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20200328:感染の爆発が起こっては困るが・・・(新型肺炎) [ただの私見]

 以下は暗い話ですので、ご用心下さい。
 或いはここの段階でお通り過ぎ去って戴くのが賢明です。

 国の “新型コロナウイルス感染症対策専門家会議” では相変わらずに散発的感染状態に留まるのか、爆発的段階へ移行するのか今は正に瀬戸際だとする表現で、要するに “五分五分” と言う様な意味合いだった。

が自分は:
 TVニュースを観ていて、何か “政治的な意図”( ⇔ この時、東京五輪パラリン2020の延期は決まっていなかった)があっての表現の様な気がし、現時点ではむしろ
  “感染爆発が起こりつつある、或いは起こっている” のでは

と危惧している。

理由その1:
 先週3連休の初日(20日)、鶴岡八幡宮@鎌倉市周りは正月程では無かったが相当な人出で、お馴染みの小町通りの込み方は相当なモンだった様です。
 街頭インタビューでは、殆どの若い方々が
   「家に閉じこもっていて子供のストレス溜まりが半端じゃなく、
    晴れていたし、”屋外では感染の危険も無い” のでは」
って答えていた。
 そこには、自分等は充分に若く、感染しても軽く済んでしまう・・・との信じ込みが強く、
   ”自らが感染源、即ち加害者になる事は全く考えていない
と窺われた。
 つまりは、”自覚が欠如” している方が相当数いるとしか見えない。

理由その2:
 海外からの帰国者/来日者の検疫時水際検査(体温測定&問診票)には明らかに限界があって、感染者であっても見逃され、いずれは症状が進み、感染源となるケースが多分に現れ始めている ( 感染源本家本元の中国では、ホントかどうか解らないものの、海外からの帰国者/来訪者の持ち込みの方が多くなったとも)。
 加えて、某沖縄県人の様な、海外旅行から帰って空港での検査を受けていながら結果を待たずに公共交通機関を利用して地元に帰ってしまう非常識な奴もいる。
 ここでも
   ”自らが感染源になる事は全く考えていない
のだ。

理由その3:
 埼玉県では、K-1競技会が国&自治体からの延期/中止要請を断って迄決行した興行者もいた程で、完全に舐められている。
 国がどんなに要請/警告を出そうとも、こう言う同調しない輩は沢山いて、”法的罰則規定が無い” ので打つ手は無かろう。

理由その4:
 自分の周りには、介護施設通いの老人がいるし、デイ・サービスを受けている老人も多い。
 それに加えて、感染爆発間近か?と懸念されている関西地区へ赴任されている現役の方も住んでいて、1~2回/月戻ってこられるが、赴任先では大騒ぎだし、往復の新幹線移動が実に嫌な感じ・・・って言っている。
 こんな状況、どこにでもあるんじゃないかな。
 感染スポットと公表されているところから離れていても、実は身近なところに感染源なり得る存在があるのは否定し得ない。
 現役の方には自らが感染源となり得る自覚が乏しい方の方が多く、経路不明の感染が拡がっていく要因に違いない。

理由その5:
 東京五輪パラリン2020は一年間程延期されるそうだが、アフリカ&中南米&東南アジアでの爆発的感染はこれからだとされるし、医療制度/整備の貧弱なこれ等地域で一年以内に感染が収束/終息へ向かっている保証が果たしてあるんだろうか。
 加えて小池都知事は、五輪パラリン延期が見込まれるや否やすぐさま “首都封鎖” の可能性を言い始めた(多分、”延期確定を待ちに待っていた” 筈だ)上、25日には “感染爆発重大局面” にあるとさえ言い切った。
 しかしながら、非常事態宣言された都市での開催なんて、世界中何処の国だって “敬遠” する筈との思惑が渦巻くし、更に "一局集中" と言われる様に "東京は日本のあらゆる活動の中心" だから、せっかく成立した “特措法” にもかかわらず総理大臣は ”非常事態宣言” 発令をなかなか出来ないに違いない。
 結局はタイミングを “見逃す” はめになる可能性が大きいのでは・・・と心配する(そう想う方は多い筈だ)。

更に "理由その6" を加えれば:
 ここ数日の東京都の感染者数急増は
   10日~2週間程前の経路不明感染源の急増

を意味している事に他ならない。
 この時期は専門家会議が "瀬戸際発現" を繰り返して自粛期間を延長していた時期に相当する。
 即ち、丁度その時期には既に小規模感染集団の特定は不能になっていた事を意味するのではなかろうか。
 とすれば専門家会議の見立ては外れていた訳だ。


以上の考察から:
 それぞれの理由の寄与率がどの程度なのか、”PCR検査を意図的に絞っている” 事から “感染状況の全体構図が不明” なのでなんとも言えないが、少なくとも特定地域/特定自治体( ⇔ 多分 “東京都” )での
    “感染の爆発化への移行の方の確率が高い”

と自分は想わざるを得ない。
 非常事態宣言が発令され、特定地域封鎖の様な強行措置がとられない限り、全国規模へ拡がっていく可能性すら有り得ると想う(どっかの大学の先生が既にシミュレーションしているんじゃぁないのか)。

 こんな “ど素人の見込み” は “外れる” に越す事は無いが、一方で感染症専門家の中には、5月以降、紫外線量が多くなれば収まっていく・・・との “超楽観的” 見解をTV番組で堂々と仰っている方もおられて、その通りであればなぁ・・・との想いです。
 新型コロナウイルス・・・ってそんな “柔” な奴なんですかねぇ・・・?

因みに:
 今回の “厚生労働省+感染研” が音頭を取ったとされる “PCR検査の絞り込み” は “裏目に出た” と自分は想わざるを得ない(そうでないことを切に願う)。
 経路不明感染者が出る事を想定した対応が必須なのに、初期段階で感染小集団を特定して所謂濃厚接触者の健康監査で芽を摘む戦術だった様だが、”入国制限は無い” に等しかった事から “隠れ感染源が大手を振って入国” してきた可能性が極めて高い。

一方で:
 PCR検査対象を疑わしき人全てへと極限に迄拡大し、更に厳しい入国制限を早急に打ち出した “イスラエル” は感染爆発の抑制に成功している。
 検査試薬はあのモサドが早期に世界中からかき集め、韓国が考え出したドライブスルー方式の検査法を躊躇無く取り入れたそうだ。
 生き残りをかけざるを得ない厳しい地域国家だけに生き延びる為、即ち国民を守る為の戦略と戦術に見習う事が多々あると想うのであります。

それにしても:
 韓国でのこの方式風景を流したTVニュースを観た専門家筋は
  ”今の日本ではここまでする必要は無い”
と言っていて馬鹿にしていた表情だったが、この判断が結局は “隠れ感染源放置” 原因となったのだろう。
 やはり日本人に “生存の為の戦略と戦術” を練る事は無理なのか。



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