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20200613:横田 滋さん 逝く [故人を悼む]

 5日に逝去。 享年87歳。

 北朝鮮によるあの拉致被害者(横田めぐみさん:失踪当時16歳)の父親として広く知られている。
 晩年は体調を崩し、川崎市内病院に入院治療されておられたが、今回のコロナ禍で、奥様である早紀江さんの日常とされていた毎日のお見舞いも停止されていた様だ。
 お二人にとってはさぞやご無念だった事だろう。

 "断腸の思い" とは安倍総理大臣の言葉だったが、"空々しい" もいいとこだ。
 だって、"結果として" 国はかっての小泉総理大臣訪朝結果以外、何の成果も得られていない。
 外交の世界の事だ。
 水面下で密かに交渉等手立てを尽くしていた筈だろうが、"政治は結果が全て" とは安倍総理大臣の普段からのお言葉だから、"国は何もしない" ・・・ としても何ら反論は出来ない筈だ。
 実際、幸運にも帰国出来た蓮池さんも "安倍政権は何もしていない" と仰っている。

 "国民の命を守れない" ・・・ ”国としての成り立ち" そのものが揺らいでいる気がしてならない。

 安らかにお休み下さい・・・としか言えない自分がもどかしい。
 黙礼。

追記:
 葬儀を終え、9日にはご遺族の記者会見が行われた。
 その席で、横田めぐみさんの弟の方が
  "何も手助けしていない人等が、国は何もしない等と批判めいた事等
  と言って欲しくない"

と述べておられた。
 これをニュースで観て聞いて、多くの読者の方々の批判を招くに違い無いとは想うものの、正直に申し上げれば自分は些かの違和感、いやむしろ誠に申し訳無いが "反撥" を感じてしまいました。
 確かに自分は署名と僅かばかりの支援金を申し入れただけの事しかやっていない。
 が、事は日本という "国の主権" が侵された犯罪だ。
 それに対して政府の結果としての無策/無成果を指摘する事に異論を言われたくは無い。
 そんな想いがしたのです。




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