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20220606:味噌 [食]

 今のお若い方が味噌汁を好むかどうか、当方は知るよしも無いが、我がワイフ殿が "白味噌" 派なのに対して、自分は "赤味噌"、それも特に "八丁味噌" が贔屓だ(皆様方にとっては本当にどうでも良い事ですが・・・)。
 今は大昔、八丁味噌の製造現場を愛知県に訪ねた事があって、とてつもなく大きな "木桶" と発酵中に蓋を多数の "石" で重しをかける風景が忘れられない。 この方式だと大量生産は難しいが、何よりも "木桶に住み着いた発酵菌(← 所謂 "麹菌" という働き者)" は他の方法では得られないとも聴いた記憶がある。

 こんな事があって我が家の夕食時につく味噌汁は白味噌仕立てと赤味噌仕立てを交互に調理する事にしている。

ところで・・・:
 八丁味噌の製造風景を想い出したのは、醤油を木桶で作る醤油やさんのエッセイを読んだから:
   山本康夫氏:”醤油と木桶 食品は二刀流
   (日経紙:2022年6月1日付け朝刊文化紙面)

 氏は小豆島の造り醤油やさんで、木桶発酵醤油を世に出しておられる。
 プラ製タンクの方が効率は良いけど、木桶ならではの味わい醤油を製造し続けれる事を目指して "木桶の自前製造" 迄を手がける様になったそうだ。

 そう言えば "美味しんぼ" でも最新の "バイテク"( "バイオ・テクノロジー" )を駆使した高効率生産システムによる味噌と昔ながらの味噌を比べたお話があったっけ。
 何でも昔流が良いとは勿論限らないけど、こういう拘りを知ってしまうと、何かと "古い方" を応援したくなるのは歳のせいかもなぁ・・・

この話と関係ないけど・・・:
 自分は金属産地に地政学的な懸念が残るLi-イオン電池製である限りEVへの乗り換えはしない。
 これを超える電池が実用レベルで登場するにはまだ10年以上かかるだろうから、自分の年齢を考えると最早EVオーナーになる事は金輪際無かろう。
 古いけど革新技術を纏ったガソリン・エンジン車を乗り続ける方がLCA(ライフ・サイクル・アセスメント)で観た環境的にも、我が年齢的にも合理的だと確信しています。
 えへっ!・・・だ。

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