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20210927:”天王寺駅前⇒浜寺駅前”(路面電車@阪堺電気軌道) [雑感]

 急行/特急/新幹線/リニア・・・と、速さを謳う鉄道車両の開発が盛んだが、"ノロい" 路面電車(*1) も捨て難い魅力に満ちている。

 大阪府で生き残った唯一のそれが阪堺電気軌道㈱が運営する路線だ。
 そこで使用されていた最古参車両 "モ161形" がレトロな姿を新装再現したお披露目があったそうだ(日経紙:2021年9月21日付け夕刊社会面)。
 1928年製車体に木製ドアや窓枠が新装されたが、その経費が何と "CF"(クラウドファンディング)で賄われたそうだ。 悪質な撮り鉄とは全く違う "まともな鉄道ファン" 等の善意で蘇った訳だ。

 自分は、今は昔、この路線の内、天王寺駅前から浜寺駅前までの乗車経験がある。
 南海電車’浜寺公園駅は、かってはレトロな木造駅舎として有名だったが(*2) 、そこから公園側へ数分程歩いたところが浜寺駅前だった。
 生き延びたのは車道とは区別した専用軌道のおかげに違いない。 都電’荒川線(三ノ輪橋⇔早稲田)が生き残ったのと同じ理由だ。 こういう路線は乗っていてなんとなく楽しいから不思議と言えば不思議だ。

 浜寺公園沿いの大阪湾は近隣の石油コンビナート整備以前は綺麗な浜辺で、夏は海水浴客で賑わった所と聴いていた。
 自分は頻繁にこのコンビナートへ出向いた事があって、その折の乗車経験でした。
 昔が想い出されます。
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(*1):老生の小中高校辺り迄は "チン*2電車" と言っていて、東京辺りでは縦横の路線が大活躍していたが、やがてクルマ移動が主流となり邪魔者扱いから撤去されていった経緯がありました。
 まぁ、どこでも同じでしょうが・・・

(*2):高架化により既に移動されていて、今は地域コミュセンターとして活躍しているそうだ。
 なお、高架軌道完成は20年代後半とはネットで知った。 今の駅本体は無味乾燥な仮駅舎が運営されているそうだ。

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