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20191213:IT-専門家は嗤う(電子ファイル復元@桜疑獄事件) [雑感]

 国会が閉会してしまうと “今更感” が強くなるが、最近になってやっと飲み友でもある IT- 技術者に話を聞く事が出来た。
 つまり、"桜を見る会"( "観桜会"。今や “桜疑獄事件” と言う識者もいる)での
   “名簿ファイルの消去/復元問題

についてだが、これでは生々しすぎるので、一般論として
   “PC上のファイルを削除した時の復元可能性について

とした。

1.ホーム画面上の “ゴミ箱” へ移動しただけの場合:
 ゴミ箱のプロパティを開いて “元へ戻す” とすれば完全復元可能。
 これは誰でも経験済みの筈だ。

2.”ゴミ箱を空” にした場合:
 PC上のファイルは一般にその中身を連続して記録している訳では無く、断片化されていて一般にはディスク上の “あちゃこちゃ” に散在し、それぞれが “紐付け” されている。
 ゴミ箱を空にすると言う事は即ちその紐付け部分を消してしまう事で、中身を全て消去している訳では無い。
 “復元ソフトウェア” を使えば、空にした “直後ならほぼ完全に復元出来る” が、PCを使い続けていると紐付け部分を消された中身部分が上書きされていくので、完璧な復元は難しくなる。

しかしながら:
 ネット上の複数PCにオリジナル・ファイルの残骸が残っていれば、ネットを介して復元する事も可能だが、可成り高い専門的技術を要するものの、それなりの専門家なら出来る。

3.”完全消去ソフトウェア” を使った場合:
 復元出来ない。
 通常はこの種のソフトウェアはPCを廃棄等処分する場合に使われる。
 つまり、
   “平常時に使う” と言う事は、決して “残してはならぬ”

と言う事情があった場合に限られる。

 こちらの問いかけの真意を覚った彼によれば、このような特殊な消去ソフトウェアを本当に使ったとすれば、桜疑獄事件名簿は覗かれては一発アウトの “ヤバすぎる” 情報がてんこ盛りだったと言う事でしょう・・・と嗤っていました。
 更に、完全に復元不可能とする最適の方法はファイルを記録しているディスクを “物理的に破壊” する事です・・・とも。

更に更に:
 海外には凄腕のハッカー達がいるもんで、彼等なら内閣府ネットへ入り込み、役人等のPCを網羅的に調べ尽くすなんて簡単にやっちゃうんじゃぁ?・・・とも(ギョッギョッ!)
 でも日本語解らない筈だから、そこ迄の懸念は無いでしょうとも。


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