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20200421:大林宜彦さん逝く(映画監督) [故人を悼む]

 肺がんで余命宣告されながらも映画造りに命を燃やした感じを受けずにはいられない。
 4月10日に逝去された。 享年82歳。
 
 賛否両論があったが、”賛派” には “熱狂的ファン” が多かった。
 自分は、例の “尾道3部作” の中では
   ”時をかける少女”(原作:筒井康隆)
の1983年実写映画(主演:原田知世)がお気に入りだ(少々恥ずかしい)。

と言うのも:
 自分は筒井康隆氏の “癖玉” 的な小説が好きな時期があった。
 で、今は大昔、IBMが運営していた今で言うところのSNS:”PEOPLE” 上、ミステリ・ジャンルで “笑犬楼” 氏と語り合った事があって、この方が実は筒井康隆氏であった事を後で知ってビックリした想い出がありました。

 “時かけ” は子供向けの単純明快/素直なSFと言う事で、実は読んではいなかったのですが、大林宜彦氏が造り上げた実写映画からは、主人公の “みずみずしさ” と、経験した事の無かった ”尾道時間” とでも言ったら良いのか、”時の流れ”( ≠ “SF時間” ) を感じた訳でした。

 訃報記事等で知ったのですが、あの大ヒットCM:”マン*ム” も手がけておられたとか。
 政治に対する立ち位置は異なるものの、ご遺作となった “海辺の映画館-キネマの玉手箱” は何が何でも観なくてはなるまい。
 黙祷。



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