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20220604:私の履歴書-里中満智子さん編(マンガ家) [雑感]

 5月度の連載エッセイ:"私の履歴書"(日経紙朝刊文化面)は女性マンガ家(←連載時肩書きのまま)としてこれ迄に新たな世界を切り拓いて来られた履歴が綴られた読み応えのあるものでした。
 マンガは日本の文化の多様性の一面を担うものであるに違い無いにも関わらず未だに偏見の持ち主はそこら中にいる筈だと想うけど、500編を超える著作を通して今日の盛況を築いてこられた努力と成果はもっと大きくかつ多く報いられて良いのではなかろうか。

 エッセイの中でただ一つだけ物足りなかったのは、あの "ジャングル大帝"(原作:故・手塚治虫氏)と "ライオンキング"(制作:ディズニー)のコンセプト類似性に関わる問題についての言及が無かった事だ。
 かって、里中さんは他のマンガ家諸氏と共にディズニー社へ問い合わせをされ、先方の対応の無さに怒った事があったと記憶している。

 ディズニー作品に大きな影響を受けた故・手塚氏の作品コンセプトとディズニー作品との根っこで観られる動物愛等に代表される共通部分をそう軽々に論じ判断する知見は自分には無いけど、今以て従前にも増してご活躍されている里中氏がどう捉えておられるのか、知りたかった・・・そんな想いがするのです。

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