石田秀夫院長)の保健医療機関としての認可/指定を来年3月1日から取り消すそうだ(21日付け公表)。
 こうなると3月以降に受診しても健康保険が適用されないので多くの患者が途端に困惑する事になろう。
 処分理由は、入院病棟に勤務する看護師数を水増しして診療報酬1億9千万円弱を不正請求していた事によるそうだ。
 ケシカラン・・・なぁ。
 現下で東京地検特捜部の捜査対象になっている自民党某派の裏ガネ造りでは "水減らし" だったが・・・逆もあるんだなぁ。
 同病院は3月から保険診療を停止し、同月末で閉院すると発表している。 因みに同病院の病床数は126床(一般病棟:106床/慢性患者用療養病床:20床)だそうで、内科や外科、糖尿病内科等計15診療科を構える大きな病院だった。
 横浜市医療安全課は
   患者に不利益が及ばないように、
   一緒に転院先を探すなど最善の策を考えたい

としているそうだ。
 ”真摯に取り組んで下さい” ・・・としか言いようが無い。 医療機関に対してさえ性善説が通用しないとは・・・絶句以外の何モノでも無い。

因みに不正内容とは:
 報道記事に依れば、2014~2017年の間、一般病棟で患者10人に対し看護師1人が必要とされる施設基準を満たしていないのに、満たしていると偽って計6605件の不正な請求をしたとの事だ。
 当然乍ら、厚生局は病院に対し、不正な請求額を健康保険組合に返還するよう指導したと言う。
 うぅ~ん・・・世も末だね。

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