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20211214:石原軍団は格好良かったが、石原派は・・・ [雑感]

 故・石原裕次郎さんは、敗戦の歪みを背負った古色蒼然たる昭和の時代から突如飛び抜けた存在で、とても格好良かったし、物騒な名前だが軍団のメンバーも規律正しく好感持てる方々ばかりだった。
 その多くが今でも現役で活躍されているのも頷ける。

 実兄である石原慎太郎氏については、小説家としては "太陽の季節" 以外はパっとしなかったが、政治家としては一筋縄いかない曲者で、好き嫌いがはっきり別れるお方と言える。
 残念ながら今は引退していて影響力は無い。

 慎太郎氏ご子息の長兄は自ら自民党の派閥を率いていたが、自分には彼がどんな政治的成果を収めてきたのか、全く記憶に残っていないし、人に依っては何の業績も無いとさえ言い切る事もあるそうだ。 そう言えば自民党幹事長を務めた事があった筈だが・・・

 その彼は先の衆議院選挙では小選挙区(東京)で野党統一候補に敗れ、比例区でも復活出来ず素浪人になってしまった。

と思いきや・・・
①現総理大臣とは仲が良かったのか、内閣官房参与の身分を与えられ(3日)、日給¥20K超を得る身分になったそうだ。
 観光政策に関わる参与との事だが、これ迄どんな政策立案実行してきた有識者か、全く理解不能だ。
 "聞く力" がご自慢の総理大臣のご様子だが、果たして何を聞くおつもりなのか・・・これも自分には理解不能だ。

②彼の政治団体がコロナ禍の下で業績不振に陥った企業向けの救済支給金を受け取っていた事が暴露されている。
 政治団体支給金を受け取っている事務所がよくもまぁ恥ずかしげも無く掠め取る・・・ってさえ想わざるを得ない。

 さすがに身内の筈の自民党内部からも批判が噴出し、あっという間に辞任せざるを得なかった(12月10日)。
 これで恐らくは石原派は壊滅になるんだろうが、その親分は晩節を極限に迄汚したねぇ。
 想い出すのは、コロナ感染時には一般人が入院治療を受けられずにいた時に優先入院治療を受けて回復されていたしねぇ・・・ "政治や" ってすっごく "お徳な身分" としか想えなかった。

 本来の政治家たらんとするのであれば、その心がけとして "先憂後楽" でなければならない。 その為の政策・制度設計・予算化・執行権限が与えられている筈なのだ。
 そこを制度上問題無いからといって、業績悪化に苦しむ中小企業を救済する支援金を濡れ手泡の如くに "掠め盗る" ・・・ これでは "先楽後憂" だ。
 "政治や" たる由縁だ。
 誠に失礼だが、石原家は裕次郎さん以外は "外れ" が目立つ様だ。
 へっ!