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20210604:”GPT-3”(言語AI)を ”東ロボ君” に搭載したら・・・ [電脳サイエンス考]

 我が国の AI-プロジェクトの一つ:"東ロボ君"(2021年度東大入試合格 AI-ロボット)開発は "失敗" に終わっているが、どっこい、米国の "オープンAI"(非営利組織=NPO)が開発した言語AI:"GPT-3"(*1) を発展的に日本語版化して搭載したら、東大入試突破可能となるに違い無い。

 誰が観ても本物と間違えてしまう絵画や音楽の作画/作曲に特化した AI ・・・これはとっくに実現されている。 造形分野だって3Dプリンターと組み合わせれば名人作品を再現出来る AI だって実現されている。 チェス・囲碁・将棋等の頭脳対戦競技に至っては既に AI は人間様を凌駕している程だ。

そしてついに:
 言語を解する AI の実現は難しいとされてきたが、最近になってとてつもない進展を見せてきた。
 MS社等が資金提供してきた NPOオープンAI が開発したGPT-3は、人間の脳神経回路を可能な限り模倣して数千億の "単語" を、更に人間が一生かかっても読み切れない程の "文書" を読み取り、その "成り立ち" を記憶していて、人間の問いに対しての解答や、キーワードを与えれば最適な文書作成も可能との事だ。
 実際、プロのブロガー等に混じって投稿したブログのランキングで見事に首位獲得も遂げている。 その中身は生身の人間と変わるところを見つけるのは難しい(英語文だから自分にとっては尚更だ)

 このGPT-3開発には、卓越した開発アイデアと、東ロボ君プロジェクトとは桁違いの巨額資金が投入されて、自由自在に文書DB及びスパコン資源を使いまくった結果、驚異的な理解力を有する言語 AI の開発に至ったとされる。
 この分野の学識者をして、
  「すでに人間と同等レベルの言語能力を獲得している

と言わしめている程だ。 ここで言う "人間" が如何程の知識人に相当するのか迄は不明だが、知識の数だけを言えば人類の誰よりも進んでいる筈だ。

 そのアルゴリズムは公開されいて、活用するアプリが多数出始めているとか。
 そこで、その原理を日本語版へと展開して東ロボ君へ搭載したら、見事に復活、そして東大合格・・・って事になるに違い無い。

いやはや・・・:
 AI が人智を超えるシンギュラー・ポイントは "2045年" よりも早いのかも。 なぜなら人間の智の進歩は既に無いに等しいのに言語-AIは "いくらでも" 進歩出来るから(?)だ。
 そんな AI に
   ”人間は愚かな存在”

だって気がつかれでもしたら大変だ。
 まてよ・・・そんなSFがあったじゃないか・・・何だっけ? 最近、物忘れが酷くなって m(_ _)m
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(*1):"GPT" とは "Generative Pre-trained Transformer" で、"3" は "3代目" 。

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