SSブログ

20220601:関口(せきぐち)教会 [雑感]

 "聖なる美" を表す教会建築ランキングでトップに "東京カテドラル聖マリア大聖堂" があげられていた(日経紙:2022年5月21日付け土曜特版)。
 この聖堂は "関口教会"(@東京都文京区)に付属するもので、故・丹下健三氏による設計図に基づき1964年に完成されたものだ。
 関口教会は町名由来でそう呼ばれるのだろうが、この界隈は東京都の基幹道路の一つである "目白通り" 沿いにあり、周辺には和敬塾(わけいじゅく)や椿山荘(ちんざんそう)、日本女子大学や複数の私立中高校が散在する文字通りの文教地域とも言える所だ。
 西側へは学習院や目白駅(山手線@JR東日本)へ続き、東に坂を下ると音羽通りに出て、向かいの丘の上には鳩山会館が望遠出来る。 この丘のずっと北側にはお茶の水女子大学があるし、また筑波へ移転する前の東京教育大学(=現・筑波大学)があった所だ。
 音羽通りを左側へ向かえば講談社本社、更に向かえば護国寺と、その周辺にはやはり私立校が散在する。 反対の右へ向かえば江戸川橋界隈で、その右手は "都の西北" へ繋がるって訳だ。

 旧友の一人が和敬塾に入寮していた事もあって、ここへは時に訪ねた事もあった。 今でも大勢の男子大学生の寄宿舎の役割を担っている筈だ。
 自分は無宗教派なので関口教会を訪ねた経験は無いが、この大聖堂が建築された敷地は、それ以前には一面の多くが芝生の広場で、周りの小中高校生の放課後に参集する格好の遊び場だった。 正に "来る者拒まず" だったが、それを知る協会関係者は今では殆どおられないだろう。

 この界隈は自分には青春時代の一端を想い起こす懐かしい所です。
 本日はやけに感傷的なブログになっちまって、申し訳ありません。
 ご訪問感謝致します。

共通テーマ:日記・雑感