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20221018:今でも ”珊瑚礁K.Y落書き捏造事件”を覚えている( ”珊瑚礁白化” 記事を読んで ) [雑感]

 今に始まった事ではなかろうが、海水温の異常上昇に伴う珊瑚礁の白化が止まらない:
   "沖縄のサンゴ白化進む"
    -海水温が上昇、死滅も
  (2022年10月8日付け日経紙夕刊社会面)

 白黒写真ではあったが、無残に変わり果てた姿を見せつける珊瑚礁が写されていた。

 こんな記事に接すると、"既に不可逆" とも指摘する学識者も居るほどの海水温上昇は、人間という種が犯しているこの星に対しての "原罪" なのではないか・・・とさえ想ってしまう。

と、同時に・・・:
 "珊瑚礁に関わる事件" と言うと、自分の様な年寄りには直ぐさま1989年4月20日付け朝日新聞夕刊第一面に掲載された "サンゴ落書き事件" 記事の事を想い出してしまう(日付け:ネット調査で確認)。

 西表島@沖縄県の巨大な珊瑚礁の一つに
   K.Y.
と切り刻まれた落書きが撮影されていて、
   "何と愚かな日本人"

・・・って言う様な言い回しの記事だった事を今でも忘れないから不思議だ。

 この落書きに覚えの無い現地ダイバーの方々が "不審" に思って調査を重ねた結果、"取材" カメラマン及び記者の "捏造" 写真及び記事である事が判明し、朝日側は頑なに否定していたものの隠しきれなくなって事件報道後一ヶ月経ってやっとの事で "虚偽捏造" 事実を認め、謝罪。 "犯人" であるところのカメラマンの懲戒解雇、関係上司等の更迭、更には社長の辞任となった。

 この事件自体は、当時の法整備が万全で無かった事から "刑事犯" としての逮捕者を出さなかったのは、正直に言えば自分は
   "どうしてなんだ"

との想いがどうしても拭いきれない。

 これが契機となって自然環境保護の意識が高まり、環境省の役割がより重視される様になった(?)事が成果だったと言えるのか・・・そう言ってしまって "閉じて良いのか" どうか、自分には解らない始末だ。
 このモヤ*2感が収まらない限り、自分の "朝日嫌い" は止まる事は無い。

ついでに:
 例のTV朝日’朝の情報番組での "玉川発言" が契機となって、公器たるメディアで根拠の無いフェイクを垂れ流した場合の "罪と罰" が論ぜられる事を望む。
 報道の自由が優先される言論に関わる環境条件を明確にして貰いたい・・・言論&報道の自由が "無制限に、かつ無条件に" 許される筈も無いと想うので、一片の謝罪コメントで事を済まされては堪らない。

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