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20201031:それは ”おかしい”(”消費期限間近食品” 購入促進プロジェクト) [ただの私見]

 我が国で一番大きなコンビニ・チェーン店が
  "エシカル・プロジェクト"
なるキャンペーンを行っている。
 記憶が曖昧だが、この春先辺りからじゃぁ無かったか。

 行きつけのチェーン店では最近 "ワインのつまみ" が豊富においてあって結構重宝しているんだが、さすがにこのプロジェクトの対象にはなっていない。
 このコンビニ・チェーン店等で使える特定カードで消費期限間近な食品を買うとポイントがつく仕組みらしく、効果として "食品ロス" を無くそうと言う事らしい。

 が、"素直な性格" とは言いかねる自分には "違和感" がある。
 それは違うんじゃないかぇ?

1."エシカル" ?
 果たして我が国のどれ程の人達が "エシカル" と聴いて即座に "倫理的な" と理解出来るのか。
 極めて疑問だ。
 こう言う用語を使う・・・って事は、多分この運動の概念は英語圏からの "輸入もの" と言う事で、"お里が知れる"。

2."どこが" エシカルなのか
 賞味期限間近食品を買う事が食品ロス削減につながる・・・確かに廃棄にまわる分が少なくなるという意味では。
 だが、何故に食品ロスが発生するのか・・・問題の根源は別だ。
 何故そこに迫ろうとしないのか。

つまりは:
 あれ程の売れ残し姿を無残にも曝してしている恵方巻き・・・の例を見ても解ろうと言うモノだが、賞味期限間近な食品が溢れているのは
  "需要以上に売ろう"
としているからだ。
 きれい事を並べているが、要するに "販促" に過ぎない・・・としか、自分には想えない。
 因みに我が家はこの種の食品には決して手を出さない。
 コンビニでは、多少は高くても文字通り便利な "不要不急とは真逆な" 商品だけを買う。
 消費者には買わない選択肢がある。
 "賢い" 消費者でなければ・・・

ところで:
 心の底から本気で "エシカル" を謳いたいのであれば、食品ロス削減に向けては需要ピッタシ・カンカンの "供給量を見極める" 方の効果が大きい筈だ。
 コンビニ本部が、膨大なPOSデーターを背景に特化した AI を活用して "エシカル営業" に取り組めば良い事だ。
 "エシカル AI" であれば、拡販/増販ばかり狙うこんなプロジェクトは提案しない筈だ。




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