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20220605:ひじき [食]

 コンビニ弁当でも駅弁でもチコッと片隅に鎮座している "煮ひじき"。 好物デス。
 我が家では三浦半島へドライブに行った時は、城ヶ島当たりで海産物を漁り、三崎港でマグロの柵を買い求めて、海の幸を楽しむのを常としていた。
 このコロナ禍で遠出を自粛していたが、どうやら "解放" された様なので久しぶりに出かける事とした。
 第三京浜⇒横浜新道⇒横浜横須賀道路を使えば三浦半島の尾根を南下する形で一気に南端へ出向けるので年寄りでもそれ程の疲れは出ないドライブコースなのです。

さて:
 先日の日曜日には土産の乾燥ひじき一握りを水で戻し、熱湯で5分*2回程灰汁を出し切って、我流のレシピ:
   超みじん切りした油揚げ+細切りにんじん
   +キノコ+グリンピース+鷹の爪+オリーブオイル/ごま油
   +出汁醤油

を加えて我が家流煮ひじきに仕上げた。
 これを日本酒冷やで味わうと最高とは言えない迄も結構な肴になるので不思議だ。
 余ったのはご飯に載せて食べ仕舞い。
 城ヶ島沖の青い*2海を想い出しながらのささやかな夕食でした。

因みに:
 ひじきにはヒ素(As)が含まれているので水、次いで沸騰水で数回の灰汁だしして追い出す事が必要です。
 忘れてはいけません。

20220604:私の履歴書-里中満智子さん編(マンガ家) [雑感]

 5月度の連載エッセイ:"私の履歴書"(日経紙朝刊文化面)は女性マンガ家(←連載時肩書きのまま)としてこれ迄に新たな世界を切り拓いて来られた履歴が綴られた読み応えのあるものでした。
 マンガは日本の文化の多様性の一面を担うものであるに違い無いにも関わらず未だに偏見の持ち主はそこら中にいる筈だと想うけど、500編を超える著作を通して今日の盛況を築いてこられた努力と成果はもっと大きくかつ多く報いられて良いのではなかろうか。

 エッセイの中でただ一つだけ物足りなかったのは、あの "ジャングル大帝"(原作:故・手塚治虫氏)と "ライオンキング"(制作:ディズニー)のコンセプト類似性に関わる問題についての言及が無かった事だ。
 かって、里中さんは他のマンガ家諸氏と共にディズニー社へ問い合わせをされ、先方の対応の無さに怒った事があったと記憶している。

 ディズニー作品に大きな影響を受けた故・手塚氏の作品コンセプトとディズニー作品との根っこで観られる動物愛等に代表される共通部分をそう軽々に論じ判断する知見は自分には無いけど、今以て従前にも増してご活躍されている里中氏がどう捉えておられるのか、知りたかった・・・そんな想いがするのです。

20220603:TVCM考 [雑感]

 最近のTVCMは随分と "品位" が無くなったって言うと年寄りの戯言と取られそうだが・・・
 まぁ、事実そうなんだが、BS'CMは年寄りの体調不安を煽るようなサプリばっかし・・・って感じだったけど,今じゃそんなのが地デジCMで罷り通っている。
 広告主の多くがネット広告へ移っているので民放は集めるのに苦労しているとかで、単価を↓て視聴者の圧倒的に多い地デジへもと誘導している訳らしい。

 大体が1時間モノ番組であっても正味は45分程度あれば良い方で、15分はCMがワンサカ*2だ。
 海外ドラマの場合、たいていは(10+α)分毎の起承転結部に別れていて、その間にCMが入る編成が多かったと覚えていて、番組最初と最後を入れて総計5回程のCMを15分で割り当てていた訳だ。

が、最近のは
 恐らくは海外のTVCM界の状況も同じ傾向なのだろうか、起承転結部が更に細分化されていて、その間を狙ってCMが7~8回程度割り込む感じになっている。

更に酷いのは:
 正味2時間割り当ての洋画の場合であっても45*2=90分=1.5時間ほどに詰めるから、話の筋もあったもんじゃ無い場合さえある(特に某TV局)。
 著作権の扱いはどうなってんだかなぁ・・・つい*2そんな事考える始末です。
 有料BSであっても削除無し/全編通しで見せるのならそちらを選ぶ・・・そういう選択肢が成立している事がよく解る時代と納得させられる・・・デスねぇ。

因みに:
 本ブログは、本ソネブロ:
   "風のふくおか"( "byKan" さん):"TV番組 時間割"
   (2022年5月30日付け)
   
に接して触発されたものです。

20220602:”サラ川” & ”ぼや川”(川柳) [気晴らし事]

 日常のいろんな場面を庶民眼から斜めながらも眺めた "本音のほとばしり" ・・・ それが川柳とも言える。
 つい最近、恒例のサラリーマン川柳(第一生命)・第35回ベスト10が公表されましたねぇ(今時、 "サラリーマン" って用語はないと想うけど)。
 ”8時だよ 全員集合!!” をもじったのが第一席を獲得した様です。
 どれもこれも作者の目の付け所に "ニヤついて" しまう。

 同じ用語配列の俳句の方は、作者の審美眼を通した "ゲージツ" らしいので、その眼の付け所が自分のと合わないと共鳴出来ない。 だが、川柳は庶民の目線だ。 共鳴全開とも言える。

ついでに・・・:
 NHKR1’ラジオ深夜便の金曜日23時台、大阪局担当の時に "真夜中のぼやき川柳"( "ぼや川" )があって、日常生活の場面を切り取った言葉(例えば "立つ" 等の日常動作)を題目とした視聴者応募の川柳を放送に乗せている。
 毎回1~1.5K句程の応募がある様で、紹介されるのは20句程だが、これがどれも "庶民のぼやき" を捉えて面白い。
 こんな洒落た番組を偶然に知ったのはそれ程昔の事では無かった。 大阪局ならではの番組ではなかろうか。 お高くとまった感じの東京局発ではこんな番組は作れまい。
 ご参考迄に。

ついでに・・・:
 お題:呟く
 ”川柳が平凡庶民のツイッター”(詠み手:"ゲージツ知らず" )

20220601:関口(せきぐち)教会 [雑感]

 "聖なる美" を表す教会建築ランキングでトップに "東京カテドラル聖マリア大聖堂" があげられていた(日経紙:2022年5月21日付け土曜特版)。
 この聖堂は "関口教会"(@東京都文京区)に付属するもので、故・丹下健三氏による設計図に基づき1964年に完成されたものだ。
 関口教会は町名由来でそう呼ばれるのだろうが、この界隈は東京都の基幹道路の一つである "目白通り" 沿いにあり、周辺には和敬塾(わけいじゅく)や椿山荘(ちんざんそう)、日本女子大学や複数の私立中高校が散在する文字通りの文教地域とも言える所だ。
 西側へは学習院や目白駅(山手線@JR東日本)へ続き、東に坂を下ると音羽通りに出て、向かいの丘の上には鳩山会館が望遠出来る。 この丘のずっと北側にはお茶の水女子大学があるし、また筑波へ移転する前の東京教育大学(=現・筑波大学)があった所だ。
 音羽通りを左側へ向かえば講談社本社、更に向かえば護国寺と、その周辺にはやはり私立校が散在する。 反対の右へ向かえば江戸川橋界隈で、その右手は "都の西北" へ繋がるって訳だ。

 旧友の一人が和敬塾に入寮していた事もあって、ここへは時に訪ねた事もあった。 今でも大勢の男子大学生の寄宿舎の役割を担っている筈だ。
 自分は無宗教派なので関口教会を訪ねた経験は無いが、この大聖堂が建築された敷地は、それ以前には一面の多くが芝生の広場で、周りの小中高校生の放課後に参集する格好の遊び場だった。 正に "来る者拒まず" だったが、それを知る協会関係者は今では殆どおられないだろう。

 この界隈は自分には青春時代の一端を想い起こす懐かしい所です。
 本日はやけに感傷的なブログになっちまって、申し訳ありません。
 ご訪問感謝致します。